「上質生活のすすめ」(川島蓉子 著 マガジンハウス)は、先月18日に発刊されだちの、ライフスタイル新提案本ながやき。
著者の川島さんは、消費トレンドについて書かせたら天下一品の、人気マーケッター。ほんじゃきこの書籍は一見、若い女性らあが悦んで読みそうなブランド&ショップの紹介本ながやけんど、実はワシらあみたいなビジネスパースンが読んでもこじゃんと学びになる、優れ物の書籍ながぜよ。
著者はまず、上流でも下流でもない、本当の豊かさを目指した「上質ごこち」の時代がはじまったとし、「上質」とは何かを解説してくれるがやき。
「選ばれた人のために、高級・高額なモノやサービスを提供する」っちゅう「上流」のトレンド。それたぁ反対に「下流社会」っちゅう言葉が流行っちゅうように、、「安うてそれなり」っちゅう方向も、相変わらず続きゆうがよ。
けんど、対極をゆくこのふたつの消費トレンドとは別に、もうひとつのベクトルが現れちゅうがを、見過ごしちゃあイカンと、著者は指摘するがやき。それは、「上流vs.下流」「高価vs.安価」「高級vs.低級」っちゅう二極の対立やのうて、これとは異なる次元でしっかり存在しはじめゆうライフスタイル、それを著者は「上質」と名づけるがぜよ。
これは「量」で計ることはできんもん、いわゆる「質」を物差しにしちゅうきに、ともすると見落としがちやけんど、これからの日本人の暮らしを語る上で、見逃せんライフスタイルの変化やと、指摘するがよ。
ほいたら「上質」とは、そしてその心地よさ「上質ごこち」とは、どんなモノやコトを指すがか。「まち・みせ・ひとの動きから市場を読む」ことを、長年の仕事としてきた者としての視点を踏まえて、著者は次の8項目を挙げるがやき。
●特別な階級意識や閉鎖性で敷居を高うするがやのうて、誰にやち開かれた上等な敷居の低さがあること。
●他人と比べるがやのうて、自分を最適に表現してくれたり、個性をもっとも引き立ててくれるもんがあること。
●著名で値段が高いがを看板にするがやのうて、たとえ無名で、安うたち、「自分のこだわり」を満たしてくれること。
●お仕着せやのうて、クリエイティブ性を発揮して、その人に合うた自己表現ができること。
●モノ・コトの使い方がゴージャスっちゅうことに意味を持たすがやのうて、品位を感じさせること。
●うわべだけ体裁よう作られたもんやのうて、作る人の精魂込めた志と技が感じられること。
●表面的にかっこえいがやのうて、使いよって五感を豊かに刺激してくれる心地よさがあること。
●マニュアル化された均質さ、大量生産による均一さからくる無機質なもんやのうて、「あなたのために」っちゅう人間味が感じられること。
必ずしもこの8項目すべてを満たさんじゃち、いくつかの要素を兼ね備えちゅうモノやサービスを、上質な心地よさ、「上質ごこち」ととらえてみた、と著者は言うがぜよ。この8つの項目、これからの日本酒業界を考える上やち、こじゃんと参考になるき、あらゆる業界の方々にとったち、同様やないろかのう。
ほんで著者は、ある程度高額な消費経験を積んだ日本人にとって、もはや「上質生活」こそ、新しいライフスタイルの指針やろうと説くがやき。それは自分にとってのこだわりであり、クリエイティビティであり、品位でもあると。こうゆう上質を求める動きは、ちょっと大上段に言うてしもうたら、21世紀にはじめて生まれてきた新しいトレンドやろうとも言うがぜよ。ほんで、「上質ごこち」は、これからの市場を引っ張っていく生活者らあが持っちゅう、新しい「質」の物差し一、市場が量から質に転換していく中で、見逃しちゃあイカン大きな変化やとして、締め括るがやき。
ほんであとは、「装う」「住まう」「食べる」「くつろぐ」「贈る」「働く」「磨く」の7つの項目に分けて、様々なブランドやショップらあを紹介していくがぜよ。
「装う」では、「服を選ぶコンシェルジュ」として「イデア・バイ・ソスウ」や「フェルメリスト・ビームス」らあを紹介。
「住まう」では、「インテリアデザインの日本発グローバル化」として「バルス ストア」、「バスルームのリビング化」として、「ル・ベイン」らあが紹介されちゅうがやき。
また「食べる」では、「テーブル&ダイニングのプライベート化」として、「ゴードン・ラムゼイatコンラッド東京」や「アグネスホテル東京」を。「歴史や地域と親しむスイーツワールド」として、「小布施堂」と「日牟禮ウ゛ィレッジ」が紹介されちゅうがやき。ちなみに「小布施堂」は、「日本八壺会」の仲間「桝一市村酒造」の経営ながよ。
また、「働く」では、「パソコンバッグもファッション」として、高知県のヤナセ杉の間伐材を使うた「MONACCA」っちゅうブランドのバッグも紹介されちゅうがやき。ホンマはパソコン専用のバッグっちゅうわけやないみたいなけんど、こりゃホンマにカワイイき、思わずワシも欲しゅうなってしもうたがぜよ。
と、まあこんな具合で、独自の視点で50を超えるブランドやショップを、詳しゅうに紹介してくれちゅうがやき。ここで紹介されちゅうショップらあを訪ねてみるだけやち、自分のビジネスにこじゃんと参考になりそうながよ。東京出張の際に時間をつくって、是非いくつか訪ねてみろうかのう!
世界初!「宇宙酒」好評発売中!!売切れ間近!土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!!
司牡丹酒造株式会社
連載コーナー「酒飲みの言い訳 365日、明日も飲めるゼヨ!」
〈6月9日〉「ロックの日」「リサイクルの日」
この日は「ロッ(6)ク(9)」の語呂合わせで、ロックンロールを愛する人らあによって生まれた記念日、「ロックの日」ながやと。
また、6と9を組み合わせると巴の形になり、それを消費者と生産者に見立ててリサイクルの模様になることから、この日は「リサイクルの日」でもあるがぜよ。東京の金属回収業者の方が、1990年(平成2年)に提唱したがやと。
ほいたらこの日は、まずはロックンロールを聴こうぜや。ほんで夜は、「ロック=岩」にひっかけて、岩手県産のSPF岩中豚の冷シャブをサカナに飲もうぜや。SPF岩中豚は、生のままやち食べれるばあの健康な無菌豚。脂身の甘みが特徴で、トロリと柔らかな旨みが人気のブランド豚ながぜよ。
合わせるお酒は、「リサイクルの日」にちなんで、Rビンの日本酒に決まりながよ。ビンのRマークが目印ながぜよ。