老舗日本酒蔵元｢司牡丹｣社長が語る裏バナシblog　｢口は幸せのもと！｣

　10月7日（土）は、朝から地元の神官さんをお招きして、今年平成18酒造年度も無事こじゃんとえい酒が醸されますようにと、「和醸良酒」を祈願して神事を執り行うたがぜよ。

　特に今年は、新蔵「司牡丹・平成蔵」が稼働して2年目の年。「平成蔵」初年度の去年の酒は、まっこと美味しいとこじゃんと評判がえいもんじゃき、2年目に味が落ちたらあて言われんように、大事な造りになるがやき。しかも、造りも前年よりか結構増えて大変やきに、今年は神事も特に念入りに、社内のあちこちで行うてもろうたがよ。

　ほんで、まず最初は本社神棚に向こうての神事。会長に続いて二番目に、ワシが神棚に向こうたがやき。毎年この時期にゃあ恒例の行事ながやけんど、神棚に向こうて「二礼二拍手一礼」しもって、今年は勝負の年でもあるきに、特に身の引き締まる思いを強うに感じたがやき。司牡丹400余年の歴史と伝統を創ってこられたご先祖様。どうか、この勝負の年をあたたこうに見守りよってくださいや。

　続いては「平成蔵」での神事ながよ。ここじゃあワシが一番最初に神棚に向こうて「二礼二拍手一礼」。醸造部長、杜氏を筆頭に、蔵人の皆さんや醸造部の社員の皆さんが、例年以上に真剣な表情で、神棚に向こうちょったがやき。そんな姿を眺めもって、今年も昨年以上に、こじゃんと評判になるえい酒が生まれそうな、そんな確信がフツフツと湧いてきたがぜよ。

　その後は、酒搾りを行う「槽場（ふなば）」、精米工場、浄水場らあでも神事を執り行うてもろうたがやき。

　お酒造りの神様、今年もこじゃんとえい酒が醸されますように、そしてこじゃんとお客様を悦ばいて、よう売れますように、何卒よろしゅうお願い申し上げますぜよ！



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