2007年07月10日

「土佐学協会」平成19年度第4回理事会と「土佐酒学研究会」ぜよ!

 昨日は、夕方17時半から大橋通りの「まちの駅」で、ワシが理事長を務めゆう「土佐学協会」(http://tosagaku.cocolog-nifty.com/report/)の平成19年度第4回理事会が開催されたがぜよ。ちなみに「土佐学協会」についての詳しゅうは、「4月18日」のワシのブログの「第1回土佐学大会」についてをご参照くださいや。2007.7.10理事会

 さて今回の理事会は、ワシも含めて7名での開催。当協会副会長の成田十次郎先生にもご参加いただけたがやき。まずは以下の通りの報告事項が確認されたがよ。

●前回理事会の議事録確認。

●当協会顧問の松崎淳子先生(高知女子大学名誉教授)より、「よい食生活をすすめるネットワーク」設立について。今後、連携していこう。

●7月14日(土)18時30分〜18時55分、FM高知(81.6MHz)にて放送の高知大学トーク番組「Change The 高知大学」において、当協会副理事長の坂本世津夫先生が、「土佐学について」をテーマに語る。

●高知大学の蕭紅燕先生が発刊されゆう「土佐地域文化」の最新号(10月発行予定)は土佐のお茶についての特集。蕭先生は、人脈や研究も素晴らしく、活動内容も当協会と重なる部分が多い。今後、連携していこう。

●会費納入状況について。

続いては審議事項。以下の通りの審議がなされたがよ。

●第4の研究会「地域文化デジタルアーカイブ研究会」について。高知歴史民俗資料館が当協会と、協定書を結びたいとのこと。内容を確認後、締結。

●今後、当協会じゃあ、議事録は元号で、その他は西暦でっちゅう具合に統一。

●高知大学公開講座「土佐学のすすめ」(〜たまるか!土佐がはみかえる〜)について。10月30日(火)〜11月27日(火)、毎週火曜日19時〜20時30分、高知大学朝倉キャンパスにて開催決定。

●「土佐学・秋の収穫祭」について。11月23日(金)に決定。

●今後、10年20年先に重みが違うてくるき、理事会についちゃあ、議事録は通算で「第○回」(19-4)っちゅう具合に記述する。

●「土佐学を満喫するツアー」づくり大コンペ大会について。「ツアー」やのうて「コース」に。県やコンベンション協会らあも似いたことをやりゆう。連携しては。長崎の街歩きの博覧会「さるく博」(http://www.sarukuhaku.com/)のホームページがようできちょって、こぢゃんと参考になる。

●近年、様々な「検定」がブーム。「土佐学検定」について、今後検討していく。次回理事会にて検討。

 さてその後は、19時をちくと回って、高知女子大学の学生会員さん2名と原さんと、当協会副会長の坂本正夫先生にもご参加いただき11名にて、ワシが座長を務めゆう「土佐酒学研究会」が開催されたがよ。2007.7.10土佐酒学研究会

 まずは学生会員さんの若葉屋さんより、「土佐の祭り」についての発表。80近くの高知県内各地の祭りと佐川町の5つの祭りについて、場所や開催日や内容らあを、3枚の資料に簡潔にまとめ、発表してくれたがやき。

 続いては、坂本正夫先生より、土佐の「おきゃく」(宴会)や「神祭(じんさい)」について、1時間ばあのミニ講演を実施していただいたがよ。内容についちゃあ、大体以下の通りやったがやき。

●まず、日本の酒たぁ、神様に供え、共に飲み、一体感を味わい、自分らあの無病息災と豊年万作を祈願するために造られたもんながよ。神祭りのために造られたもんやっちゅう認識が、まず必要。

●まずは神様にお酒や食事を供えて神事を行い、それらあを下げてきて、自分らあでいただくがよ。その際の飲み方にゃあ2つあるがやき。まずは直会(なおらい)。特徴は、お酒は冷や酒で、席次や作法が厳格ながよ。続いて一定の時間が経ちゃあ、饗宴へと変化するがやき。こちらの特徴は、お燗酒であり、席次や作法はゆるやかで、無礼講ながぜよ。

●全国47都道府県の中で高知だっけの特徴は、この「直会」から「饗宴」に入るまでの時間が、極端に短いっちゅうことながよ。

●今で言う、土佐の秋の「神祭」は、戦前の頃にゃあ旧暦やき、「冬神事(ふゆじんじ)」と呼ばれよったがやき。

●まず神社でのお祭りの部分で特徴的ながは、久礼八幡宮ながよ。神殿に供える神饌(しんせん)らあも、中世の頃の作り方を残いたもんで、一夜酒も残っちゅうがやと。また、須崎の浦の内の「鳴無(おとなし)神社」も、特徴的でえいがやと。

●神事が終わったら直会、饗宴があって、家に帰る。各人の家々にも酒や肴が用意しちゃあって、誰がどの家で飲んだち構わん。神祭の時にゃあ、高知に限らんと、全国どこやちこんな感じやったがやと。それが、自宅から公民館に、公民館からホテルにっちゅう具合に移り変わってきたがやき。

●家での宴席も、最初は直会の形式で始まって、後半は無礼講の饗宴ながよ。大体の家じゃあ、接待役・飲ませ役の亭主が、2人は構えられちょったがやと。

●村の有力者はみんなあ謡(うたい)ができて、宴席じゃあ必ず謡われたっちゅう地域もあったがやと。浄瑠璃の一節を順に言いあう「浄瑠璃拳」や「箸拳」らあも行われたりしたがやき。

●ちなみに昔は女性は穢れちゅうとされて、正式の祝宴の際にゃあ、料理は男性が担当したがやと。

●祝宴が終わりゃあ、翌日や翌々日も引き続いて行われたがよ。これを「残(ざん)」と言うがぜよ。

●皿鉢料理は、元々は似いたもんが全国にあって、土佐独特のもんやないがよ。たまたま土佐の風土や飲み方に合うたき、高知にだっけ残ったがやき。また、皿鉢が使えるがは上流階級の人で、一般の人は、木の「もろぶた」らあに入れて出しよったがやと。

●徳利や銚子の調査らあをしても面白い。また、県内各地の民具資料館らあに納められちゅう、酒器らあの民具をきっかけにして、各地の古老らあから話しを聞き出しても面白い。

 坂本正夫先生の豊富な知識から来る、多岐に渡るお話しは、まっこと興味深うて、こぢゃんと参考になったがよ。また、まだまだワシらあはフィールドワーク調査に行くにゃあ予備調査が必要やっちゅうことが分かったき、7月15日に予定されちょった調査は延期にさいてもうたがやき。

 花鶴さん


 その後は、坂本正夫先生を囲んで、ワシと水谷先生と原さんの4名で、いつもの「花鶴」(高知市本町3-2-45 TEL:088-872-3321)さんで、「直会」なしの「饗宴」ながよ。足るばあ土佐の「おきゃく」についてお聞きした後の「おきゃく」やき、そりゃあいつもに増して盛り上がった「饗宴」やったがぜよ。




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