2007年02月08日

「土佐学協会」で土佐茶の調査ぜよ!

 昨日は、ワシが理事長を務めゆう「土佐学協会」の中の「土佐のお茶研究会」に所属しちゅう理事メンバー数名で、土佐茶の現地調査に行ったがやき。ちなみに「土佐学協会」発会集会についちゃあ去年の「10月16日」と「10月17日」のブログを、「土佐のお茶研究会」についちゃあ「12月9日」と「1月20日」のブログをご参照くださいや。

 さて、まずは朝9時前に、協会の副理事長で「土佐のお茶研究会」の座長を務めゆう高知大学教授の坂本世津夫先生と、理事の高知短期大学助教授の水谷利亮先生が司牡丹本社まで来られ、ワシと3人で仁淀川町に向こうたがやき。ほんでまずは、仁淀川町教育委員会に到着。過去の村史らあを拝見さいてもらい、大野教育長さんのお話しを聞かいてもうたがぜよ。

 大野教育長さんからは、予想以上にお茶についてのこぢゃんと面白いお話しが聴けたがやき。ワシが一番興味を持ったがは、実生活での土佐番茶のお話しやったがよ。お茶は、まず4月末頃から5月初旬にかけて一番茶を摘み、その後二番茶、三番茶らあを摘んで、秋に花が咲く頃に番茶用の茶摘みをするらしいがやけんど、そん時に花も一緒に摘んだがを、「花茶」っちゅうて呼んだりするっちゅうがやき。また、その摘んだお茶を、各家庭の釜で焙り、沸騰さいた鉄茶瓶の中に入れて番茶として楽しむがやけんど、その残りのお茶っ葉を保存しちょいて、2年もん3年もんらあにして、飲む前にまた焙って楽しみよったっちゅうがぜよ。「2年熟成土佐番茶」とか、「3年熟成土佐花番茶」らあて、まっこと飲んでみたいと思わんかよ!?

 また、生活に密着したお話しとして、農作業中に昼食にしょうかっちゅう時にゃあ、「昼ご飯にせんかよ」たぁ言わんと、「お茶にせんかよ」と言いよったと。とにかく、番茶がなけりゃあ、食事は成り立たんばあ、こぢゃんと生活に密着しちょって、なくてはならんもんやったっちゅうがぜよ。このあたりのお話しらあて、「土佐のお茶研究会」が探しよった、生活に密着した土佐茶文化に、まさにバッチリながよ。こぢゃんといろんなヒントがいただけたがやき。大野教育長さん、まっことありがとうございましたぜよ!

 その後は、高知県農業技術センター「茶業試験場」(吾川郡仁淀川町森2792 TEL:0889-32-1024)へ。ここで協会の理事の一人、(有)生活創造工房・代表取締役大野加惠さんも加わっての4名で、「茶業試験場」の木村場長さんと主任研究員の邑田さんのお話しを聴かいてもうたがやき。まずはサスガは「茶業試験場」ながよ。ここで出されたお茶は、こぢゃんと美味しかったがぜよ。茶業試験所茶業試験所のお茶






 土佐茶についての資料らあも、高知県茶業百周年記念誌「土佐茶百年」の複写や、土佐茶の美味しい入れ方の資料らあをいただけて、こぢゃんと勉強になったがやき。ちなみに、美味しいお茶(煎茶)の入れ方は、以下の通りぜよ。おいしいお茶の入れ方

 煎茶を入れる時のお湯は、必ずいっぺん沸騰さいて80度ばあに冷まいたもんが適温で、飲む時の温度は65度ばあがえいがやと。ほんじゃき、いっぺん沸騰したお湯を湯呑み茶碗に入れて湯ざましにするがよ。湯呑みにお湯を8分目ばあに入れるがやけんど、1人分の湯量は上茶で60ml、並茶で90ml程度。湯ざましにする適温は、上茶で70度、並茶で90度ながやと。ほんで、お茶の葉を急須に入れるがやけんど、茶葉の量は、1人〜2人分で5g程度、5人分で15g程度が目安ながよ。ほんで、湯ざまししたお湯を急須に注いだらフタをして、1〜2分ばあ置いて抽出するがやと。長う置きすぎたら、苦味や渋味が出るき、注意せにゃあイカンがよ。湯呑みに注ぐ時は、ちびっとずつ往復つぎをして、お茶の濃さをそろえもって、最後の一滴まで注がにゃあイカンがやと。尚、二煎目は早うに出るき、やや熱めのお湯を入れてすぐに(10秒ばあ)注ぐとえいらしいがぜよ。是非、会社らあで来客の際に、この方法で美味しいお茶を入れて出してみいや。お客さんをお茶一杯で感動させることができるかもしれんぜよ!煎茶番茶

 その後は、煎茶と番茶の違いらあを聴かいてもうて、それぞれの実物のお茶っ葉も拝見。試験場の茶工場や茶畑らあも見学、ご案内してもうたがよ。お昼休み過ぎまでの長時間お付き合いいただき、「茶業試験場」の皆さんにゃあ、まっこと感謝感謝ながやき。茶畑茶畑2




 さて昼食は、4人で中津渓谷「ゆの森」(吾川郡仁淀川町名野川258-1 TEL:0889-36-0680)へ。次の約束まであんまり時間がなかったもんやき、せっかくの渓谷美を見る間もなく、温泉に入る間ものうて、慌ただしゅう食事をすまいて即移動やったがよ。大野さんは仕事の都合でここで帰られ、ワシらあは再び3人で仁淀川町役場に向こうたがやき。

