
まずは6蔵元があちこちのテーブルについて、50名ばあのお客さんとともにディナーを待つがよ。ちなみに早うから来ちゅうお客さんは、もう始めちゅうがやき。
さてまず1品目は、「アミューズ」と「大山・特別純米にごり酒」。ビネガーの酸味とイクラの旨みが、見事に「にごり酒」の酸味と旨みにマッチしちょって、この後のディナーを大いに期待さいてくれる滑り出しやったがやき。

2品目は、「ゴールデンビーツで包んだカニのラビオリとアボガドのアーモンドオイルかけ」と「一ノ蔵・姫繕」。なんと偶然やけんど、前日の「LAN」の酒ディナー会でも、「ビーツ」を使うた料理を「姫繕」に合わせちょったがよ。やっぱし酸味が似いちょって、よう合うがやろうかのう。

3品目は、「ビーフカルパッチョのマリネしたマッシュルームのせ」と「大山・吟水花・純米吟醸」。まずは、「ビーフカルパッチョ」のクリスマスリースみたいな美しい盛り付けに感動!このあたりのセンスは、流石ながやき。「吟水花」はスッキリ系の代表みたいな酒やき、肉に合わいて大丈夫やろうかと心配やったけんど、意外に合うてビックリ!しかも、合わせりゃあ「吟水花」から旨みが引き出されてきて、ボリュームが増したように感じられるがぜよ。ロジャー、お主やるのう!


4品目は、「シャンテレールの煮込みウズラの卵のせ」と「男山・純米大吟醸」。「シャンテレール」は、この店の店名にもなっちゅうキノコの一種ながよ。一昨年の酒ディナー会で、キノコの煮込み料理と「一ノ蔵・樽酒」の組み合わせの素晴らしさに、樽酒嫌いやったワシが感動して、一気に樽酒ファンになったことを思い出すがやき。いまでもあの感動体験は、まっことロジャーに感謝しちゅうがよ。そんなバッチリの組み合わせの樽酒やのうて、純米大吟醸をもってくるたあ、大丈夫やろうかと思いよったら、やっぱし心配は無用やったがやき。ウズラの卵がキノコの風味をまろやかに変えて、この大吟醸の風味と見事にマッチさいてくれるがぜよ。恐れ入りました。


5品目は「グリルしたサーモンのグレープフルーツバター」と「司牡丹・純米吟醸生酒」。サーモンの甘みとグレープフルーツの酸味と収斂性が、司牡丹生酒の生の旨みと酸味と、ほのかな後口の収斂性に、まっことバッチリやったがやき。ウチの酒は柑橘類の酸味によう合うがやけんど、それを見抜くたぁやっぱしサスガながやき。

6品目は、「スパイスの効いた鯛と野菜のエスカベッシュ」と「若竹鬼ころし・純米大吟醸」。なんとスパイシーなカレーの風味の鯛を、野菜とビネガーやオイルの風味でやさしゅう包み込まいて、「若竹」の静岡酵母のフルーティな含み香と酸味に、バッチリ合うように変身さいちゅうがよ。こりゃ驚きやったがやき。

7品目は、「ロブスターと香味野菜の煮込み」と「司牡丹・純米大吟醸・雫酒」。ロブスターのナチュラルな甘みにレモングラスやライムの葉の風味が酸味として加わって、この料理もほのかな収斂性を与えてくれるがよ。それがやっぱし司牡丹とバッチリ!まっこと、またまたやられたぜよ!


8品目は、「焼いたダックの胸肉のジンジャーソース」と「開華・純米大吟醸・斗瓶取り雫酒」。この料理は、ショウガっちゅうよりか角煮らあに使う八角みたいな風味が強うて、開華に合うろうかと心配しちょったら、これがまたまた意外にマッチ!開華の隠れた力強さが、引き出されて、深みがグンと増したように感じられるがぜよ。またやられてしもうたのう!


さてラスト9品目はデザートで、「洋梨のハチミツとシトラスのキャラメルソース」に「男山・復古酒」。ローストした方の洋梨の甘みが、特に復古酒の甘みとソックリで、これも見事な相性やったがぜよ。



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