司牡丹の社員は、1年ばあ前から全員「ミッションカード」ゆうもんを携帯しちゅうがよ。(写真)


ちなみにミッション(使命)は、「『土佐』『本物』『エコロジー』にこだわった美味しい日本酒を製造販売し、人々にワクワクするような日本酒の愉しさを伝道する。その結果、個人には元気と健康と幸せを、社会には潤滑で円満な人間関係をもたらし、世の中に進歩と調和をもたらす。」ゆうがぜよ。
ついでに社是は、「源・和・創・献」。ほんで本題に入ると、ウチの会社は毎朝(部署により夕方)社員が数名のグループごとに集まって、「グッド&ニュー」と「クレド」の読み合わせをしゆうがよ。
まず「グッド&ニュー」は何かゆうたら、数名のグループが輪になって、一人づつ「最近24時間以内に起こったグッドな(良い)こと」を順番に発表していくがぜよ。ほんで話すごとに全員で拍手。まあ、短時間で終わる、それだけの他愛もないことながやけど、毎朝これを続けよったら組織が変わるゆうがよ。
理論的に言うたら、毎朝グッドなことを探すクセがつくきポジティブ思考

確かにウチの会社も1年ばあ続けてみて、ポジティブ思考と共同体意識が社内にだいぶ定着してきたように思うぜよ。ほんで「グッド&ニュー」が一巡したら、次は「クレド」を読み合わせるがよ。読み合わせるゆうたち、ただ読むだけやとあんまり意味がないがぜよ。
まず、毎日「クレド」の中から1条だけ取り上げて、メンバーの誰かが読むがよ。次に全員が順番に、その「クレド」の内容について感じたことや考えていること、経験したこと等を自由に語っていくがぜよ。ほんで話すごとに全員で拍手。これも短時間で終わる、たったそれだけのことながやけんど、一人一人が「クレド」ひとつづつの内容について、じっくり考えることにつながるがよ。
ウチの「クレド」は21条あるきに、約1ヶ月で一巡する計算よ。これを続けることによって、「クレド」が真に社員全員の「腹に落ちる」がぜよ。
ほんで、「グッド&ニュー」も「クレド」も、考えてみたらどっちも「言葉」ながよ。前者は、お互いをありのままで認め合う「言葉」、後者は、価値観を共有し合う「言葉」。前者は母性的、後者は父性的とも言い換えられるろう。やっぱ人間いくつになっても、母性的な言葉と父性的な言葉の両方が必要っちゅうことやのう。
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司牡丹酒造株式会社
連載コーナー「酒飲みの言い訳 365日、明日も飲めるゼヨ!」
<8月5日>「ハコの日」「ハンコの日」
「8(ハ)5(コ)」の語呂合わせで「ハコの日」ぜよ。東京紙器工業組合が1991年(平成3年)に制定し、全国の紙器段ボール箱工業組合が実施しゆうがよ。スローガンは「この日ハコの日、ハコの日この日、8月5日はハコの日です。」やと。なかなかテンポがようて面白いスローガンぜよ。また、これも「8(ハン)5(コ)」の語呂合わせで、「ハンコの日」でもあるらしいがよ。
こりゃあこの日は、「ハコ」に入って、「ハンコ」が押されちゅう日本酒を飲まにゃあイカンぜよ!「ハコに入ってハンコが押されちゅう」酒ゆうたら、ちっくと高級酒になるけんど、吟醸酒よ。4合瓶(720ml)で2000円ばあ出しゃあ、化粧箱入りでラベルらあに社判が押されちゅう吟醸酒が手に入るぜよ。ほいたらツマミもリッチに、「ハコに入ってハンコが押されちゅう」もんを選ばにゃあ。
ムリやりまた語呂合わせで「8(はっ)5(こう)」やき、高級な発酵食品はどうぜよ。例えば高級なチーズもえいのお。実は意外にも、チーズはワインより日本酒の方が相性がえいがぜよ。チーズも日本酒も、乳酸菌とカビを使うた発酵食品やき。まあやってみて。大抵のチーズと日本酒はバッチリ合うきに。吟醸酒と高級チーズ。たまるか、セレブな晩酌になるぜよ!