10月3日(土)は、高知県民体育館にて「第50回土佐はし拳全日本選手権大会」やったがやき。
本来は、毎年10月1日の「日本酒の日」に開催しゆうがやけんど、今年は50回っちゅう記念の大会やき、土曜日開催に変更したがよ。
ちなみに「土佐はし拳(はしけん)」たぁ、土佐の宴席でのお座敷遊びのひとつで、対戦者2名が向かい合うて座り、朱塗りの箸を3本ずつ隠し持って、相手に見えんように何本か持って出し合うて、互いの箸の合計を当て合うっちゅうゲームながやき。
ほんで負けた方が土佐酒が注がれた杯を飲み干すがやけんど、通常土佐の宴席じゃあ、宴会の後半に「はし拳」は始まるき、みんなあ既にかなり酔うてからやるもんやき、負けた方が飲むがが罰杯になるがよ。
そのお陰で、土佐の宴席は酒が出るピークの山が2回あるっちゅうて言われるがやき。
そんな「土佐はし拳」は、江戸時代の末ばあから始まったと言われちょって、それを競技大会にしたこの「全日本選手権大会」は、昭和38年から毎年(3回だっけ中止あり)開催されよって、今回で第50回を迎えるがよ。
主催は、高知県酒造組合と(株)高知新聞社のダブル主催ながやき。
さて、酒造組合のメンバーは朝9時ばあから会場の準備と設営やったがよ。
会場中央にゃあ大土俵を設営し、舞台にゃあ土佐酒18銘柄の飾り樽らあをズラリと並べ、小土俵も8土俵分を準備して、各土俵にゃあ軍配や箸やお酒らあを用意し、さらに表彰のトロフィーやタテらあもズラリと並べ、いよいよ準備万端ながやき。
11時半からは受付開始で、ゾロゾロと「拳士」らあが県内各地から集まって来られたがよ。
今回は50回っちゅう節目の大会やき、ご参加者の皆さんにゃあ、1チームに1セット「50回記念の箸」(6本)がプレゼントされたがやき。
今回のご参加者は、83チームで249名やったがよ。
ほんでこれから、先鋒、中堅、大将の3名による団体戦トーナメントと、個人戦トーナメントが開催されるがやき。
さて12時半にゃあ開会して、まずは優勝旗と優勝カップが、昨年度の団体優勝チームと個人優勝者から返還されたがよ。
続いては主催者挨拶。
高知県酒造組合の理事長であるワシからと、高知新聞社の片山専務さんからのご挨拶があったがやき。
続いてはご来賓の皆様のご紹介があり、お次の名誉会長挨拶は、名誉会長の尾崎知事さんがご公務でご欠席やき、司会の松尾さんが代読されたがよ。
お次は、審判長による競技方法説明があり、三本の箸を高々と掲げての「拳士宣誓」があったがやき。
ここでちくと出し物があり、料亭「濱長」の芸妓さんによる「はし拳節」の披露があって、皆さん画像を撮りまくりやったがよ。
ほんで、中村審判長さんと、50回全ての大会に連続出場されちゅう90歳超えの西森泰恵さんによる模範試合が、中央の大土俵にて行われ、「はし拳の神様」同士によるアツい闘いに、いよいよ会場は熱気を帯びてきたがやき。
さあ、13時ちょい過ぎばあから、いよいよ団体トーナメントのスタートながよ。
会場に設置された8つの土俵に分かれて、83チームがこぢゃんと威勢よう拳を打ちはじめりゃあ、場内はイッキに熱気ムンムン!
「いらっしゃい!」「くるかよ!」「3!」「ウメ(5)よ!」・・・ちゅう具合に、あちこちで喧嘩腰やったり、また静かな闘志を燃やす戦いがあったりと、熱戦が繰り広げられたがやき。
早速、「濱長」の琴魚姐さんと「はし拳の神様」西森さんとの対決があり、観覧者やマスコミのカメラらあも集まり、シャッターが切られまくりやったがよ。
ほいたら、どこで知ったかしらん、20数名ばあの見学客が来られたがやき。
県外からの観光客の方々やって、是非「はし拳」を教えてほしいっちゅうことやったき、この後で使う予定の特設土俵を使うて、急遽ワシがレクチャーさいてもらうことになったがよ。
「はし拳の神様」西森さんも、急遽お手伝いに参戦してくださり、ワシと2人で模擬戦やレクチャーらあをさいてもうて、大盛り上がりに盛り上がり、皆さん大悦びやったがやき。
わざわざお越しいただきました観光客の皆さん、そして西森さん、まっことありがとうございましたぜよ!
