

この書籍の原題は「YES Lives in the Land of NO」やき、直訳すりゃあ「NOの国に住むYES」っちゅうことになるがよ。この原題の通りこの書籍は、前半は絵本や童話みたいにシンプルな「NOの国の物語」になっちょって、後半はその解説っちゅう2部構成になっちゅうがやき。わずか150ページばあで、半分以上は絵本みたいなもんやき、読書が苦手な人やち苦ものうスッと読めるがやけんど、内容はなかなか深うて、こぢゃんと示唆に富んじゅうがぜよ。
第1部の「ノーの国の物語」は、ノーの国を旅する「わたし」が、いろんな住人に合うて、様々なノーに出会いもって、「イエス」を探すっちゅう物語ながよ。「波風をたてるな!」さん、「また今度ね♪」さん、「疑り深い?」さん、「お金ならないよ!」さん、「今のままがイチバン!」さん・・・。いろんなタイプのネガティブなノーの国の住人が現れ、「わたし」は様々なノーと出会うがやき。それでもイエスを探し続ける「わたし」・・・。読み進めゆううちに、架空のノーの国の物語やに、その国の住人は、いよいよワシらあの住んじゅうこの世界の住人にソックリやっちゅうことに気づくがやき。

そのうち「わたし」は、どういうケースがうまいことイカンかメモを取りだいて、ノーを研究し始めるがよ。ほいたら、チビッとづつ、ノーの国でイエス!を見つけるための秘密に近づいていくがやき。
「気長にいこうよ!」さんは、「ノーよりか、長うにリングにとどまることが勝利ぜよ」と教えてくれる。「よい態度で♪」さんは、「ノー」を「今のところはダメぜよ」っちゅう意味に受け取る。・・・さて「わたし」は、ノーの国でイエス!を見つけるための「魔法の方程式」を探し出すことができるがか・・・。この続きは、是非本書をお読みいただきたいがやき。
ほんで、第2部の解説編「ノーのしくみ」を読みゃあ、さらに学びになるがぜよ。「ノーの国を見分ける『10の質問』」、「ノーをイエス!に変える方法」、「いつもポジティブでいられる7つの法則」、「あなたもイエス!と言うための6つの挑戦」、「ノーの国で自分の道を見つける10のステップ」・・・。仕事でも家庭でも、あらゆる場面でこぢゃんと役に立ちそうなヒントが、満載されちゅうがぜよ。
またこの書籍は、ノーの国を旅するがのヒントになるような、いろいろな偉人や著名人らあの名言も掲載されちゅうがやき。ほいたら最後に、そんな名言の中から一つだっけご紹介して、締めくくらいてもらおうかのう。
「粘り強さに取って代わるもんはこの世にゃあないがやき。『才能』は違うがよ。才能があったち成功しちゃあせん人は、珍しゅうないがやき。『天才』も違うがよ。ご褒美を与えられん天才は、格言のごとく足るばあおるがやき。『教育』も違うがよ。この世は教養のある落伍者だらけながやき。『粘り強さ』と『決意』だけが全能ながよ。人類の問題をいっつも解決してくれるがは、『やり続ける』っちゅうスローガンながぜよ。」(カルバン・クーリッジ〈30代目米国大統領〉)

ノーの中からイエス!を探せ ネガティブな人と戦うためのガイドブック
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