5月26日(日)は大阪にて、四国四県の日本酒蔵元初の合同イベント、「四国×酒国(しこくはしゅこく)2013」〜酒蔵ワンダーランドon大阪〜が開催されたがやき。
四国の蔵元57社(徳島11、香川7、愛媛21、高知18)がズラリと出展し、合計200種類以上のお酒が楽しめ、さらに徳島ラーメンや、骨付き鶏、じゃこ天、鰹のタタキらあの四国四県のうまいもんも堪能できるっちゅう、まさに四国が丸ごとやってきたような一大イベントながよ。
定員は、1000名を想定しちょったところ、前売りチケットだっけで1500枚が完売し、お申し込みをお断りせにゃならん事態になり、当日券ものうなってしもうたっちゅうがやき、こりゃまっこと嬉しい悲鳴ながやき。
さて会場の「梅田スカイビル ワンダースクエア1F広場」に、蔵元メンバーやフード出店メンバー、ボランティアスタッフらあが、朝10時に集合。
みんなあで打ち合わせしたり、準備をしたりで、大わらわながよ。
ちなみに、ワシゃあこの大イベントの総合司会を強引に頼まれたもんやき、進行やら何やらの準備や打ち合わせでテンヤワンヤながやき。
しかし、これっぱあだだっ広い、しかもオープン過ぎるばあオープンな会場で、1500人ものお客様が集まって、まともに進行できるがやろうかと、かなり不安になったがよ。
しかも、屋外イベントやき、天気が良かったがはラッキーながやけんど、陽が当たりまくりで暑いばあで、こんなくで昼間っから長時間(会は4時間半の長丁場)日本酒飲んで、みんなあ大丈夫ながやろうかと、これもちくと心配になったがやき。
さらに、予想はしちょったことやけんど、進行表がまったく司会者用になってのうて、結局ほとんどワシのアドリブに任いてもらうことになったがよ。
その上、12時半から受付開始してすぐ飲み食いOKながやけんど、13時から30分ばあの開会セレモニーにゃあ、各県の偉い手さんらあのご挨拶があるき、そこは飲食をストップさいてもらいたいっちゅう、無理難題まで押し付けられてしもうたがやき。
1500人の大阪の酒好きが飲みゆうがを30分間ストップさせるらあて、そりゃムチャな話しやと思うけんど、まあ無理なら無理でしゃあないろうと、もはや開き直ったがよ。
さて会場の準備は着々と進行し、舞台上にゃあ4県の鏡開き樽も並んだがやき。
各県の料理ブースも、準備バッチリながよ。
ちくと順番にご紹介すりゃあ、伊藤本舗の「しまなみ鯛出汁ラーメン」(愛媛)、土佐料理司の「鰹のタタキ」(高知)、白滝製麺の「半田そうめん」(徳島)、徳島ラーメン三八の「徳島ラーメン」(徳島)、本島活魚の「いいだこ煮付け」「ちりめん山椒」(香川)、コロ家の「讃岐肉まんコロッケ」「骨付き鶏」(香川)、吉野川オアシスの「阿波尾鶏のとり天」(徳島)、東雲かまぼこの「じゃこ天じゃこカツセット」(愛媛)、やきとり山鳥の「今治やきとり」「せんざんぎ」(愛媛)、鬼北きじ工房の「きじの焼き鳥」「きじ手羽のコンフィ」(愛媛)、三谷ミートの「土佐赤牛の味噌煮込み」(高知)、むらびと本舗の「はちきん地鶏の唐揚げ」(高知)、とさ千里の「サバ寿司」「鰹の土佐巻」(高知)と、まっこと充実のラインナップながやき。
高知県ブースも準備バッチリで、司牡丹ブースも4種類の日本酒と1種類のリキュールが、バッチリ用意されちょったがよ。
他県のブースも、準備万端のようながやき。
さて、先着200名様にゃあ各県産のお米(2kg)がプレゼントされるっちゅうことで、開場前に既に受付に行列ができちょったがよ。
さあ12時半にゃあいよいよ開場！
参加者の証明としてリストバンドを腕に巻いて、四県の全銘柄が入った特製お猪口を手にしたお客様が、会場にドッと雪崩れ込んできたがやき！
いきなりお酒ブースもお料理ブースも、黒山の人だかり状態！
アッちゅう間に広い会場は、お客様でいっぱいになったがよ。
しかも受付にゃあまだまだドンドンお客様が並びゆうがやき。
司会のワシとしちゃあ、まずはトイレやゴミ箱や喫煙の場所らあをご紹介し、チケットのルールや、「和らぎ水」のご紹介らあをさいてもうて、一応進行表の通り、各ブースのご紹介らあもさいてもうたがよ。
料理ブースの紹介に続いては、57蔵の社名と銘柄名を読み上げて紹介していくがやけんど、なかなか読みにくい銘柄が多いもんやき、結構大変やったがやき。
ほんで、いよいよ運命の13時。
開会セレモニーの時間ながよ。
いきなりワシから、「ご来場の皆様にお願いがあります！」っちゅうて、苦肉の策を訴えさいてもうたがやき。
「このイベントは、四国四県の蔵元が合同で開催する、初めてのイベントながよ。
今年は残念ながら四県ともに補助金は出してもらえざったけんど、是非来年第2回を開催するためにゃあ、各県からの補助金を何としてもいただきたいと考えちゅうがやき。
