昨日は、司牡丹の蔵人、醸造部社員みんなあで、七輪で焼き肉宴会やったがぜよ。
ちなみに司牡丹平成18酒造年度の酒造りも、一昨日の19日が第1号の仕込の「留添(とめぞえ)」やったがよ。日本酒の仕込は、「三段仕込」っちゅうて、3段階4日間に分けて仕込まれるがやき。1日目の仕込が「初添(はつぞえ)」で、2日目は何も仕込まんと酵母の増殖を待つ「踊り」。3日目の仕込が「仲添(なかぞえ)」で、4日目の最後の仕込が「留添」っちゅうがやき。第1号の仕込は本醸造酒やき、こっからだいたい15日ばあ発酵さいて、いよいよ初搾りっちゅうことになるがよ。
さて、蔵の仕事は朝が早いきに、宴会開始時間も早いがぜよ。17時前に行ってみりゃあ、旧蔵の「麹室(こうじむろ)」前の広場にゃあ、もうバッチリ宴席の準備が整うちょったがやき。恒例の七輪焼き肉宴会ながよ。
17時ちょい過ぎにゃあ、みんなあが集まって、まずは浅野杜氏からのご挨拶。続いてはワシの挨拶と乾杯で、宴会スタートながぜよ。
お酒は「土佐司牡丹」(糖類無添加の普通酒)の燗酒。えい具合の温度の上燗(45℃程度)に燗がついちょって、スイスイと酒が進むがよ。途中からは、試作品の「花と恋して・スパークリング」(微発泡・低アルコール純米酒)も出されたがやけんど、これがまた結構焼き肉に合うがぜよ。食べもんも、「チャーテの漬物」や「干し鮎の炭火焼き」、「おむすび」らあも回ってきて、時間も早いもんやき、ワシゃあスッとお腹いっぱいになってしもうたがやき。
こうして2時間半ばあ、蔵人や醸造部のみんなあと酒を酌み交わしもって語りおうたがやけんど、今年の造りも例年以上に、みんなあ気合いが入っちゅうがぜよ。もう10月も半ば過ぎやというに、日中は温度がかなり高いきに、酒造りにとっちゃあ良うない気候ながやき。しかも今年は、純米酒が足りんもんやき、かなり早うに純米酒の仕込をせにゃあイカンき、大変ながよ。ほんじゃき、浅野杜氏からの依頼で、製氷機を購入。気温が高うたち、モロミを冷やいて高品質の酒が仕込めるようにしたがやき。昨年新蔵「平成蔵」をやったばっかしで、そりゃあ痛い出費やけんど、えい酒を造らんことにゃあ意味がないきにのう!
今年は例年より造りも多うて何かと大変やろうけんど、今年も例年以上にこじゃんとえい酒を、皆さんよろしゅうお願いしますぜよ!
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