2007年01月12日

文化教室「土佐酒道入門」第14期生の第4回講座ぜよ!

 昨日は、第2木曜日やき、高知新聞文化教室でワシが受け持っちゅう、「土佐酒道入門」(〜楽しい日本酒教養講座〜)やったがぜよ。ちなみにこの講座についての詳しゅうは、ブログカテゴリー「土佐酒道入門」を参照してもらいたいがやき。2007.1.12講座風景

 ほんで昨日は、第14期生全6回の第4回目の講座。講座内容は、「日本酒基礎知識〈PART.2〉」(「米・水・技・風土・そして心」、日本酒の個性、土佐酒の個性)っちゅう内容やったがよ。まずは18時から19時過ぎまで、第1部の講座。以下のような内容を話さいてもうたがやき。


2007.1.12講座風景2【1】日本酒の個性
〈1〉「米・水・技・風土・そして心」
〈2〉各地の日本酒
【2】土佐酒の個性
【3】「名酒」とは
〈1〉「地酒」と「名酒」
〈2〉「名酒」の条件


 次に後半の第2部は、19時半頃から20時半頃まで、「利き酒講座」。生徒の皆さんからリクエストのあった、全国の地酒の利き酒やったがよ。ちなみに出品酒は、以下の通りぜよ。

(1)「舞姫・純米酒」(舞姫酒造)〈長野県〉
(2)「千代むすび・特別純米」(千代むすび酒造)〈鳥取県〉
(3)「百楽門・純米酒」(葛城酒造)〈奈良県〉
(4)「司牡丹・謹賀新酒・純米吟醸酒」(司牡丹酒造)〈高知県〉
(5)「花美蔵・花・純米吟醸酒」(白扇酒造)〈岐阜県〉
(6)「まつのつかさ・2006大吟醸酒・愛山」(松瀬酒造)〈滋賀県〉
(7)「浅間山・山田錦・純米吟醸酒」(浅間酒造)〈群馬県〉
2007.1.12出品酒2007.1.12出品酒2



 「舞姫」は名前の通り女性的で柔らかい、キレイな酒質。「千代むすび」はフルーティで、優しい旨みのあるタイプ。「百楽門」は、米からの甘味と柔らかな酸味、まろやかな膨らみが個性的なタイプ。「司牡丹」は、キメ細やかな吟醸香と清々しいソフトな味わい。「花美蔵」は、コクのある香りと旨みタップリの味わい。「まつのつかさ」は、清流のように清らかなタイプ。「浅間山」は、熟したバナナのような香りが華やかで、甘みが膨らむタイプ。今回は(3)と(5)が個性的で、お燗向きと言えるがやないろうか。

 さて、一通り利き酒を終えりゃあ、皆さんお待ち兼ねの酒肴タイムながよ。全国各地の珍味を取り寄せて、お酒とともに味わうがやき。ほんで今回の酒肴は、「ゴボウの醤油漬け」。これが意外にピリ辛で、なかなか強烈な個性やったもんやき、吟醸系のキレイな酒質じゃあ、酒が負けてしまうがよ。冷やしちゃあった酒が常温になって、開いてきた頃の「百楽門」と「花美蔵」あたりがバッチリやったがやき。お燗ができりゃあ、そっちの方がさらに相性が良かっつろうのう。

 文化教室終了後は、生徒さんの有志で残ったお酒をぶら下げて、いつものご近所「花鶴」(高知市本町3-2-45 TEL:088-872-3321)さんで宴会ながよ。卒業生の地酒専門店「酒商ふるや」(TEL:088-872-2482)の奥さん、古谷さんも加わって、新年会みたいなもんやき、大いに盛り上がったがやき。

 皆さん、また今年も、文化教室「土佐酒道入門」と「司牡丹」を、何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ!


土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社

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車中からの朝焼け。 自然はこんな感動を届けてくれる。 高知の空は、でっかいぞぉ〜! 太陽が昇る前に、東の空がカァーッと赤くなる、この色が緋色。 昔はアケイロと呼んだ、赤の語源シーン。 お〜、久々にカラリストらしいブログやん。[:ラッキー:] これは...
高知の朝日と桂浜【カラーフロアPERSONAL】at 2007年01月12日 16:59
この記事へのコメント
社長 tbありがとうございました。
高新! おんなじ第2木曜の おんなじ教室ですきに!!
大倉は、写真のこの教室で、10〜12時に「カラーセンスアップ」講座をしゆうがです♪
今更やけど、あまりの奇遇に驚いちょります。
ちょうど、土佐人が宇宙酒を飲みとうなる思考回路を解明したところですき、tbもさせてもらいました(笑)。
師匠っ! いかがですろう?!
ほいたら、高新でも今後共よろしゅうに。☆
Posted by personal大倉 at 2007年01月12日 17:27
Personal大倉さん、コメントとトラックバックありがとうぜよ!
また、ブログで宇宙酒ネタをお書きいただき、重ねて感謝感謝ながやき。
しかし、文化教室、日も部屋も一緒たぁ、すごい偶然やのう。実は先月の講義で「共感覚」の話しをしちょったき、今回の講義では、先日の大倉さんのカラオケでの「歌に色が見える」っちゅう話しをさいてもうたばっかしながやき。ワシらあも、酒の香りや味わいに、色や風景が見えたり、音楽や歌が聴こえたりするばあにならにゃあのう!
これからも、よろしゅうお願い申し上げますぜよ!
Posted by 竹村昭彦 at 2007年01月13日 08:50
あはは、もうどうしょう!
私も先月、文字に色がついて見える「共感覚者」の著書を読んだばかりですき。著者によると、「え〜?皆ぁそうじゃないが?」らしいですが、共感覚者によっても見え方は違うらしいがです。
音感が優れた方は、色から音が浮かぶみたいやけど、私は色が浮かぶ派。アクサンでお話ししたように、料理と日本酒の味に合わせて、ぐい呑み(おちょこじゃ足らんき 笑)の色を選ばんと、不協和音みたいに、とってきのおいしさが半減してしもうて、モッタイナイ神様が降りてくるがです!
その点、司牡丹さんの宇宙酒のボトルとラベルはぴったりで、美味でございますぅ〜〜!(大奥調♪)では、では。
Posted by personal大倉 at 2007年01月13日 09:41
personal大倉さん、コメントありがとうぜよ!
共感覚者の本は、何ちゅう本ながやろう?是非ワシも読んでみたいがやき。
ところで、大倉さんはお酒の味わいとかお酒とお料理の組み合わせとかに色が見えたりせんがやろうか?もし見えるやったら、こぢゃんとえいのう!
Posted by 竹村昭彦 at 2007年01月14日 10:37
社長、がってんです!
ここ数日、イベント・開講・TV密着取材の連日ですきに、木曜あたりに、ガッツリtbさせていただきま〜す。
ご質問の件ですが、おーくらは先日のカラオケで大酔いながら、「ありゃ?皆ぁは色が見えんがやろうか?」と、初めて思うたところです・・・。味覚同様、色彩設計のご相談を聞きながら、「これにはこの色」と、文章が浮かぶがと同じスピードで、即座に色が浮かぶがです。。。
Posted by personal大倉 at 2007年01月14日 23:47
personal大倉さん、コメントありがとうぜよ!
しかし、やっぱし共感覚者やったがやのう。スゴイ才能ぜよ!世の中にゃあ、そういう方々が、いったいどれっぱあおるがやろう?ちなみにお知り合いにいらっしゃいますか?
Posted by 竹村昭彦 at 2007年01月15日 19:06