2007年01月20日

「土佐学協会」第2回「土佐のお茶研究会」と「絶滅危惧の産業と文化の研究会」ぜよ!

 昨日は、大橋通りの「まちの駅」の2階で、ワシが理事長を務めゆう「土佐学協会」の2つの研究会、「土佐のお茶研究会」と「絶滅危惧の産業と文化の研究会」の第2回目やったがよ。ちなみに、「土佐学協会」発会集会についちゃあ「10月16日」と「10月17日」のブログを、前回の「土佐のお茶研究会」と「絶滅危惧の産業と文化の研究会」についちゃあ「12月9日」のブログを、ご参照くださいや。

 まずは「土佐のお茶研究会」。座長の坂本世津夫先生を筆頭に、7人のメンバーが集まって開催されたがやき。土佐の茶研究会

 まず坂本先生からの報告。県の茶業試験所に連絡をしてみたところ、高知の放棄茶園の現状らあも把握できちゅうらしゅうて、どこのお茶がどういう状況からあも分かるようで、大抵の資料は揃うちゅうようながよ。また、各地の村史や町史らあにも、お茶の製造を始めた経緯や、どうやって作られよったからあも、書かれちゅうみたいなき、そういう調査方法もあるみたいながやき。ほんで来月初旬ばあに、茶業試験所や各町村らあに、数名のメンバーで実際に行ってみようっちゅうことになったがぜよ。さてその後は、メンバーの皆さんから議論や話題が百出。大体以下のような内容やったがやき。


●田坂広志さんの「これから何が起こるのか?」っちゅう書籍(「12月27日」のブログ参照)に書いちゃある内容が、こぢゃんと参考になる。今後の「ウェブ2.0革命」の中で、土佐茶のブランド化は可能になっていくがやないか。また、お茶っちゅうもんだっけやのうて、その楽しみ方や入れ方や道具や周囲のもんと一緒に「商品生態系」をつくって、ライフスタイル提案をしていくべきやないか。

●茶道の中に、おいしいお茶の入れ方とか楽しみ方らあのヒントがあるがやないか。ちなみに華道にゃあ3000ばあの流派があって、そのうち20ばあは、文科省が芸術的価値を認めちゅうがやと。

●高知のお茶屋さん「森木翠香園」さんらあに聞きゃあ、土佐茶の楽しみ方や効用らあも分かるがやないか。

●山登りらあの際、途中の道端のお茶の木の枝を取っちょいて、それを焚き火で焙って山の水でお茶をいれりゃあ、こぢゃんと美味しい。ところが、それを平地でやったち、あんまり美味しゅうない。山の水がお茶を美味しゅうするがやないか。ちなみに、針葉樹林の水じゃあお茶はあんまり美味しゅうのうて、広葉樹林の水でお茶をいれたら美味しいようながよ。

●他県にゃあ、お茶と塩昆布とか、お茶と野沢菜漬けとか、「お茶うけ」の生活文化がある。高知にゃあそういうもんはないがか?ないがやったら、高知らしいもんで、何が合うがか?

●コーヒーや紅茶をいれるがは、温度や入れ方らあが比較的簡単やけんど、お茶はモノによって温度や入れ方らあが様々に違うちょって難しいき、ベットボトルのお茶らあに取って替わられたがやないか。

●インターネットの通販で一番最初に成功したがは紅茶。それは軽いし、破損したりせんし、比較的単価がはるきながやと。お茶もネット販売向けやないろうか。

●お茶の葉らあを様々にブレンドして、個人仕様にして楽しむっちゅう文化がある。個人のオリジナル茶を作りますよっちゅう提案も可能やないか。

●「自分で茶をいれる贅沢!」っちゅうキャッチコピーらあは、雑誌「サライ」の特集のテーマになりゃあ人気になりそう。

●旧東津野村の曙茶は、こだわっちょって美味しい。

●「土佐学」は行動学や。実際に現場に行ってみたり、ライフスタイルらあも体験してみたりしていくべき。そんな活動は、会員獲得にもつながるがやないか。

●大会らあで、実際に様々な茶葉や水や温度らあで、また「お茶うけ」らあと一緒に、利き茶してみるがもえいがやないか。土佐酒もツマミとかと一緒に利き酒したりも面白い。

●年報は、顧問の先生方の寄稿文、会員の論文、研究会の経緯らあをまとめりゃあえいがやないか。

●山師は、どんな大雨やち、茶ビンを持って行って、木の枝を削り、火をつけ、必ず茶をいれる。生水らあは飲まん。高知はお茶をよう飲む県民やないろうか。ペットボトルの甘いジュースばっかし飲みゆう若者は、持久力がのうなるし、考える力も弱うなる。最近やっとペットボトルらあでもお茶の人気が出てきた。確かに本来お茶はいれるもんやけんど、ペットボトルのお茶も一部肯定すべきところもあるがやないか。


