「もし、世界の終わりが明日やとしたち、ワシゃあ今日、林檎の種を蒔くやろう。」(ゲオルギー)
なんと力強い、自信に満ちあふれた言葉やろう。考えてみいや。世界の終わりがホンマに明日やったとしたら、ワシゃあ今日、一体何をするろうか?「林檎の種を蒔く」・・・つまり普段と変わらんと、淡々と自分のやるべき仕事をするらあて、果たしてできるろうかのう?こりゃあなかなかできるたあ、とても思えんがやき。・・・っちゅうこたぁ、ワシの「林檎の種」も、まだまだやっちゅうことながやろう。
ホンマに強烈な使命感につき動かされよったら、世界の終わりが明日やろうが何やろうが、「林檎の種を蒔く」がやないろうか。そうであってこそ、真の「ミッション(使命)」に生きちゅうことになるがやろうのう。
世界が終わる前の日にさえ、淡々と「林檎の種を蒔く」ことができると自信を持って言えるやったら、これほど幸せなこたぁないがぜよ。