その四県の県庁の偉い手さんらあから、これからご挨拶をいただくがやけんど、その間のチビッとの間だっけ、どうぞ飲み食いを控えていただき、是非ともお話をお聞きいただきたいがよ。
来年第2回の開催のためにも、どうぞ皆さんご協力を何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ！」
だいたいこんな内容で、切々と訴えさいてもうたがやき。
ほ いたら結構ご理解いただけたようで、舞台近くの前の方のお客様は皆さん飲み食いの手を休め、真剣に聞いてくださったがよ。
まっことご協力に感謝申し上げますぜよ！
まあ、後ろの方のお客様はズ〜ッと飲み食いされよったけんど、前の方の3分の1近い方々が手を止めて聞き入ってくださったき、大成功といえるがやないろうかのう。
まずは主催者を代表して、日本酒造組合中央会四国支部の吉田支部長さんに、ご挨拶いただいたがやき。
続いてはご来賓のお祝辞で、各県の知事さんの代理の方と各県のゆるキャラにご登壇いただいたがよ。
まずは徳島県の齋藤副知事さんと「すだちくん」、お次は香川県うどん県政策部の西原部長さんと「あおおに君」、そん次は愛媛県の愛のくに・えひめ営業本部の加藤本部長さんと「みきゃん」、最後は高知県産業振興推進部の中澤部長さんと「くろしおくん」にご登壇いただき、お祝辞を頂戴したがやき。
皆さん、会場からのプレッシャーが強かったか知らん、お祝辞がかなり短めやったがよ。
続いては鏡開きのセレモニーながやき。
各県3〜5名のご来賓の方々をご紹介さいてもうて、それぞれの県の四斗樽の後ろにお立ちいただいたがよ。
ありゃ？進行表にゃあ「鏡開き」としか書いてないけんど、誰が音頭を取るがやろ？
まあえいか、ワシがやっちゃれ！
会場の皆さんもご一緒に、「ヨイショ！ヨイショ！ヨイショ〜！！」の掛け声と共に、見事に四つの鏡が開かれたがやき。
さあこれで開会セレモニーも無事終了し、あとは皆さんご自由に飲み食いいただける大宴会ながよ。
ちなみにこの時点でまだ13時15分やって、ホンマはセレモニー終了は13時半過ぎばあまでかかる予定やったがやに、こぢゃんと早うに終わったき、お客様も皆さん大悦びやったがやき。
会場に繰り出したゆるキャラくんらあも、なかなかの人気者になっちょったがよ。
さあそっから後は、お客様もドンドン増えてくること、増えてくること！
高知県の蔵元ブースも黒山の人だかりになっちょったがやき。
そんな合間にも、ワシゃあハンドマイク片手に会場を回り、各ブースの紹介らあをさいてもうたりしたがよ。
途中でたくさんの知り合いのお客様や司牡丹ファンのお客様や、高知からご参加いただいたお客様らあにもお会いできたがやき。
わざわざご参加いただき、まっことありがとうございますぜよ！
そんな皆さんが、あまりに楽しそうに、美味しそうに飲まれゆうもんじゃき、こりゃワシも飲まんと会場全体の空気とシンクロできんなってくるきに、お酒をもうて飲まいていただいたがよ。
やっぱしこういうイベントの司会は、お客様との一体感が大事やき、ワシゃあ飲みもってやるべきやと思うがやき。
司会の合間に、アチコチでお客様と一緒になって、美味しいお酒を酌み交わし、ガンガン飲まいてもうたがよ。
14時半にゃあ、各県のアトラクションがスタート。
まずは高知県の「よさこい」ながやき。
高知県を代表するよさこいチーム「ほにや」の県外チーム、「関西ほにや」の皆さんが、まずは「正調よさこい鳴子踊り」で入場ながよ。
お次は、昨年の「よさこい祭り」で金賞を受賞した、「未来夢絵巻」を踊られたがやき。
その力強うて、かつ華麗な舞いに、お客様も思わず食い入り、ウットリされちゅう方々もおられたがよ。
その次は徳島県で、「阿波おどり」の入場ながやき。
あまりにシンプルな踊りやに、そん中に見事に面白さや味わい深さが潜んじゅう、ある意味究極の踊りながよ。
しかも音楽は最強の二拍子で、この単純なリズムの繰り返しが、酔っぱらいの脳ミソを刺激して原始の記憶を呼び覚ますか知らん、皆さん一緒になって踊りだいたがやき。
続いての香川県は、残念ながらアトラクションはなしっちゅうことで、ゆるキャラの「あおおに君」と県の方々がご登壇され、PRをされたがよ。
ワシも司会者として、ちくとイジらいてもうたがやき。
香川県の皆さん、申し訳ございませんでしたぜよ！
ラストの愛媛県は、まずは壇上にてちくとPRをされ、続いては「エイサー」隊の入場ながよ。
愛媛県の大阪県人会の方の呼びかけで、今回のイベントのボランティアスタッフになってくださった方々が沖縄の「エイサー」を踊られゆう皆さんやったっちゅうことで、愛媛県のアトラクションとして踊っていただくことになったようながやき。
