まずは宿泊場所の「民宿青岬」(土佐清水市松尾うすばえ1042
TEL:08808-8-1955 http://www.kojyanto.net/aomisaki/)を朝9時に出発。土佐清水市役所に9時半に着いて、市役所の皆さんらあとまずは下川口の田んぼに向こうたがやき。
栽培しゆう酒米は、高知県が開発した早稲の酒造好適米「風鳴子」。土佐清水は台風の通り道で、台風の時期の前に刈り取りせにゃあならんき、早稲品種になるがよ。下川口の「風鳴子」は、田植えから1週間後ばあの頃。この日はこじゃんと風が強い日で、風になびく「風鳴子」の苗が、げに印象的やったがやき。

続いては斧積の「風鳴子」。この地区はイノシシやシカが頻繁に出没するきに、わざわざ田んぼにネットを張っちょったがやき。さらに空にゃあトンビが舞いゆうは、草むらからヘビが2回も出てくるはで、動物も足るばあ生息しちゅう地域ながよ。
永田先生は、その辺に生えちゅうヨモギの先端をカジって、「ヨモギに甘みがあるきに、この地域は土も風もえいですよ」っちゅうて言うてくださったがやき。
さらにこの斧積地区は、ヒメイワダレソウの植栽試験実証圃があって、各地からよう視察にも来るがやと。田んぼの周りにこれを生やしちょったら、雑草は生えんし、くずれにくいし、なかなかえいことだらけらしいがぜよ。


続いては、永田先生の希望で、以布利地区の宗田節の製造所・山米商店(土佐清水市以布利1036-10
TEL:0880-82-8110)を訪ねたがやき。ワシも宗田節の製造所は初めてやき、興味しんしんながよ。製造所の中は、ワシの大好きなフシをいぶした香りが充満しちょって、こりゃタマランがぜよ。ちなみに宗田節は、カツオよりチンマイ宗田ガツオ(メジカ)で造るがよ。ここじゃあこの地域の雑木をいぶして造るらしいがやけんど、どこの木を使うかで、節の風味が変わってくるがやと。ほんじゃき土佐清水の雑木は最高やとゆうがぜよ。確かにここの木は、どれじゃち生命力にあふれちゅうがよ。


ちなみに宗田節は、鰹節よりランクが上で、料亭や料理屋、最近じゃあラーメン屋らあでダシを取るがに最適やっちゅうて、よう使われゆうらしいがやけんど、ほぼ全部が業務用で流通しゆうき、一般の方にゃああんまり知られてないがやと。しかも日本の宗田節の70〜80%が土佐清水産らしゅうて、断トツのシェアを誇るっちゅうがぜよ。こりゃあ知らざったけんど、そのへんをうまいことPRすりゃあ、一般の方の観光土産らあで大評判になるがやないろうかのお?まっこと、折角スゴイ素材があるに、もったいないことぜよ。

宗田節にゃあカビつけせん裸節とカビつけした枯節があって、前者は関西で、後者は関東で、主に使われゆうがやと。ほんで、裸節を見せてもろうて、チクと端っこを割ってカジらいてもうたがやけんど、スゴイ風味でこじゃんと美味しかったがよ。何でも、割った時にパキッと割れて、断面が飴色に艶やかながが上級品らしいがやけんど、プロは当然割らいじゃち見分けがつくらしいがやき。なかなかえいもんを見せてもらえて良かったがぜよ。

続いては窪津漁港に向こうて、窪津漁業協同組合が経営しゆう「海鮮館大漁屋」(土佐清水市窪津482-2
TEL:0880-82-7711 http://www.kubotsu-jf.com)で昼食やったがやき。ブリ、カツオ、アオリイカの刺身、スマガツオの焼き切り、スマガツオのタタキ、マンボウの煮付けらあが足るばあ出てきて、こりゃとても食べきれんがよ!ちなみにスマガツオは今頃が旬で、一番脂がのっちょって美味しい時期ながやと。確かにこじゃんと美味しかったがやけんど、ワシゃ初めて食べたがよ。何でもスマガツオは足が早うてスッと悪うなるきに、市場に出回りにくいがやと。


さらに、朝獲れたがをすぐ湯遠しして半日干しただっけのサバゴ(サバの子供)を、窪津漁協の瀧澤組合長さん自らが持ってきてくれたがよ。ワシゃあお腹いっぱいやったに、これも美味しゅうて5匹ばあペロリやったがぜよ。

