2006年10月11日

司牡丹酒造第92期の始業式ぜよ!

 昨日の10月10日は、司牡丹酒造第92期の始業式やったがぜよ。司牡丹は9月末が決算やし、新酒造年度の酒造りは10月1日から始まるき、だいたい毎年今頃に全社員と全蔵人を集めて、始業式を開催しゆうがやき。始業式

 ちなみに司牡丹の創業は慶長8年(1603年)で、株式会社創立は大正7年(1918年)ながよ。この会社創立の年を第1期とすりゃあ、本来なら今年は第89期にならにゃあイカンがやけんど、設立当初は1期が半年やったことが3年ばああって、今年が第92期になるっちゅう訳ながぜよ。始業式2

 始業式は、まず社長示達から始まって、常務示達、各部長の方針発表、永年勤続表彰、会長挨拶と乾杯、宴会へと続くがよ。ほんで今回のブログじゃあ、社長示達の中から、今期のスローガンについて書いてもうかのう。

 前期、第91期のスローガンは「和顔愛語(わげんあいご)・和醸良酒(わじょうりょうしゅ)」やったがやき。人と応対する時はいつじゃち、相手の身になって考え、柔和な表情や態度、愛のある言葉を心がけようや。その上で、和をもって醸造すりゃあ、最高にえい酒が醸されるがぜよ。まあ、そんな意味のスローガンやったがよ。ほんで今期、第92期のスローガンは、以下の通りながやき。

「絆づくり・・・〈声なき声〉を目に見えるカタチに!」

,客様の知らんかった日本酒の新しい楽しさや豊かさを、ハッキリと目に見えるカタチで伝え、「ワー、スゴイ、ウレシイ!」っちゅうて叫んでもらうことを、「ここまでやるか」というばあ徹底的に間断のう提案し続ける。

△修鵑蔽罎如△客様との関係を深め絆をつくり、お客様の「声なき声」を徹底的に聴き、全ての根本をお客様の視点に置き、進化し続ける願望をとらえ続ける。

インターネット社会、総表現社会のシステムを理解し、駆使し続ける。

 ちくと解説すりゃあ、まず時代が変わって、モノが売れんなったがよ。モノがあふれ、生活者の願望は進化し、「モノ・単品」選択から「品番」選択へ、さらに「コト・ソリューション」選択に進化したがやき。つまり、「米」が欲しい、「日本酒」が欲しい、が「モノ・単品」選択。「魚沼産コシヒカリ」が欲しい、「司牡丹・船中八策」が欲しい、が「品番」選択。

 「今夜の楽しゅう豊かな食卓」っちゅうコトに対する、ワタシにピッタリの解決策(ソリューション)が欲しいっちゅうんが、「コト・ソリューション」選択ながよ。こうなってくりゃあ、生活者は実は欲しい内容を自分自身でハッキリと表現できんがよ。これが「知覚できんニーズ」、「声なき声」ながぜよ。今、モノが売れんなった理由、あらゆる分野の企業が衰退していった理由は、こういうことながよ。あらゆる業界、あらゆる企業にとっちゃあスゴイ危機ながやき。けんど同時に凄いチャンスでもあるがよ。衰退して潰れていく大企業や老舗もありゃあ、進化して発展していく企業や老舗もあるがやき。

 ほんで、いくつか進化した企業の事例を挙げさいてもうたがよ。「アスクル」「味の素」「カゴメ」「マンダム」・・・詳しゅうは、「8月22日」「9月17日」のブログを参照してもらいたいがやき。ほんでさらにスゴイ事例として、「ハーレーダビットソンジャパン」の話しもさいてもうたがよ。これについちゃあ「9月18日」のブログに詳しいがぜよ。

 どの企業の事例も、「ここまでやるか」っちゅうばあ徹底して、ハッキリと目に見えるカタチで生活者に伝えようとしゆうがよ。そんな中で、生活者の「声なき声」をとらえ、進化しもって、生活者との関係を深め、絆をつくっていきゆう・・・。ひるがえって、司牡丹はどうじゃろう?果たしてそこまでできちゅうろうか?「ハッキリと目に見えるカタチ」で、日本酒ならではの楽しさや豊かさを提案できゆうろうか?・・・まだまだできちゃあせんがやき。日本酒にゃあ、まだまだやれるこたぁこじゃんとあるがぜよ!


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元キャバ嬢クワバタオハラのセミヌード!!【芸能人の目撃情報から噂話!!】at 2006年10月11日 13:02
この記事へのコメント
おっしゃる通りですね!まさしくそこが全ての答えみたいなものです。しかし、多くの蔵元が御社のようにすべての根本をお客様の視点に・・・という発想すらない!あくまで自分都合、自分視点。だから、自分と、目線を合わせてくれるところに行くわけですね。それはお酒とは限らんわけです。
ファッションかもしれんし、宝石かもしれん。ハーレーかもしれんし、マイホームかもしれん。だから業界内でああだ、こうだ、という議論をしている間に、お客からソッポを向かれてしもうたわけですな、日本酒業界は。
まずは司牡丹竹村社長が先手を切ってぜひこの運動を突き進めて下さい。私も全力でお手伝いさせていただきます!
フレーッ!フレーッ!司牡丹!竹村社長!
Posted by 増田健治 at 2006年10月11日 10:57
増田先生、涙が出るばあこじゃんと嬉しいエール、感謝感謝ぜよ!ありがとうございます!
ワシにとっても今年は勝負の年やと思うちゅうきに、もう周りに気兼ねらあせんと、やりたいことをやりまくるつもりながよ。まあ、それっぱあやったち、なかなか現実は歩みが遅いきに、イラレの土佐人なもんやきイライラするけんど、絶対に数年以内に日本酒を復活(古うて新しいカタチで)させてみせるきに!増田先生も、是非お手伝いお願いしますぜよ!
Posted by 竹村昭彦 at 2006年10月11日 17:56