4月14日(火)は、我らが小阪裕司先生(
http://www.kosakayuji.com/)が主宰されゆう「ワクワク系マーケティング実践会」の創立15周年記念の1DAYセミナーと、記念パーティが開催されたがやき。
10時過ぎにゃあ、会場の新横浜国際ホテルに、会員の皆さん50名ばあが集まられたがよ。
小阪先生が2年半ぶりに新ネタの1DAYセミナーを、しかも15周年記念として開催されるっちゅうことで、まっこと楽しみながやき。
この15年間に、延べ数千人の会員さんとその実践をサポートされ、現在新横浜のサロンで閲覧できるエントリー事例だけやち4000件を超え、実践と結果を研究して普遍性を見出だし再現性のあるもんにして博士号をとられ、様々な活動に取り組み吸収されてきた小阪先生が、「ワクワク系成功のパターン」っちゅうタイトルでのセミナーを開催されるっちゅうがやき、こりゃ何が何でも聴かにゃあイカンがよ。
しかも、小阪先生ご自身が、「これ聴いちょかんとマズイよね。ホントに聴いちょかにゃあ、こういうこと、全然気づいてないがやないろうか。」「70人(大阪会場とあわせて)しか聴かんらあて、7年後にゃあ会員さんの半分の会社がなくなるがやないかと思うて・・・怖い。」とまでおっしゃられたっちゅうがやき、こりゃあますます聴いちょかにゃあっちゅうことながやき。
さて、10時半からセミナーがスタート。
セミナー中の写真や映像撮影らあは禁止やき、画像がないがはお許しくださいや。
とにかく、昼食や休憩があるっちゅうたち、10時半から16時半までの6時間の長丁場やき、このブログでその全貌をご紹介することらあ不可能ながよ。
以下にその抜粋を、ちくとご紹介さいていただきますぜよ。
まず、このセミナーのテーマとトピックは以下の通りながやき。
●7年後に生き残り、その後も長う愉しゅうワクワク系商いを続けるために、知るべきこととやるべきこと。
�仝従�認識と将来ビジョン:これからの社会の変化とワクワク系商いの今後の姿とは。
�∈能斗廛侫譟璽爛錙璽�:“系”と“パターン”に基づくワクワク系成功のパターンとは。
�６饌療�な実践に向けて:2大テーマ「仕組み作り」と「人材育成」の今後の取り組みとは。
ほんで小阪先生は、まず最初にアラン・ケイさんの言葉を挙げられるがよ。
「Point of view is worth 80 IQ points.」
こりゃあ、「視点っちゅうもんは、IQの80ポイントに匹敵する」っちゅう意味ながやき。
通常IQ130以上が天才で、140以上が超天才と言われるらしいきに、「視点」を得ることができりゃあ、大抵の人は超天才並みになれるっちゅうことながよ。
まさに「パーソナルコンピュータ」っちゅう概念を発明した、アラン・ケイさんならではの言葉ながやき。
この概念が発明されてなけりゃあ、今のアップルもマイクロソフトもないがやきにのう！
ほんで小阪先生は、商いにとって最も大切ながは「視点」やと、この15年間で気づいたっちゅうがよ。
視点さえ間違うてなけりゃあ、他が大したことのうたちえい線いくけんど、会社のトップが視点を間違うてしまやあ、全てがパーになるっちゅうがやき。
次に社会の変化についてやけんど、今の社会にゃあ2つの変化が訪れちゅうっちゅうがよ。
すなわち、「人口減少社会(×高齢社会)」っちゅう量的変化と、「心の時代(Beingの消費社会)」っちゅう質的変化ながやき。
さらにその上に、「劇的なテクノロジーの進化」がかぶさってくるがよ。
テクノロジーの進化は、人々の思考と暮らしの様式を変えてしまうパワーがあるがやき。
ほんじゃき、これからの時代は、物凄いスピードで、暮らしが様変わりしていくっちゅうがよ。
その進化のスピードは、1次関数的に考えてしまいがちやけんど、実は指数関数的な進化やき、これまでの15年分の進化がこれからの7年で起こるっちゅうことながやき。