 仁淀川町役場では、農業振興係長の西森さんとJAコスモス吾川支所長の渡辺さんに、いろいろお話しをうかごうたがよ。主に仁淀川町の産業として、「お茶産業の現状と課題」らあについてうかごうたがやき。やっぱしお茶農家の高齢化と後継者不足で困っちゅうようながやけんど、意外やったがは放棄茶園は少ないっちゅうがよ。放棄茶園がドンドン増えゆうと聞いちょったき、この点はチクと意外やったがやき。案外皆さん、先祖伝来の茶園を大事にしゆうようながぜよ。

 いろんな話しの中で、ワシが一番興味を持ったがは、「山里だより」っちゅう情報発信チラシ。旧吾川村時代の2002年10月から、季節ごとに年4回、A4版両面1枚で情報発信をしゆうっちゅう話しで、2007年2月号で第16号になるがやと。これがなかなか良うできちょって、思わず興味をひかれてしもうたがやき。山里だより幻の銘茶

 「ゆの森」の紹介に始まって、「てっぺんトマト」、「竹炭」、「ひょうたん桜」、「幻の銘茶」、「吾川スカイパーク」、「アメゴ」、「現代の名工・土佐和紙の紙漉き名人」、「春の味覚・山うど」、「鮎釣り名人」、「キジ肉」、「山里の文旦」、「中津わさび漬」、「ゆの森・タイ式足裏マッサージ」、「てっぺんトマトのシャーベット」、「木工品・こっばの会」、「シバザクラ」、「よもぎまんじゅう」、こだわり豆腐「水と豆のちから」、「ブルーベリータルト」、「高齢者いきがい陶芸教室」・・・。これまで発行された16冊をザッと眺めりゃあ、こりゃあまっこと、こぢゃんとネタが豊富で、思わず欲しゅうなってしまうもんがいっぱい紹介されちゅうがぜよ。

 「幻の銘茶」は、15年以上化学肥料も農薬も使わんと自然のまんまで手摘み茶をつくりゆう名人のお茶ながよ。こだわり豆腐「水と豆のちから」は、おからがまったく出ん、大豆を丸ごと使うた濃厚な豆腐。また、清流の恵み「わさび漬」と春の美味しさいっぱいの「よもぎまんじゅう」は、例年より早めに、「ゆの森」で販売開始したばっかしながやと。

 こりゃへんしも買いにいかにゃイカンっちゅうことで、仁淀川町役場を出たら即再び「ゆの森」へ。ほいたら、「わさび漬」と「よもぎまんじゅう」だけやのうて、「幻の銘茶」と「水と豆のちから」もあるやいか!ワシゃあ思わず全部買うてしもうたがぜよ。こだわり豆腐「水と豆のちから」よもぎまんじゅう

 ラストの訪問先は、我が故郷・佐川町役場。まずは榎並谷町長さんにご挨拶して、産業振興課長補佐の下川さんと和田さんにお話しをうかごうたがよ。佐川町の場合は、放棄茶園がドンドン増えていきゆうがやと。仁淀川町と違うて、茶園以外に水田らあも豊富やき、佐川の場合は茶園を放棄する人が多いがやないかっちゅうことながぜよ。


 予定を終了して、佐川町役場を出たがは17時半過ぎ。まっこと、たった1日やったけんど、土佐のお茶についてこぢゃんと勉強になったがやき。あとはこれをどうまとめて、どうすりゃあ土佐茶が元気になり、土佐が元気になるかを、いろいろ考えていかにゃあイカンがよ。これからが、なかなか大変ながぜよ。今回ご参加いただいた理事の皆さん、またご丁寧に対応していただいた各地の役場、試験場の皆さん、まっことありがとうございました。心から御礼申し上げますせよ。


 わさび漬と立春朝搾りさて、補足。その日の晩は、残っちょった「司牡丹・立春朝搾り」と「中津わさび漬」で、当然一杯やったがやき。フレッシュでツンとくる新鮮なワサビの辛さと甘酢の旨みが、こりゃたまるか美味いぜよ!「立春朝搾り」のビチビチしたフレッシュ感と、まさに絶妙の相性やったがやき。まっこと、土佐の高知にゃあ、まだまだ隠れたウマイもんがあるもんじゃのう!






土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社

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こんにちは。
お酒にしてもお茶にしても、造る工程や技術に間違ってはならない「頃合い」があるのと同様に、それを頂くにあたっても、もっとも食される側が喜ぶ食し方、飲み方がある−という事が良くわかります。
私達の仕事にも同じような事が言えると思い、勉強になりました。
Posted by 土の香りのソフト屋さん at 2007年02月08日 13:58
こんにちは。
お酒にしてもお茶にしても、造る工程や技術に間違ってはならない「頃合い」があるのと同様に、それを頂くにあたっても、もっとも食される側が喜ぶ食し方、飲み方がある−という事が良くわかります。
私達の仕事にも同じような事が言えると思い、勉強になりました。
Posted by 土の香りのソフト屋さん at 2007年02月08日 14:01
土の香りのソフト屋さん、コメントありがとうぜよ!
どんな仕事やち、スキルも大事やけんど、タマシイや「頃合い」っちゅうんが大事やっちゅうことながやろう。
ワシも、まだまだスキルとタマシイを磨いて、あらゆる場面での「頃合い」が分かるようにならにゃあのう!
Posted by 竹村昭彦 at 2007年02月08日 17:43