14時半過ぎばあにゃあ、団体戦の上位4チームが出揃うたところで、続いては個人戦ながよ。
団体戦で敗退したち、まだまだ個人戦にゃあチャンスはあるき、皆さんの表情は真剣そのもの。
249人が8つの土俵に分かれて、威勢よう拳を打ち合うたがやき。
ちなみに途中から、早々に敗退した方々向けに、段位取得のためのの特設土俵も設けられ、周りに応援団やら観覧者らあがグルリ取り巻いて、こぢゃんと盛り上がっちょったがよ。
こうして16時半ばあにゃあ、個人戦もベスト4が決定し、いよいよ名誉ある中央の大土俵を使うた、団体戦準決勝のスタートながやき。
準決勝2試合と3位決定戦が行われ、いずれも白熱した試合展開でこぢゃんと盛り上がり、さあついに団体戦決勝戦ながぜよ。
何と!「村の集会所グリーン」チーム対「村の集会所パープル」チームっちゅう、仲間同士の決勝戦となったがよ。
しかも皆さん、若い人ばっかしのチームで
全6チームのうち2チームが決勝進出っちゅう快挙ながやき。
結果は、「村の集会所グリーン」(下村和香さん・濱口明久さん・山田直一郎さん)チームが見事勝利し、団体戦優勝を果たしたがよ!
続いては個人戦。
準決勝2試合が行われ、個人戦決勝戦は山下とおるさん(「ゆみちゃんくF」チーム)と吉村正孝さん(「安芸市観光協会A」チーム)との決勝戦やったがよ。
吉村正孝さん(「安芸市観光協会A」チーム)が見事優勝し、「第50回土佐はし拳全日本選手権大会」横綱に輝かれたがやき!
例年より遅い17時ばあに全ての試合が終了し、いよいよこぢゃんとめでたい表彰と賞品授与式ながよ。
まずは団体戦4位(敢闘賞)、3位、2位が表彰され、副賞の土佐酒が授与された(4位:1升瓶3本・3位:1升瓶6本他・2位:1升瓶18本他)がやき。
ほんで見事優勝された「村の集会所グリーン」(下村和香さん・濱口明久さん・山田直一郎さん)チームにゃあ、賞状、優勝旗、優勝カップらあに加え、副賞として土佐酒1升瓶36本他が授与されたがよ!
続いての個人戦表彰は、小結4名に賞状と副賞の1升瓶3本、関脇2名に賞状と副賞の1升瓶6本他、大関1名に賞状と副賞の1升瓶12本他が授与され、見事優勝し横綱になられた吉村正孝さん(「安芸市観光協会A」チーム)にゃあ、賞状、優勝旗、優勝カップらあに加え、副賞として土佐酒1升瓶36本他が授与されたがやき!
入賞、並びに優勝された皆様にゃあ、心からお祝い申し上げます!
そしてご参加いただきました皆様にゃあ、心から厚う感謝申し上げますぜよ!
ワシらあが撤去作業をしゆう合間、団体優勝の「村の集会所グリーン」チームの皆さんが、壇上にて歓喜のポーズで記念写真を撮られよったがよ。
18時ばあにゃあ撤去作業も終了し、ワシゃあお街へ移動。
大阪から「ぐるなび」の島村さんが高知にいらっしゃっちゅうっちゅうことで、19時ばあから「左」(高知市与力町1-9
TEL:088-872-5050)さんにて飲んだがやき。
「タルタルポテトサラダ」や「花ニラと原木椎茸の汁物」や「刺身盛り合わせ」らあの絶品お料理をいただきもって、「船中八策・ひやおろし」(超辛口・純米原酒)を酌み交わしゃあ、箸も杯も会話も止まらんなって、こぢゃんと盛り上がったがよ。
さらに「左」さんの後は、島村さんの知り合いの大阪の方が1年ばあ前に新しい店を高知にオープンさいたっちゅうことで、そちらに向こうたがやき。
Italian Bar「PIENO Settimo(ピエーノ セッティモ)」(高知市追手筋1-1-3
TEL:088-871-0141)さんっちゅうお店やったがよ。
こちらにて、「生ビール2リットル」っちゅうメニューがあったき、それっぱあは飲むろうっちゅうて、それを頼んだら、タワーみたいにそびえ立つ容器に入って出てきたき、ビックリやったがやき。
途中からは島村さんのお知り合いの店長さんも加わって、そっから後も飲んで食べて語り合うて、飲んで食べて語り合うて・・・こぢゃんと盛り上がったがは当然ながよ。
島村さん、わざわざ高知にお越しいただき、また遅うまでお付き合いいただき、まっことありがとうございましたぜよ!
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司牡丹酒造株式会社