ほんじゃき、以前から小阪先生が伝えられよった「2つの道」の、どちらに進むかを、待ったなしで選らばにゃあイカンっちゅうがよ。
その2つの道たぁ、1つは「ニーズ対応と利便性提供の商い」、「インフラ→利便性(安さ含む)」の商いで、こちらの道は、アマゾンとセブンイレブンっちゅう超巨大な2強がおるがやき。
もう1つが、ワシらあの進むべき道で、「価値創造(需要創造)と顧客(ファン)作りの商い」、「心の豊かさをもたらす」商いながよ。
小阪先生は、「このどちらでもないもの」が一番イカンがやけんど、いかにまだまだそういう会社や店が多いことかと、嘆かれるがやき。
ほんで、そういう店や会社は、7年後にゃあ消えてしもうちゅうろうっちゅうがよ。
次に小阪先生は、「今、最も大切な“商いの見方”とは」についてを、図を示されて語られるがやき。
ピラミッドの一番下は、「価値創造と顧客創造(仕組み作りと人材育成)」であり、より大事なもんとして、その上に「ひとにフォーカスする」っちゅう「基本的な視点」を挙げられるがよ。
この2つが、商いの「技術」にあたるっちゅうがやき。
ほんで、さらに大事なもんとして、その上に「われわれは“商い”をしている」っちゅう「より根本的な視座」を挙げられ、さらに一番頂点に「役割」(志であり、選ばれる理由)を挙げられるがよ。
この2つが、商いの「精神」にあたるっちゅうがやき。
今後、劇的に変わっていく社会の中で、こういう「商いの見方」ができにゃあイカンっちゅうがよ。
ちなみに小阪先生は、「商い」と「ビジネス」は、全く違うっちゅうがやき。
ここでいう「ビジネス」たぁ、欧米的な、アングロサクソンのビジネスっちゅうことながよ。
アングロサクソンのビジネスの世界じゃあ、「買い物」は「苦痛」であり、「カスタマーペイン」っちゅう言葉もある通り、「支払い」は「痛み」やっちゅうがやき。
一方ワシらあの「商い」じゃあ、「買い物」は「エンターテイメント」であり、「支払い」は「感謝・お礼・等価交換」やと考えるがよ。
また、「ビジネス」じゃあ「売り手と買い手の関係性」は「駆け引きの相手」であり、「仕事」は「お金を得る手段」と考えるけんど、ワシらあの「商い」じゃあ、「売り手と買い手の関係性」は「仲間・師匠と弟子」であり、「仕事」は「生きがい」やと考えるがやき。
確かに、アングロサクソンの生み出したスーパーマーケットっちゅう業態を見りゃあ、買い物を苦痛やと考えちゅうことがよう分かるっちゅうがよ。
このアングロサクソンの視座から積み上げられ、考えられたビジネスは、価格訴求に行かざるを得んやろうっちゅうがやき。
ほんじゃき、「ビジネス」は「戦い」であり、「商い」は「悦び」やっちゅうがよ。
けんど、アングロサクソンのビジネス的発想に完全に征服されちゅう大学やら経営学は、こういう「商い」の視座に立つことすらできんと、小阪先生は嘆かれるがやき。
次に、今のお客様はお金を使う先を選別しゆう、選別消費の時代やとして、そんな時代に「選ばれる存在」にならにゃあイカンっちゅうがよ。
ほんで、そのためにゃあ、�‘団蠡真瑤冒�ばれる、��3つの要素(ハート、お金、時間)で選ばれる、�Ｂ仂櫃箸靴徳�ばれる、ちゅう3つやっちゅうがやき。
さらに、「ワクワク系商いの今後の姿」として、「選ばれていくためにどう進化していくか」っちゅう方向性、� 崗譟弉宗↓◆崑慮魁弉宗↓�「共創」化を挙げられるがよ。
忘れちゃあならんがは、その上に「テクノロジーの進化」と「海外との関わり」が掛け合わされるっちゅうことながやき。
「場」化のためにゃあ、「コミュニティ」と「実践」と「知識と情報」が必要であり、「体験」化のためにゃあ、「道具」と「体感覚」と「知識と情報」が必要であり、「共創」化のためにゃあ、「コミュニティ」と「創造のネタ」と「発表の機会」が必要やっちゅうがよ。
