一昨日ついに、ウチの浅野杜氏が高知県工業技術センターに「宇宙酵母」を取りに行っちょって、ワシゃあ昨日その酵母に初のご対面をしたがぜよ。
ちなみに「宇宙酵母」っちゅうんは、先日10月1日に打ち上げられたロシアのソユーズロケットに搭載されちょって、宇宙を旅してきた高知県産の酵母。この酵母を使うて、これから高知県の日本酒蔵元18社が、世界初の「土佐宇宙酒」を仕込むがやき。尚、「土佐宇宙酒」について詳しゅうは、ブログカテゴリーの「宇宙酒」や、司牡丹の公式ホームページ内の「土佐宇宙酒」らあを参照してもらいたいがよ。
さて、その話題沸騰中の「宇宙酵母」、こりゃ社長としちゃあまずはへんしもご挨拶しちょかなイカンと、昨日ご対面しに行ったがやき。
新蔵「司牡丹平成蔵」の無菌室に、その酵母は大切に保管されちょったがぜよ。まあ当たり前やけんど、なんぼ「宇宙酵母」ゆうたち見た目はなんら普通の酵母と変わらんがやき。けんど3年ばあ前の、馬鹿馬鹿しい夢物語じゃゆうて誰っちゃあ実現するたあ思うてなかった頃から考えりゃあ、こうして目の前に「宇宙酵母」が存在しちゅうだけじゃち感無量ながよ。まあ見てちや!この後光がさすばあの「宇宙酵母」様のお姿を!ちなみに2本の試験管に入っちゅうがが「宇宙酵母」で、隣のフラスコはその培養液ながやき。
「宇宙酵母」にゃあここでしばらくお休みいただいちょって、12月7日に予定しちゅう酒母仕込みから、大いに働いていただくことになっちゅうがよ。それが、待ちに待った「宇宙酒」の仕込みスタートになるがやき。詳しゅうは、またそん時にご報告さいてもらうぜよ。楽しみにしちょってや。
さて、今年最初の大吟醸の仕込みが丁度始まったばっかしやったき、蔵をあちこち回ってみたがやき。甘酸っぱい香りが充満しちゅう酒母室に、今年第1号の大吟醸(精米歩合50%・山田錦)酒母が、鎮座しちょったがよ。さすがは大吟醸酒母、その表面や泡の状態も輝くばあの美しさながやき。香りも、甘酸っぱい中にほのかにフルーティな香りを秘めちょって、将来性を感じさせてくれるがぜよ。
本番の「もろみ」仕込みもだいぶ進んじょって、搾りの日を待ちわびちゅう「もろみ」の入った仕込みタンクがズラリと並んで壮観ながよ。お〜、かぐわしき新酒の香り!こりゃたまらんぜよ!師走を迎えて、今年もいよいよ酒造りの最盛期が近付いてきたがやき。
浅野杜氏、タイヘンやろうけんどよろしゅう頼むぜよ!
ところでこの日は、丁度ウチの「宇宙酒」のラベルデザイン第1号案の打ち合わせで、印刷会社さんが来社されちょったがやき。まだあちこち手直しする予定やけんど、「司牡丹・土佐宇宙酒」ラベル第1号案のデザインを、ここでこっそりご紹介しちょこうかのお。どうぜよ?なかなかカッコようないかよ。ご感想やご意見ご提案らあがあったら、是非コメントを書いちょいてくださいや。年内にゃあデザインも決定したいきのお。
世界初!「宇宙酒」発売解禁までのカウントダウン開始!!土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!!
司牡丹酒造株式会社
連載コーナー「酒飲みの言い訳 365日、明日も飲めるゼヨ!」
〈12月3日〉「妻の日」「奇術の日」
1年間の最後の月に、1年の労をねぎらい妻に感謝するっちゅう意味で、12月に「サン(3)クス」(Thanks=感謝を表す)やき3日のこの日は、「妻の日」ながやと。凸版印刷が1995年(平成7年)に制定したがやき。
さらにこの日は、1990年(平成2年)に日本奇術協会が制定した「奇術の日」でもあるがぜよ。奇術は「ワン(1)ツー(2)スリー(3)」の掛け声で始まるきに、語呂合わせで12月3日は「奇術の日」ながやかと。
ほいたらこの日は、妻を誘うて(妻がおらん人は彼女を誘うて)、1年の労をねぎろうて、マジックショーでも見に行こうぜや。マジックショーが近所でやりやあせん場合は、手品バーっちゅう手もあるぜよ。それもなけりゃあ、自分で奇術を覚えてカミさんに披露せにゃあイカンがよ。
ほんでこの日の晩は、男の手料理もご馳走せにゃあ。新鮮な魚を買(こ)うてきて、刺身にさばいてご馳走すりゃあ悦ばれるがぜよ。「妻の日」やき、ツマは刺身に付きもんじゃき刺身にしたっちゅうワケながよ。ほいたら酒は日本酒にキマリぜよ。淡麗辛口・純米酒のぬる燗あたりを、妻と2人で並んで座って差しつ差されつすりゃあ、もういっぺん恋の魔法がかかるかもしれんぜよ!