

会場は高知学園短期大学の会議室で、大学教授や講師、経済界らあからもワシを含めて12名が集うて、午後6時からまずはお弁当を食べてからの会やったがやき。ちなみに前回第1回「土佐学」準備会の内容と「土佐学」について詳しゅうは、「2月22日のブログ」を参照してもらいたいがぜよ。
ほんで今回は、ワシと高知大学の坂本世津夫教授がスピーカーになって、30分ばあづつミニ講演をしたがやき。まずワシのミニ講演のタイトルは、「土佐学をいかにしてビジネスに結びつけるか」。あんまり学問的にゃあ取りあげられん、ドロ臭い話しをあえて選んでみたがよ。

内容は、まず「地域ブランド」と「観光」で稼ぐ。アメリカ型の大量生産やない、ヨーロッパ型のブランドづくりに学んで、「土佐学」を活かして地域ならではの高付加価値な産品をつくることがまず重要やっちゅう話しぜよ。

AOCワインみたいにローカルになりゃあなるばあ、情報発信力がグローバルになるブランドながよ。「観光」については、これからますます「和」の文化や和食が世界中で流行って定着していくろうきに、土佐やち世界中から観光客が集まる地域になれるがやないかっちゅう話しをしたがやき。
次に、伝える「言葉」が大切で、さらに伝える「順番」が大切やっちゅう話しながよ。伝える「言葉」の主語を自分らあにしがちやけんど、それが間違いの元。主語はお客様にせにゃあイカンがやき。
「高知の酒は美味しいぜよ!」やのうて、「高知の酒を飲んだらこんなにえいことがあるぜよ!」に。「高知はこじゃんとえい所ぜよ!」やのうて、「高知に来たらこんなスゴイ体験ができるぜよ!」にせにゃイカンっちゅうことながよ。
さらに伝える「順番」もよう間違うがよ。大抵は「解決策」から伝えてしまうがやき。そうやのうて、まずはお客様が抱えちゅう「問題点の指摘」から伝えて、次にその「問題点のあぶりたて」をして、ほんで「解決策の提示」をして、「絞り込み・限定」をして、最後に「行動への呼び掛け」をするっちゅう順番に伝えにゃあ、お客様は反応してくれんっちゅう話しながよ。お客様が反応しやすい「順番」に変えて伝えちゃるっちゅう発想を、「土佐学」に持ち込もうっちゅうことながやき。
ほんで、ありがたいことに土佐は伝える内容に恵まれた地域やと。恵まれた自然や気候風土、豊かな歴史や伝統、春夏秋冬海山川、いつでもどこにでも美味い食材がナンボでもあって、イメージも良うて、「お座敷遊び」文化や「おきゃく文化」がある。こんな県、他にゃあないがやき。
ほんで最後に、今後の課題やけんど、食材はえいきに、料理技術をもっと磨くべきっちゅうこと。もうひとつは、飾らない魅力ゆうたら聞こえはえいけんど、土佐人はチクとぶっきらぼうな人が多いきに、ホスピタリティにゃあ欠けるくがあるがよ。その二つを良うすりゃあ、あとは伝える「言葉」と「順番」をキチンとすりゃあ、バッチリ稼げるがやないろうかのお。
ワシの次は、坂本教授のミニ講演「地域学の現状〜土佐学協会が進むべき方向について〜」やったがよ。
坂本教授いわく、日本の各地で「地域学」研究がたるばあ立ち上がってきゆうがやと。「沖縄学」、「隼人学」(鹿児島県)、「金沢学」、「愛媛学」等々。
これは、新たな地域社会を実現することの必要性からで、少子化・高齢化・グローバル社会への対応ながよ。ほんで、前提として「地域」を理解することが重要やとゆうがぜよ。さらに「語れる」こと。「知る」ことと「語れること」は、大きな違いがあると言うがよ。確かにその通りながやき。ほんで、平成13年の早稲田大学オープンカレッジで開講された「土佐学」の資料や、「愛媛学」、「鳥取学」、「隼人学」らあの資料も用意し、解説してくださったがやき。
その後は、質問タイムや、みんなあでのディスカッション。その中で、ワシゃあまた突拍子もないことを思いついてしもうたがやき。それは「土佐学」のテーマや分類について。例えば「酒」とか「茶」とか「和紙」とか、あるいは「産業」「文化」「歴史」「風土」らあて分類の仕方が一般的ながやろうけんど、それやと他の「地域学」と大差ないなるき面白うないにゃあと。
ほいたらいっそ、まだ誰っちゃあやったことないテーマや分類はどうやろかと考えたがやき。それは、お客様が抱えちゅう問題点とか、隠れたウォンツ別のテーマで「土佐学」を分類してみるっちゅう思いつきやったがぜよ。例えば「こんなん見たことない!」とか、「こんな美味いもん食べたことない!」とか、「とにかくカッコえい!」とか、「こじゃんと笑える!」とか、「これは泣ける!」とか、あるいは「アンチ・エイジング」とか・・・。案外こりゃこじゃんと画期的な試みやと思うがやけんど、チクと突飛すぎたかのう?けんど、今後の「土佐学」に是非参考にしていただきたいもんながぜよ。
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司牡丹酒造株式会社
連載コーナー「酒飲みの言い訳 365日、明日も飲めるゼヨ!」
〈4月5日〉「デビューの日」「清明」
1958年(昭和33年)のこの日、プロ野球界に超大型新人の長嶋茂雄(巨人)がデビューしたき、この日は「デビューの日」ながやと。これに因んで、その年デビューした新人にエールを送る日となっちゅうがやき。
ほいたらこの日は、新商品や初モノを集めて、それらあをサカナに飲もうぜや。この時期の初モノゆうたら、初ガツオが代表やろう。なかなかまだ東京らあじゃあ手に入りにくいかもしれんけんど、本場の土佐じゃあ3月末頃から初ガツオは出回りゆうがやき。ほんなら酒も、日本酒の初モノにしょうぜや。新発売されたばっかしの新商品にするか、夏向けの生酒が早いくはそろそろ発売になるきに、それにするかながよ。いずれにしたち、土佐酒みたいな淡麗辛口の骨太な男酒が、初ガツオにゃあよう合うがぜよ。
また今年のこの日は、暦の二十四節気の「清明」でもあるがよ。草木が芽吹き、万物に清朗の気が溢れてくる頃っちゅう意味ながやと。ほいたらこの日は、草木の芽吹き、タラノメやフキノトウ、ワラビやゼンマイ、タケノコらあの山菜をサカナに飲もうぜや。ほんなら酒は日本酒。それも春限定の薄にごり霞酒らあがピッタリながよ。
春の山菜と霞酒を合わいてやりゃあ、春の芽吹きの生命力を有効に体に取り入れることができるきに、清朗の気が溢れてくるっちゅうもんながぜよ。
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