続いては、いよいよメインのトピック、「“系”とは」ながやき。
まず小阪先生は、森の中の生態系の図を示され、「商い」もこれと同じ「系」やっちゅうがよ。
けんど、99.9％の人が、「商い」を「系」として見てないっちゅうがやき。
ちなみに「系」たぁ、必ず要素間の因果関係があり、全ての要素がつながって、時間軸の中でグルグル回りゆうっちゅうもんやっちゅうがよ。
ほんじゃき、「系」に不可欠なもん(特質)として、�〕彖如↓∩蠍澪醉�(因果関係)、��時間軸、の3つを挙げられるがやき。
「ワクワク系」じゃあ、人の行動(買うという行動)だけが売上をつくるとして、人が行動を起こさん理由は、「ハードルが高い」か、「動機づけが弱い」か、どちらかしかないと考えるがよ。
人の行動以外に売上をつくるもんらあないがやけんど、世の中の会社や店のほとんどは、まだここにすら立ててないっちゅうがやき。
ほんじゃき「ワクワク系」じゃあ、「生涯顧客数×生涯消費」、「顧客数×年間利用金額(平均)＝年商」っちゅうんを、こぢゃんと大切なもんやと教えちゅうがよ。
ほんで小阪先生は、「顧客数の系」っちゅうんを、みんなあで考えてみろうっちゅうがやき。
「顧客数」を増やすためにゃあ、どんな要素があるかっちゅうがよ。
「認知度」はどうか？
「認知度」が上がりゃあ「顧客数」は増えるかっちゅうたら、直接的な因果はないがやき。
「お客様の悩みを知っちゅう度合い」はどうやろう？
これも直接の因果はないけんど、「お客様の悩みを知っちゅう度合い」が上がりゃあ、「お客様にとってのお役立ち度」が上がり、それが「顧客数」アップにつながるっちゅう因果ながよ。
さらにそうやって「顧客数」が増えりゃあ、さらに「お客様の悩みを知っちゅう度合い」が増え、さらに「お役立ち度」が増え、さらに「顧客数」が増えるっちゅう具合に、各要素がつながってグルグル回りゆう(フィードバックループ)っちゅうがやき。
これが、「商い」を「系」として考えるっちゅうことやっちゅうがよ。
ほんで、超重要なことやとして、「商いを系として捉えてないと起きる3つの問題」を示されるがやき。
�〔簑蠅魄�き起こし続けてしまう
�¬簑蠅慮彊�を間違えてしまう(問題の原因をすぐ近くに探してしまう)
��最も効果をもたらす要素を排除してしまう
さらに小阪先生は、「人間の頭は、因果を自動的に追えるようにはできてない」っちゅうて、その危険性を指摘されるがよ。
ほんじゃき、物事を「系」として考えるクセをつけちょかにゃあイカンっちゅうがやき。
この「系」っちゅう概念は、なかなか難しゅうて理解しづらいかもしれんけんど、こうやって説明を聞いちょりさえすりゃあ、「視点」はできるき、まずはそれで大丈夫やっちゅうがよ。
お次は、2つめのメイントピック、「パターン」ながやき。
まずは、建築家クリストファー・アレクサンダーさんの「パターン・ランゲージ」っちゅう書籍を紹介されるがよ。
クリストファーさんは、世界中の「いきいきとした町」や「いきいきとした空間」や「いきいきとした建物」にゃあ、共通したパターンがあるっちゅうがやき。
ほんで、その共通したパターンを253も見つけだして本にしたがが本書やっちゅうがよ。
「日の当たる場所」「小割りの窓ガラス」「自分を語る小物」・・・等々があるっちゅうがやき。
ほんで、これと同じように「商い」にも「パターン」があるっちゅうがよ。
つまり「パターン」たぁ、ある事象を成り立たせちゅう抽象的な要素、または要素の組み合わせ、規則性やとして、ある事象の中に繰り返し現れるもんやっちゅうがやき。
ほんで、「パターン」で考えられるようになりゃあ、�／燭陵彖任筝彊�をつかむことができる、��異業種や様々な事例からヒントを得られる、��ワクワク系の多店舗展開が容易になる、ちゅうがよ。
さらに、「ワクワク系の“成長パターン”とは」について語られるがやき。