またこの窪津漁港は、平安の時代から「鯨野郷」と言われよって、晩秋から春にかけて鯨が回遊してくる場所で、江戸時代にゃあ捕鯨がこじゃんと盛んやったがやと。今でも、陸からブイが見えるばあの距離にある定置網に鯨がかかることが頻繁にあるらしいがよ。定置網観光もやりよって人気らしいがやけんど、観光中に鯨でもかかっちょっろうもんなら、そりゃ観光客は度肝を抜かれるろうぜや!
魚の豊富さ、新鮮な美味しさ、鯨のかかる定置網観光・・・あらためて土佐清水の奥深さを思い知らされたがぜよ。
昼食後は、鍵掛(かいかけ)の「風鳴子」を視察に回り、続いて大岐のパイナップル農園を視察。7月頃にゃあ、芯まで食べれるこじゃんと甘い永田農法の究極のパイナップルが、出荷される予定なやき。こりゃ待ちどおしいがぜよ。


その後は、土佐清水市役所に戻って西村市長と懇談。永田先生が持ってきた葉タマネギを手に、二人でタマネギ談義に花が咲いたがよ。西村市長は自らが永田農法でタマネギ栽培に取り組んじょって、去年らあは「オラのタマネギが一番糖度が高い!」ゆうて自慢しまくりよったばあながやき。今年はタマネギの量もかなり増やいたみたいなきに、来月にゃあ生のまんま丸かじりしたち甘い、永田農法究極のタマネギが市場に出回って話題になることやろう。いよいよ楽しみながやき!

市長との懇談後は、「民宿青岬」に戻って、市役所の皆さんと懇親会。山本豊さんが人事移動で、再び農林業振興課に戻ってきたり、観光課にゃあ山田順行さんがおったり、泉谷さんが企画広報室長になられちょったりと、以前永田農法の担当やった方が復帰したり関係する部署に就いたりと、どんどん輪が広がっていきゆう感じながよ。こりゃあ嬉しいことながぜよ。

「土佐宇宙酒」で乾杯したら、さて「青岬」の宴席はまたまた豪華!今回の目玉は当然清水サバの刺身と、ナント伊勢海老鍋ながよ!昼食がまだお腹に残っちゅうに、こりゃとてもやないけんど食い切れんぜよ!

みんなあで一緒に美味い料理と美味い酒を飲み食いしもって語り合やぁ、いろいろ面白いアイデアらあも足るばあ出てくるっちゅうもんながよ。まっこと、こじゃんと楽しいひとときやったがやき。


黒潮と眩い太陽の恵み。青い海と緑の山々っちゅう豊富な自然。豊かな海の幸と山の幸。抜群の鮮度の魚と永田農法の絶品農産物。宗田節や「鯨の海」の伝統文化。そして何より、人なつっこい暖かみにあふれた豊かな人材。これほどのもんが揃うちゅう豊かな地域が他にありますか、ゆうて永田先生に問うてみたら、「他にはないでしょうね」とのご返事。遠いじゃ陸の孤島じゃ言われるけんど、そんなもん大した問題やないがやき。これからの時代、土佐清水の発展は間違いなしぜよ!この宴席で、ワシゃあ改めて確信したがやき。
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司牡丹酒造株式会社
連載コーナー「酒飲みの言い訳 365日、明日も飲めるゼヨ!」
〈4月22日〉「アースデー(地球の日)」
1970年(昭和45年)、アメリカの市民運動指導者で、当時大学生やったデニス・ヘイズが提唱した、地球全体の環境を守るためひとりひとりが行動を起こす日が、この日「アースデー」ながやと。アースデー世界協議会らあが主催しゆうがよ。1970年(昭和45年)から1990年(平成2年)までは10年に1回実施されよったがやけんど、1991年(平成3年)からは毎年開催されゆうがぜよ。
ほいたらこの日は、電気やガスらあを一切使わんと料理をして、「アースデー」を祝うて飲もうぜや。電気を使わんがやき、もちろんテレビもコンセントを抜いて一切見んづつ、電器もつけられんきローソクの灯りで過ごさにゃあイカンがやき。料理も一切火を使われんき、刺身にしようぜや。この頃旬のもんは、サヨリやヒラマサ、マダイやウニらあがあるがやき。酒も当然ヒヤ(常温)のまんまで純米酒を飲もうぜや。
たまにゃあローソクの灯りだっけの静かな部屋で食事をして酒を飲むがも、えい経験になるがぜよ。