ワシも、「なんで四国のイベントに沖縄のエイサーながな？・・・らあて、かたいこと言わんとってよ！お手伝いしてくださったがやき、当然やいか！何やったら沖縄県さんにゃあ九州を脱退してもうて、四国に入ってもうたちかまんぜよ！」っちゅうてご紹介さいてもうたがよ。
その後は、調子のえいエイサーの音楽が鳴り響き、だんだんお客様もノリノリになってきて、またまた一緒になって、1人2人・・・と踊りだいたがやき。
あれよあれよっちゅう間に、踊りの輪は広がっていき、気がつきゃあワシの見える範囲の人はみんなあ踊りよって、まるで幕末の「えいじゃないか」状態！
「くろしおくん」も、ちんまい子供らあも、リズムにのって踊りまくりやったがよ。
この瞬間、会場全体が強い一体感に包まれたことを強烈に実感し、このイベントは大成功やと確信したがやき。
ボランティアスタッフの「エイサー」隊の皆さん、まっことありがとうございましたぜよ！
アトラクションも終了し、残り時間は30分を残すのみながよ。
さすがにどのお酒も、どのお料理も、売り切れが続出しちゅうようやったがやき。
司牡丹も、かなり多目に用意しちょったつもりやけんど、ほとんど完売に近い状態やったがよ。
あちこちにマグロのように横たわっちゅうお客様もおられたけんど、皆さんまっこと幸せそうな寝顔で泥酔されちょったがやき。
ところでワシゃあ司会しもって、あちこちでお客様とお話しさいてもうたがやけんど、皆さん真剣にご意見をくださったり、ホンマに嬉しそうに悦びの声を伝えてくださったりしたがよ。
こりゃあアンケートをいただかにゃあ、こんなもったいないこたぁないっちゅうことで、急きょアンケートをいただくことを発表さいてもうたがやき。
運営スタッフからの、「アンケート用紙がない」っちゅう意見は、「配置図らあの裏の白いくに書いてもうたらえいやいか！」っちゅうて却下し、「あちこちでアンケートを渡されたち一元管理ができん」っちゅう意見は、「ワシんとこに集める！」っちゅうて却下し、もはや暴君司会者ながよ。
会場と一体となってシンクロした酔っぱらい司会者は、こうなりゃあもはや最強の支配者ながやき！
「アンケートを出してくださった方の中から、抽選で何名かの方々にお酒が当たり、後日ご自宅に届けます！」っちゅうて買収さいてもうたがよ。
10名ばあ集まりゃあえいろうと思いよったがやけんど、30名を超える方々にアンケートを出していただけたがやき。
皆さん、ご協力に心から感謝申し上げますぜよ！
こうして17時半、四国清酒懇話会の斎藤会長のご挨拶で中締めし、無事お開きとなったがよ。
ちくと名残惜しそうで、それでいて全身から幸せそうな笑顔が滲み出しゆうような姿で、皆さん帰路につかれたがやき。
ご参加いただきました皆さん、そしてご協力いただきましたスタッフの皆さん、まっことありがとうございました！感謝感謝ながよ！
ほいたら最後に、いただいたアンケートの中から悦びの声をほんの一部、以下にご紹介さいていただきますぜよ。
●「四国×酒国」酒蔵ワンダーランドin大阪(onは間違い)！こんな素敵なイベント初体験！！！！！今年の夏は四国に行くことを決めた！四国LOVE 阿波おどり、よさこい、うどん、馬路村、エイサー！さけ！！最高！！
●とおっても、とおっても楽しかったよ。四国を五国にも気に入った！日本は1つだ！！また、本年中に開催してね。切に希望します。
●踊りがあったのが、すごくこの会を盛りたてたと思います。四国のお酒おいしい！！！！
●すごく良いイベントでした。お酒だけじゃなく食べ物もよかった。
●各県のパフォーマンスがすごく楽しかった。(香川県頑張れ！！)料金的にも、いろんな意味ですっごくお得なイベントで楽しかったです。ありがとうございます。
●とってもいいイベントでした。ただの酒飲みですが、四国の酒蔵を知るのみならず、四国の踊りなど文化なども楽しめて、予想以上にすごく楽しめました。そして、やはりお酒と踊りは相性がよく、これだけ様々な技術が発達した現代においても、僕ら日本人は根本的に変わらないなあと再確認しました。今回が第1回とのことですが、来年、いや今年中に第2回の開催を楽しみにしています！四国、サイコー！
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック！
司牡丹酒造株式会社
TEL:088-802-3008)さん。
「伝え方が9割」(佐々木圭一 著 ダイヤモンド社 2013年2月28日発行 1400円＋税)をご紹介しますぜよ。
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