2005年12月03日

学習院大学昭和寮OB会を『宝』で開催したぜよ!

 昨夜は東京で、いつもの「宝」(千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラムB1F TEL:03-5223-9888 http://r.gnavi.co.jp/g107805/)を会場に、学習院大学昭和寮OB会を開催したがやき。

 実はワシゃあみんなあに似合わん言われるがやけんど、アノ高貴な学習院大学の卒業生ながよ。ほんで地方出身者ばっかし集めた昭和寮ゆう大学の寮に入っちょったがやけんど、これが学習院らしゅうないバンカラな寮で、そのへんの詳しい話しは以前の8月8日のブログ「大学時代の寮の大先輩達と、泊まって飲んだぜよ!」を参照してもらいたいがやき。宴席1

 今回のお酒は、ウチの純米超辛口「船中八策」「司牡丹・槽掛け雫酒純米大吟醸」。「船中」は1升瓶6本、「雫酒」は720ml瓶6本を用意しちょったがやけんど、結局20人の参加者でほぼ全部空けてしもうたがよ。1人あたり4合は飲んじゅう計算になるき、高齢者が多いがを考えたら、こりゃスゴイ飲みっぷりながやき。さすがはバンカラ昭和寮ぜよ。宴席2







 今回も大先輩の皆さんが大半やったがやけんど、ワシが寮時代の1年上の先輩がお1人、同期が1人、平成卒の後輩も1人参加してくれたき、こじゃんと嬉しかったがやき。宴席3

 同期と1年上の先輩とは、あの6畳に2人部屋の昭和寮で、まさに共に生活した同志やき、あの頃の話しが出るたんびに、懐かしい思いで胸がキュンとなるがぜよ。

 応援団まがいに厳しゅう「院歌」「唱歌」「学生歌」「寮歌」らあを教えられた「歌練」。寮の回りをパンツ1丁で走らされた「パンツマラソン」。先輩と無礼講で本気に戦うた「棒倒し」。11月の学祭の寒い中、赤フン1丁で全身にドーラン塗って御輿をかついだ「くろんぼ御輿」。そして唯一学習院らしい、彼女を誘うて正装して社交ダンスを踊る「ダンスパーティ」。なんでか全部鮮明に記憶が蘇ってくるがやき。ワシらも年をとったっちゅうことやろか・・・。

 かつては鬼の先輩と恐れられちょったはずの大先輩の皆さんが、ワシらあみたいな大後輩の若輩者を、ほんまにこじゃんと可愛がってくれるがやき。まるで自分の孫みたいな感じとゆうたらえいろうか。そんな中、どなたかがフッと漏らされた「・・・限りある我々昭和寮OB会・・・」っちゅう言葉にハッと気付かされたがよ。

 普通の同窓会やOB会やったら元の学校らあがある限り、毎年ドンドン若い後輩らあが生まれてくるがやき。けんど、昭和寮は既にない。後輩が生まれることは、もう有り得んがぜよ。あとは、年を重ねるごとに人数が減っていくのみ・・・。そんな寂しい思いが大先輩らあの心の中で、年々大きゅうなって行きゆうがやないろうかのお。

 ほんで、これも大先輩の方から初めて聴いた話しやったがよ。目白駅から徒歩5分、線路沿いに下ってチビッと入った所に建っちゅう小さなマンションの前にゃあ、ひっそりと「学習院大学昭和寮」の碑が建っちゅうと・・・。入寮する学生がドンドン少のうなって、昭和寮の廃寮と取り壊しが決まった時、もはや廃寮反対運動も継続不可能と知って、せめて碑を建てて欲しいと運動されたがが、ここにいらっしゃる大先輩らあやったがぜよ。大先輩の皆様、あらためて心から感謝申し上げます。

 話しは変わるけんど、昭和寮OB会の皆さんが満面の笑顔で帰られる頃、「宝」のオーナー蔵元の1人、栃木県「開華」の島田専務が1人でポコッと店に入ってきて飲みゆうがやき。

 ほんで隣の女性3人組と話しだいて、しばらくしてワシを手招きするがよ。何かと思うたら、世界的な植物学者・牧野富太郎博士の話しが出たき呼んだっちゅうがやき。

 どうやら3人の女性のうちの1人が、牧野博士に詳しい方やったみたいながよ。牧野博士は、ウチの町・佐川町が生んだ偉人の1人ながやき。酒蔵の息子に生まれたけんど、蔵は人手に譲って植物研究に専念。その蔵はその後次々と持ち主を変えながら、最終的にゃあ司牡丹の蔵のひとつになっちゅうがやき。

 そんな話しも含め、3人の女性のお客さんにとっちゃあ、「宝」のオーナー蔵元の2人に会えて話しが聴け、一緒に飲めるらあて考えもせんかったみたいで、こじゃんと悦んでもらえたみたいながぜよ。

 この店「宝」は、こんな嬉しい話しや、様々な方々との新しい出会い、そして昭和寮OB会みたいな胸がキュンとなる集いらあが渾然一体となって存在しちゅう、素敵な店に育ってきたがぜよ。オーナー蔵元の1人としちゃあ、ホンマに嬉しい限りながやき。

 クリスマスツリー店を出りゃあシンと冷え込む中、早くも街はクリスマスのイルミネーション。大学卒業後、東京でのファッション雑貨業界のサラリーマン時代、年間数百本ものクリスマスツリーを飾りつけしよった頃を思い出いて、またまたちっくと胸キュンよ。今回は、ちくとセンチメンタルになってしもうたみたいなよ。









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連載コーナー「酒飲みの言い訳 365日、明日も飲めるゼヨ!」
〈12月4日〉「E.T.の日」
 1982年(昭和57年)のこの日は、映画「E.T.」が日本で公開された日じゃき、「E.T.の日」ながやと。観客は1000万人を突破し、1998年に「タイタニック」に抜かれるまで最高の配給収入を記録しちょったがやき。ちなみに「E.T.」とは、「Extra-Terrestrial」の略で、「地球外生物」のこと。日本じゃあ「宇宙からの愛らしい訪問者」と訳されちょったがぜよ。

 ほいたらこの日は、まずはレンタルビデオ屋にでも行って「E.T.」のビデオを借りてきて、それを観にゃあイカンがやき。名作映画は何回観たち感動を与えてくれるがぜよ。ほんで晩は、はるか宇宙の彼方におる「E.T.」に向こうて乾杯して飲もうぜや。ホンマは、ロシアのソユーズに搭載されて宇宙を旅した酵母で仕込まれた、世界初の「土佐宇宙酒」で乾杯といきたいところやけんど、発売日が2006年4月1日やき、残念ながら今はまだないがぜよ。けんど来年それをすることを誓いもって、とりあえず今年は土佐の酒で乾杯しようぜや。ツマミは「E.T.」のイニシャルにひっかけて、「エノキ(E)タケ(T)」を使うた料理はどうぜよ。エノキタケはウィンターマッシュルームとも呼ばれゆう冬のキノコで、丁度今頃が旬やし、何とゆうたち形が「E.T.」の指に似いてないかよ?

 この日に「E.T.」の映画を観て、「宇宙酒」を造りゆう土佐の酒を飲みもって、「E.T.」の指に似いたエノキタケを食べりゃあ、ホンマモンの「E.T.」からお礼の通信が届くかもしれんぜよ!

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