この会は、(株)久本酒店(http://www.hisamoto.co.jp)の佐藤哲也社長が発案者ながよ。簡単に言うたら、四国八十八ヶ所参りのお遍路さんみたいに、四国四県の酒蔵をレジャーとして巡ってもらえるような、楽しい仕掛けをしたいっちゅうことながぜよ。
佐藤社長の声かけで、今回集まったがは、「雪雀」(愛媛)「川鶴」(香川)「今小町」(徳島)「三好菊」(徳島)「司牡丹」(高知)の5蔵元。ホテルの和室の部屋に、この蔵元5名と佐藤社長が集まって、まずは会議ながよ。

前回の会議で残っちょった課題は、実際にお客さんに回ってみたいと思わせるような仕掛け、ゲーム感覚や宝探し感覚の楽しさをどう付加するかっちゅうところながやき。まずはその点についてが話し合われたがやけんど、いろいろな意見が出され、だいたい以下のような案にまとまったがぜよ。
●例えばブルゴーニュワインらあは、ワイン好きの日本人のお医者さんらあに「ワインの騎士」の称号を与えるらあてやりゆうがよ。ほんで、そんなお医者さんらあは、喜んで自腹でブルゴーニュまで行って、その称号を受けて、ブルゴーニュワインの宣伝マンになって帰国するがやき。
●人間の欲望で、最後まで残るがは名誉欲ながよ。「ワインの騎士」らあも、結局名誉欲をくすぐりゆうがやないか。
●今回の「四国八十八ヶ所・酒蔵巡礼」も、実際にお客さんに回ってみたいと思わせるにゃあ、最終的にゃあ、名誉欲をくすぐらにゃあイカンがやないか。酒蔵を何軒も回るような人は、地酒ファンやき、彼ら地酒ファンが名誉やと思えるようにせにゃあイカンがやないろうか。
●四国の酒蔵を八十八ヶ所も回るらあて、そりゃあスゴイことやき、そこまでやった人は、例えば「酒聖」とか「酒仙」とか「酒アジャリ」とか、何らかの名誉ある称号を与えて、四国の蔵元みんなあが、あらゆる面でVIP扱いするっちゅうがはどうか。おそらく八十八ヶ所巡り完遂者らあて、数年に1人ばあしか現れんろうき、全蔵にその人の写真やプロフィールを回して、来社されたらVIP待遇で迎えるがよ。
●四国の八十八の蔵元を巡礼完遂するらあて、おそらく1人出るがも数年後になるろう。滅多にないことやき、「遂に四国八十八蔵巡礼完遂者!初の「酒アジャリ」が誕生!」らあて、一般マスコミにも報道されるがやないか。
●八十八ヶ所回らにゃあ称号がもらえんらあて、目標がチクと遠すぎるき、例えば4蔵巡ったら「酒男爵」、どっか1県制覇したら「酒子爵」、2県制覇したら「酒伯爵」、3県制覇したら「酒公爵」、4県全県制覇で「酒侯爵」っちゅう爵位を与えて、「酒華族」に認定するっちゅうような段階制はどうか。
●高知は全18蔵。香川は全9蔵中6蔵。徳島は全33蔵中15〜20蔵。愛媛は全54蔵中44〜49蔵。これっぱあの蔵元の賛同を得りゃあ、四国八十八ヶ所酒蔵巡りが完成ながよ。これから各県の酒造組合にて、はかっていただきたいがやき。
●佐藤社長から「讃岐うどん巡礼八十八ヶ所」の地図が、参考に提出されたがよ。表が地図で裏面が各店のスタンプを押すようになっちゅうがやき。こんなイメージで、酒蔵八十八ヶ所の地図も作りゃあえいがぜよ。


まあ大体こんな案にまとまったがよ。その後は、「三好菊」さんから、四国清酒懇話会で出た四国の蔵元交流会の話し、佐藤社長からの「第1回『地カクテル』四国バトルロイヤル」の提案らあがあって、話題は尽きんがやき。こりゃあ、なかなか面白い展開になっていきそうながぜよ。
その後は、株式会社エス・ピー・シー(http://www.kk-spc.co.jp)の野中さんと川淵さんをお招きし、8人でいろいろな話しをしもって、宴会の開始ながよ。ちなみに野中さんは、「四国旅マガジンGajA(ガジャ)」の編集長さんながやき。



いろいろみんなあでご説明さいてもうて、なんとか今回の「四国八十八ヶ所・酒蔵巡礼」の企画に、「四国旅マガジンGajA」さんのご協力が得られそうな話しになったがぜよ。これでもうひとつの課題、告知するメディアや媒体はどうするかっちゅう点についても、なんとかなりそうながやき。まっこと、よろしゅうお願い申し上げますきに!


後は、みんなあの持参した日本酒を酌み交わしもって、お料理も食べもって話しも尽きんと、こぢゃんと盛り上がったがよ。さて次回、第3回「四国の酒蔵で遊ぼうの会」は、8月31日に高知にて開催する予定。次回もまた、こぢゃんと盛り上げるぜよ!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社