例えば、成長していくとサロン化が進んでいく店とかっちゅう具合に、今後さらに研究を進めて、「ワクワク系成長のパターン」を、4種類ほど提示できるがやないろうかっちゅうがよ。
ほんで、「ワクワク系で成功するパターン」は、まず「商いは“系”であることの理解」と「ワクワク系の“系”の理解」があり、次に「ワクワク系のパターンの理解」と「自社のパターンの理解」があり、その上で「現場での具現化」、「実践の2本柱(価値創造と顧客創造)」と「仕組み作り」が必要やっちゅうがやき。
こっから後は、具現化の話で、具体的な実践に向けての2大テーマ、「仕組み作り」と「人材育成」の今後の取り組みについて、たっぷりと語られたがよ。
ほんでラストに、再びアラン・ケイさんの次の言葉を挙げられ、締め括りとされたがやき。
「未来を予測する最善の方法は、自らそれを創り出すことである。」
こうして万雷の拍手の中、小阪先生の15周年記念セミナーは終了したがよ。
小阪先生、ワシらあにIQ80ポイント分に匹敵する素晴らしい「視点」を与えてくださり、まっことありがとうございました！
感謝感謝ながやき！
さてその後は、会場を変えて、17時から、15周年記念パーティながよ。
会場前にゃあ有志の方々からのお祝いのお花らあも飾られちょったがやき。
さてパーティ会場に皆さんが揃われ、まずは小阪先生の開会のご挨拶。
ほんで、ビールが配られ、みんなあで乾杯したがよ。
もちろんワシからお祝いとしてお届けしちょった、「司牡丹・槽掛け雫酒」(純米大吟醸原酒)も出され、皆さん大悦びやったがやき。
ほいたら突然、ドリカムの「HAPPY HAPPY BIRTHDAY」が流れ、みんなあ席を立って、大拍手ながよ。
実はこりゃあ、有志の会員のサプライズで、15周年おめでとうの感謝のセレモニーながやき。
代表の方が、小阪先生と青野さんと事務局の皆さんに感謝の言葉を述べられたがよ。
続いて全員で、ゆずの「栄光の架け橋」を大合唱！
その後、ホテルのスタッフの方が、小阪先生と青野さんの似顔絵の入ったケーキを運んで来られ、みんなあで「ハッピーバースディ」の歌を大合唱ながやき。
小阪先生と青野さんがケーキのローソクの火を吹き消して、拍手喝采！
続いて、青野さんの涙を流しもってのご挨拶ながよ。
お次はムチャブリ、小阪先生にビートルズの「ALL YOU NEED IS LOVE」を歌うていただき、みんなあで一緒に大合唱ながやき。
最後は「おめでとうございます！」と大拍手で、サプライズセレモニーは終了したがよ。
ちくと進行はグダグダながら、心のこもった、まっこと感動的なセレモニーやったがやき。
さあその後は、飲んで食べて語り合うて、飲んで食べて語り合うて・・・大盛り上がりになったがよ。
お料理もなかなか美味しゅうて、司牡丹の大吟醸も進むこと、進むこと！
そんなパーティの途中に、何名かの方々が会場外に呼び出され、15周年記念のインタビューに応えたがやき。
ワシも呼ばれたがやけんど、既にかなりの酔っぱらいになっちょって、ちくとロレツがまわらんかったがよ。
再びパーティ会場に戻んて、またまた飲んで食べて語り合うて、飲んで食べて語り合うての大盛り上がり！
小阪先生もアチコチのテーブルを回られ、満面全身笑顔やったがやき。
こうして19時過ぎ、小阪先生から中締めのご挨拶があり、15周年パーティは無事お開きとなったがよ。
その後は、もちろん有志のメンバーで、2次会に繰り出し、さらに大盛り上がりやったがやき。
小阪先生、青野さん、ワクワク系事務局の皆さん、15周年まっことおめでとうございましたぜよ！
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック！
司牡丹酒造株式会社
TEL:0553-23-3615)さんにて、『司牡丹のお酒と「和菜屋 宴」の料理を楽しむ会・第9回』が開催されたがぜよ。
