「実況！売る力を6倍にする戦略講座」（水口健次 著 日経ビジネス人文庫）が遂に発売されたき、その本をご紹介するぜよ。
実はこの本、8月1日に発行されたばっかしながやけんど、先日水口先生からワシ宛てにプレゼントとして送られて来たがやき。しかも、直筆のメッセージとサイン付き！
「竹村昭彦様
勝負はこれから
これからもっと面白くできる
2006.8.11. 水口健次」
さらに、偶然やろうけんど、このメッセージの日付けはワシの誕生日やいか！ こりゃまっこと感動したがぜよ。水口先生、こじゃんと嬉しい誕生日プレゼントを、ありがとうございました
さて、本の内容やけんど、こりゃあまっことスゴイがぜよ！現代のビジネスパースンは全員必携の本やと言えるろう。ただしライバル会社にゃあ絶対に読ませとうない本ながやき。
読む講演会っちゅう形式やき、読みやすいがやけんど、中身はこじゃんと詰まっちょって、5つの講演を1つ読みゃあ、売る力は2倍、2つ読みゃあ3倍・・・5つ全部読みゃあ6倍になるき、このタイトルが付けられたっちゅう訳ながよ。ちなみに5つの講演のタイトルは、以下の通りながぜよ。
●第1講 越境と越権のマーケティング・・・いまの日本で一番大切な話
●第2講 売れるしくみが変わるしくみ・・・需要、認知、接点の三題話
●第3講 メーカー営業がやるべき本当の仕事・・・価値実現のプロたち
●第4講 価格の魅力を超える戦略・・・値段じゃない、ぴったり選択だ
●第5講 生きてきたすべての時間があなたをつくる
この5つを全部ここでご紹介しよったら、それこそこじゃんと長うなるきに、ワシの一番好きな第2講の中で、水口先生が大好きな経営者が経営しゆう会社、顧客接点の主役を4社あげて、実例として紹介してくれちゅうきに、その部分を簡単にご紹介しちょくぜよ。。
まず1社目。経営コンセプトは「ワンストップのトータル・オフィス・サポート・サービス」。経営哲学は「お客様のために進化する」。社員278人で売上1450億円っちゅう、アスクルながよ。事務用品からスタートして、現在事務用品の売上はわずか24%。いまや水をはじめとする飲料の最大手。最近じゃあ病院用のカタログまで出して、病院に子供用の名入れスリッパまで提供しゆうがやと。子供は、自分のスリッパのある病院に行くっちゅうことながよ。この徹底した進化力がスゴイがやき。
2社目は、個人宅配中心の生協の首都圏コープ、パルシステム。70万人もの顧客をかかえもって、利用者の生活スタイルに会うた商品を届けてくれるがやと。3種類のカタログは感動的ですらあり、お客様、組合員と一緒になって、のべつPB商品を開発していきゆうっちゅうがぜよ。売上1500億、経常利益60億で、いまも成長し続けゆうがやと。
3社目は、JR東日本ステーションリテーリング株式会社。エキュート大宮、エキュート品川をオープンさいて、いま立川を準備中ながよ。エキナカは特有の顧客接点。いま最も注目を集める接点ぜよ。エキュートは、ワンランク上のプライベート・スタイルを表現しもって、37人の従業員は、全員介護士の資格を持っちゅうがやと。まさに駅ながよ。
4社目は、リフォームのソフト会社、株式会社Ship。リフォームは知覚されんニーズの典型。お客さんはどこにどう頼んでえいか分からんし、リフォーム会社もお客さんの求めゆうことがなかなかとらえれんがよ。Shipの仕事は、この不満と不安の間で成り立つがやき。コンセブトは「住まいの試着」。3D技術を駆使して、「あっ。これ、これ！ワシの求めよったがはこれながよ！」と叫びとうなるような感動プレゼンをするっちゅうがぜよ。Shipのお客様は、リフォーム会社ながよ。Shipのソフトを入れ、Shipの指導を受けたリフォーム会社が、ショールームで、3Dのライフスタイル・プレゼンをするっちゅうしくみながぜよ。平均年齢27歳のすばらしい社員らあが、「住まいの試着」っちゅうコンセプトの表現のために、間断のない工夫を重ねていきゆうがやと。
以上4社。まっことどれもスゴイと思わんかよ。お客様の進化する願望、ソリューションっちゅう願望は、旧来の接点じゃあ解決できんっちゅうことながよ。まだまだ足るばあのソリューション願望が、未解決のまんま取り残されちゅうがやき。旧来の商売人は、お客様の願望の進化についていけてないがぜよ。けんど、紹介されちゅう4社を見よったら、まだまだやりようはあるっちゅう気になってくるがやき。フツフツと元気がわいてきて、ホンマに「勝負はこれから。これからもっと面白うできる！」と確信できるがぜよ。まっこと水口先生にゃあ感謝感謝ながやき。
この講の最後は、「すごい危機、すごいチャンス」っちゅうタイトルになっちゅうがよ。これからの時代は、メーカーの危機であり、流通の危機であり、メディアの危機であると。つまり全プレーヤーの危機やと言うがぜよ。けんど同時に全プレーヤーのチャンスでもあるがやき。みんなあ改めて、新しい「お役立ち競争」に参加できるっちゅうことながよ。ほいたらこの「お役立ち競争」に勝つためにゃあ、何が重要か？水口先生は次ね3つをあげるがぜよ。
�仝楜劼鰺�解すること、その顧客の進化し続ける願望をとらえること。
�△修慮楜劼法◆屮織沺璽襯�！スゴイ！ウレシイ！」と叫んでもらうことを、間断のう準備すること。
��インターネット社会、総表現社会のシステムを理解し、駆使すること。
簡単やないかよ？そう簡単ながよ。経営もマーケティングも、お客様の喜びのための哲学とスキルながやきのう。簡単に決まっちゅうやいか。・・・水口先生はこの講をこう締め括るがぜよ。
さあ、すごいチャンスの時代。やりようはナンボやちある。これからまっと面白うするぜよ！勝負はこれからやきに！水口先生、楽しみに見よってつかあさい
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