 さて続いては、おんなじメンバーで「絶滅危惧の産業と文化の研究会」。まず、座長の宮川敏彦先生のご著書「記録土佐の炭1995-2006」が発売されちょって、その本をワシも購入さいてもうたがやき。絶滅危惧の産業と文化の研究会

 さて、宮川先生からの提案は、土佐備長炭しかりで、まだまだちくと頑張りゃあ再生できる産業や文化があるがやと。いろんな方々らあと協力し合うて、絶滅をちっとでもくい止めることができりゃあせんかっちゅうことやったがやき。ほんで今後は、ある程度みんなあが知っちょって、ちくと頑張ったら絶滅せんですむようなもんから取り上げてみたいっちゅうことやったがよ。

 まずは「土佐和紙」。土佐市といの町の手すき和紙の現場らあを回って、実際に作り方らあを知って、実態をつかむことから始めたいっちゅうことながやき。もうひとつは、高知独特のもんが多い「海の文化」を取り上げたいっちゅうことやったがぜよ。

 さて、研究会のメンバーにゃあ、県の紙業試験所におられた浜田先生がおられ、今回はワシらあに、土佐和紙について、様々なレクチャーをしてくださったがやき。

●絶滅危惧たぁいうけんど、和紙全体としちゃあ、障子やフスマ、日本画の紙や書道の紙、文化財の修復らあに使われよって、手すき和紙やないとイカンっちゅう文化があるき、必ず残ってはいくろう。

●土佐和紙ならではの特徴は、コウゾを使うた紙が最高に上手やということ。確かに今は、機械でもほとんど同じもんができるけんど、長い月日の中でみりゃあ、差が出てくるがよ。

●土佐ならではの和紙の中に、「土佐典具帖紙」っちゅう世界一薄うて強い紙があると。これの手すきで有名な濱田幸雄さんは、人間国宝。かつて「土佐典具帖紙」は、タイプ印刷の紙らあによう使われ、世界中に輸出されよったがやと。それが今は、ちぎり絵らあばあにしか使われやあせん。こりゃあまっこともったいないがぜよ。


 その後は、様々な意見や議論らあが足るばあ出され、こぢゃんと盛り上がったがやき。

●「土佐備長炭」にしたち、「土佐和紙」にしたち、それで「食えるかどうか」が一番の問題やないか。記録 土佐の炭

●高知は、原材料や1次産品らあの供給県ではあるけんど、そっから先、気のきいたもんに加工して付加価値を付けるっちゅう部分が、こぢゃんと苦手。これは、もう何10年も前から言われ続けゆうけんど、なんで今でもそうながか?

●高知県人は、なんで気のきいた付加価値をつけることが苦手ながか。
・これほど研究熱心やない県はない。
・他県に学ぼうっちゅう姿勢がない。
・他県に出ていったら帰ってこん。
・人の話しを聞かん。
・気にいらんかったらスッとやめる。
・DNAの中に、衰退文化が内包されちゅうがやないか?


 なんか土佐人批判みたいな話しになりよったけんど、その上で、ほいたらどうすりゃあえいかっちゅう話しながよ。昭和30年から60年までの間の高度成長期に、高知からは72万人もの人が出ていってしもうちゅうがやと。けんど、考え方によっちゃあ、それっぱあ高知から出ていった人がおるがやったら、そのほんの1%の人が帰ってくるだっけで、モノスゴイ効果やないかっちゅうことながよ。そう考えりゃあ、また意識も変わってくるっちゅうもんながぜよ。

 花鶴  清水サバのタタキ研究会終了後も、いつものご近所「花鶴」(高知市本町3-2-45 TEL:088-872-3321)さんで、4人のメンバーが残って「船中八策」を飲みもって、またまた議論や意見をたたかわいて盛り上がったがやき。「土佐学協会」も、益々面白いことになっていきそうなきに、こぢゃんと楽しみながぜよ!



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司牡丹酒造株式会社


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