昨日も一昨日に引き続き、佐川はこじゃんと冷え込んで氷点下で、また雪が降りよったがやき。まあ酒造りにとっちゃあ寒い方が都合がえいき、今年も美味しい酒になりそうなっちゅうもんぜよ。
ほんで酒蔵じゃあ、丁度今話題の宇宙酒の酒母(しゅぼ=酵母を大量に純粋培養したちんまい仕込み)が高泡になったき、見に行ったがやき。
ちなみに宇宙酒についての詳しゅうは、ブログカテゴリー「宇宙酒」を参照してもらいたいがよ。ほんで、酒母室に入って宇宙酒の酒母を見りゃあ、ブクブクと見事な白い泡が美しゅうに表面をおおっちょって、そっからチビッと甘酸っぽうてフルーティな香りが漂うて来るがぜよ。なんともいえん宇宙空間みたいな神秘的な香りの印象ながやき。来週始め頃にゃあこの酒母も完成するき、いよいよ司牡丹の土佐宇宙酒も「もろみ仕込み」の開始ながよ。げにまっこと楽しみぜよ!
引き続いて「もろみ発酵室」を見に行ったら、「元旦を祝う酒」になる予定の特別純米酒の「もろみ」が留め仕込み後8日目やって、これまた美しい泡と華やかな香りで出迎えてくれたがやき。この「もろみ」は、丁度クリスマスイブ頃に搾ることになる、司牡丹にとっちゃあ今年の「年末最終搾り」の酒ながよ。
ちなみに「元旦を祝う酒」とは、この年末最終搾りの純米酒を、生のまんま、原酒のまんま、究極の搾りたて生の新酒として、元旦の日(もしくは大晦日)に直接お届けするっちゅう、こじゃんとめでたい酒ながやき。
こりゃあ3年前から始めた企画商品ながやけんど、毎年スゴイ人気で年々倍増。昨年は遂に3500本を超える予約が殺到して、出荷に支障をきたす寸前まで陥ったばあながぜよ。人気の理由は、まずは何ちゅうたち、その圧倒的な鮮度の良さ。搾られてから10日も経たんうちにお客さんの口に入るがじゃき、これほど抜群の鮮度の新酒は、他にゃあないがやき。酒蔵でしか味わえんかった、目の前で搾られた新酒の味わいそのまんまながよ。ぴちぴちとフレッシュフルーティな香り、口中ではじけるリッチな美味さ・・・!
実は毎年ワシも自分く用に注文しゆうがやけんど、元旦の日にこの酒を味わうがが、もはや恒例になっちゅうがぜよ。「1年の計は元旦にあり」ゆうけんど、元旦にこの酒を飲みゃあ輝かしい1年になりそうな気がするき、不思議なもんよ。今月20日がお申し込み締め切り日じゃき、ご希望の方はへんしも、お近くの酒屋さんにご注文いただくか、司牡丹のホームページでご注文をよろしゅうお願いします。
今回は宣伝になってしもうたけんど、ホンマに元旦にこの酒が届くっちゅう悦びを、まっと沢山の人に知ってもらいたいきながよ。たまにゃあ許いとうせよ。
世界初!「宇宙酒」発売解禁までのカウントダウン開始!!土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!!
司牡丹酒造株式会社
連載コーナー「酒飲みの言い訳 365日、明日も飲めるゼヨ!」
〈12月16日〉「電話創業の日」「双葉山忌」
1890年(明治23年)のこの日、日本で初めて電話が開通したき、この日は「電話創業の日」ながやと。東京〜横浜間の開通で、この日に東京で設置された電話はわずか115台。9名の女子交換手でのスタートやったがぜよ。
さらにこの日は、不滅の69連勝を達成した横綱・双葉山こと時津風・元日本相撲協会理事長の、1968年(昭和43年)の命日ながぜよ。この69連勝っちゅう大記録は、未だに破られちょらんばかりか、当時は年2場所しかなかったがやき、3年間に渡って勝ち続けたっちゅうことになるがぜよ。おっとろしいばあ強かったがやねや。
ほいたらこの日は、まず朝から友達らあに電話をかけまくって、晩からのホームパーティに誘おうぜや。もちろん電話の存在に感謝しもってかけにゃあイカンがよ。
ほんで晩のパーティは、昭和の名力士のビデオやDVDを借りてきて、双葉山の土俵をみんなあで鑑賞しもっての、ちゃんこ鍋パーティぜよ!最近は「塩ちゃんこ」が流行っちゅうらしいきに、それもオススメながやき。ほいたら酒は日本酒しかないがよ。冷や好きな人にゃあ「しぼりたて原酒」が、燗好きの人にゃあ「山廃純米酒」のぬる燗あたりがオススメやき、2タイプの酒を用意しちょきゃあ、バリエーションが楽しめて飽きもこんがぜよ。