さて今回は、農業大学の醸造研究室が舞台になっちゅうマンガ、


主人公は、下戸に近いばあ酒が飲めんし、ちょっと気弱なお人好しで、何かっちゅうと用事を頼まれやすうて、何でかしょっちゅうヤギの襲撃にあう(農大やき)、アワモリくん。
研究室の他のメンバーは、女の子にモテモテで、男にゃあチクとモテん、イケメンの日本酒蔵元の息子コージくん。料理がうもうて、ちくとシブめの醤油蔵元の息子、知隼くん。やさしゅうてカワゆうて、みんなあのアイドルほのかちゃん。メチャメチャ口うるさい、男まさりのサエちゃん。いっつも研究室に寝泊まりしてドブロクを造りゆう、院生の酒井さん。いっつもやさしゅうにアワモリくんらあを見守りゆう、教授。
アワモリくんからサエちゃんまでの5人は4年生で、彼らの大学生活最後の夏から、卒業する春までの1年間のドタバタのエピソードが、12話のマンガになっちゅうががこの物語ながよ。
アワモリくんがコージくんと合コンに連れて行かれたり、学内で育てゆう山田錦をサエちゃんが台風から守ったり、ドブロク三昧の酒井さんの酒を下戸のアワモリくんが利き酒させられたり、知隼くんが遠距離恋愛の彼女とうもういってなかったり、大学祭でみんなあでミソ饅作って売ったり、クリスマスイブに合同利き酒会をしたり、みんなあでコージくんの実家で酒造りを体験したり、アワモリくんの卒論をみんなあで手伝うたり・・・。ほんで、それぞれのメンバーの進路も決まって、巣立ちの卒業式。
こんなエピソードを読みよったら、ワシも懐かしゅうに大学時代を思い出いてしまうがよ。ワシゃあ文系の経済学部やったき、内容的にゃあ全然違うがやけんど、登場人物らあの悩みや気持ちらあは、文系やち同じようなもんながやき。青春真っ只中の甘酸っぽうて楽しい大学生活と、自分の進路や将来についてイヤでも考えにゃあイカンなる時期が重なる、あの微妙な4年生の1年間。思い出すたんびに、ワシゃあ胸の奥の方がキュンとなってしまうがぜよ。
また、1つ1つのエピソードの中に、なかなかえい言葉や場面も散りばめられちゅうがやき。いっつも人から何かと頼まれごとをして、よう断れいで悩みゆうアワモリくんに、教授はやさしゅうに次のように語るがよ。

「ちょっとした用事を頼まれやすい人っていうのはねえ・・・のびる可能性がある人なんですよ。長い目で見ると・・・ですけどねえ・・・」
ほんで試験管のドブロクで乾杯する・・・。こりゃあなかなかえい言葉やと思わんかよ?
まあとにかく、懐かしい大学生活を思い出したりできるし、チクと醸造の勉強にもなるし、なかなかえい言葉らあも散りばめられちゅうきに、「酒ラボ」は是非オススメのマンガながぜよ!

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