しかも今回は、会長の村田淳一さんから、土佐のお座敷遊び「箸拳」を皆さんに教えちゃってほしいっちゅう依頼も承けちょったもんやき、その日の朝から「箸拳」の箸や資料らあも用意して、張り切って高知龍馬空港に向こうたがやき。
ところが丁度空港に着いた頃、村田さんから連絡が入って、なんと雷雲のせいで華火祭は翌日の13日に延期になったとのこと！結局ワシゃあ、翌日じゃあ予定が立たんき不参加っちゅうことになって、飛行機もホテルもキャンセルして、空港から家にトンボ帰り。今さら会社に行っても往復の時間がムダになるき、そのまんま家で仕事の1日になってしもうたがぜよ。
ほんならせっかくやき、夕方からは「第53回よさこい祭り」の全国大会と後夜祭を見に行ったっちゅう訳ながよ。
北海道の「よさこいソーラン祭り」をはじめ、今や全国各地に飛び火した「よさこい」。けんど、何と言うたち「元祖」は、毎年8月9〜12日の4日間、高知市の各競演場・演舞場で繰り広げられる、土佐の「よさこい祭り」ながぜよ！
今年の「第53回よさこい祭り」は、9日の前夜祭に始まり、10〜11日が本祭。187チーム、約1万8千人が、高知市内15ヶ所で乱舞したがやき。ほんで、ワシが見に行ったがは12日の全国大会と後夜祭。こちらは全国から過去最多の65チーム、5千5百人が集うて、高知市内5会場で最後の乱舞を繰り広げたがぜよ。
この「よさこい」。なんでこれほど全国に飛び火して人気になったか言うたら、やっぱしそりゃあ土佐人の自由で豪快な気質のお陰やないろかのう。戦後まもない昭和29年に始まったこの祭りは、時代に合わせてドンドン進化していったがよ。ルールは単純にたった4つだっけ。
�〕戮蟷劼鰐鳥劼鮖�つ。
��音楽の一部に「よさこい節」のフレーズを入れる。
�Ｍ戮蠅倭阿某覆爐海函�
�た与瑤�4人以上150人以下。（やったと思うけんど。）
これっぱあの単純なルールさえ守りゃあ、あとはどんなに派手な衣装で踊ろうが、どんなにアップテンポな曲で踊ろうが、自由ながやき。この、ルールは最低限であとは自由っちゅうとこが、「自由は土佐の山間より」の国、まさに土佐らしいし、それこそが世界でも珍しい進化する祭りを生み、「よさこい」が日本各地に飛び火していった一番の理由ながやないろかのう。
「よさこい」の期間中に生まれたワシにとっちゃあ、こうして「よさこい」が全国に広がっていくこたぁ、まっこと嬉しいことながぜよ！
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