6月15日(金)は、日本名門酒会(http://www.meimonshu.jp)の「2006年度JPSI株主総会」と「輸出メーカー協議会」が、東京・新宿の京王プラザホテルで開催されたがぜよ。
まずは14時から、2006年度「第20回JPSI株主総会」。ちなみに「JPSI」っちゅうんは、「Japan Prestige Sake International,Inc.」の略ながよ。この会社は、日本名門酒会本部の(株)岡永さんと、名門酒蔵元有志らあが株主になって立ち上げたアメリカ法人の会社で、ワシらあの日本酒をアメリカに輸入して販売する会社ながやき。ほんで2006年度の決算は2007年2月末で、今回は第20回目の株主総会やったがぜよ。
第1号議案は、「2006年度決算の概要報告」。詳しゅうは、ここじゃあ控えるけんど、売上前年対比は111%と、相変わらず好調やったがよ。続いて第2号議案は、「2007年度事業の概要説明」。ここじゃあ、前年対比110%の計画が発表されたがやき。ほんで、2つの議案とも何事ものう無事に承認され、後はその他報告事項らあがあって、15時過ぎにゃあ株主総会は終了したがぜよ。
引き続いては、まっと広い会場に移動し、他の蔵元メンバーも加わって、15時半より「2007年度・日本名門酒会・輸出メーカー協議会」が開催されたがよ。海外輸出についちゃあ、日本酒はまっこと好調なもんやき、いろんな団体が群雄割拠しだいて、競争がこぢゃんと激化しちゅうきに、どこでライバル団体に見られるかもしれんき、すまんけんど、今回の内容はあんまり詳しゅうは書けんがやき。
とにかく日本酒は、国内じゃあ相変わらず長期低迷から抜け出してないけんど、日本酒の海外輸出全体についちゃあ、昨年が5年連続数量増、7年連続金額増で、ついに1万klの大台に乗ったっちゅうがよ。首位米国についちゃあ前年比111.9%、また中国にいたっちゃあ9割近い伸びで、昨年9位から6位になるなど、とにかく輸出についちゃあ絶好調で、SAKEは世界に広がり続けゆうっちゅうことながぜよ。
ワシらあの日本名門酒会・輸出協議会についても、前年対比107%と相変わらずの好調。日本名門酒会飯田本部長のお話しでも、数年後にゃあ、名門酒会全体の10%を海外輸出にしたいっちゅうことやったがやき。
また、今や世界中で日本食を食べゆう人は6億人、日本食レストランは24000軒、日本食材の輸出額は3千億円で、安倍首相もこの輸出額を2013年にゃあ1兆円にするっちゅうて言いゆうらしいがよ。また、キッコーマンの茂木会長さんによりゃあ、キッコーマンはアメリカ進出50周年らしいがやけんど、今や売上の4分の1が海外市場で、利益についちゃあ半分が海外市場やっちゅうことらしいがぜよ。
日本名門酒会やち、初めての海外進出から22年。いろんな団体やら蔵元らあが、ワシらあが開拓した市場に、ドンドン進出してきゆうけんど、日本酒輸出のリーディングカンパニーとしての誇りを持って、今後も地道に活動していかにゃあイカンがやき。確かに、最近いろんな日本酒輸出団体や輸出蔵元らあの活動状況を見るにつけ、海外やち地に足のついた地道な活動が大事やっちゅうことを、改めて実感するがやき。ただ単に、蔵元が挨拶して名刺を渡いて、大吟醸を試飲さいただけじゃあ、結局は一発の打ち上げ花火だっけで、後にゃあつながらんっちゅうことながぜよ。
1985年3月、ニューヨークへの輸出っちゅう初めての海外輸出から22年。ワシらあ「日本名門酒会・輸出協議会」の輸出石数は4000石を超え、輸出国は31ヶ国にも及ぶようにまでなったがよ。とはゆうたち、日本酒全体の出荷量からすりゃあ、日本酒輸出全体はまだ1.4%ばあのもんながやき。まだまだワシらあがやらにゃあならんこたぁ、山ほどあるっちゅうことながぜよ!
様々な報告やら発表、意見交換らあがなされ、17時半過ぎ、「2007年度・日本名門酒会・輸出メーカー協議会」は無事閉会したがやき。その後は、みんなあで懇親会。またまた会場を移して、約40社の蔵元と日本名門酒会本部の皆さんとで、お酒を酌み交わしもって、大いに語り合うたがぜよ。
確か、去年のこの会合で、「SAKE」が世界語になったっちゅうお話しを聞いたがやき。それが今年は、「SAKE」どころか、「JUNMAI!」「JUNMAIGINJO!」「DAIGINJO!」っちゅう声が、当たり前のように世界各地で使われだいたっちゅうがぜよ。いずれは世界の各地で、当たり前のように「TSUKASABOTAN!」っちゅう声も聞かれるようにするきにのう!皆さん、応援よろしゅうお願い申し上げますぜよ!
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