「季刊・酒販店経営」（株式会社流通情報企画）に新連載を持たれ、ついに全国デビューされたきに、その話しを書かいてもらうぜよ。
まずは、増田先生のプロフィール。総合酒類商社で18年間、全国の酒販店を営業担当。専門知識があり、商品品質も抜群の得意先酒販店の業績がダウンしちゅう原因を、売り手と買い手の双方の目線のズレにあるっちゅうがに気付き、そこを修正。この結果、大型店らあに客足を奪われちょった倒産寸前の酒販店が、地域一番店に成長するらあて例が頻発。現在酒販ビジネスコンサルタントとして、素人の目線になるがをコンセプトに、九州を地盤に関西地方の酒販業を中心に指導。多くの酒販店がこの手法で業績を伸ばしゆうがぜよ。
例えば、増田先生の凄さの例をひっとつあげてもうか。増田先生のクライアントに、立地条件は最悪で、田んぼの真ん中にあるばあの、こぢゃんとヒドイ立地の九州の酒屋さんがあるがやき。しかもオープンしたばっかしやったもんやき、顧客リストもなかったがよ。それが増田先生の指導で、オープン数ヶ月後にゃあ、なんと顧客名簿が500人にまで増えちょって、リピート率は3割強やっちゅうがぜよ！
ここじゃあ、その増田先生の手法の全部をご紹介する訳にゃあイカンけんど、ひっとつ簡単にできる「お客様のアドレスを聞き出す魔法の言葉」をご紹介しちょこうか。来店したお客様から、住所や電話番号らあのアドレスを聞き出すがは、なかなか難しいもんながよ。普通は「住所と名前を書いてください」らあてお願いしたち、まず書いてくれんがやき。ほいたらどうすりゃあえいがか。実は魔法の言葉があるがやき。これを使やあ、初来店客やち、ほとんどのお客様が抵抗のう書いてくれるっちゅうがぜよ。その魔法の言葉とは・・・？
「何かえいことがあるかもしれんぜよ！」っちゅうて、記入用紙を手渡す・・・たったそれだっけながやと！ほいたら大抵のお客様が「えいことち、何ぜよ？」っちゅうて聞いてくるきに、「抽選でお酒が当たるキャンペーンをやりゆうがよ！」っちゅうて答えるがぜよ。ポイントは、お客様から「えいことち、何ぜよ？」っちゅうて聞かれることながよ。この魔法の言葉らあを駆使して、先の田んぼの真ん中の酒屋さんは、数ヶ月で顧客名簿500人を獲得したがぜよ！
ほいたら、先月発行されたばっかしの「季刊・酒販店経営」〈2007夏号〉から新連載の、増田先生の「酒販店・最強の！！『集客力』パワーアップ講座」を、ちっくとご紹介しちょこうか。
まず増田先生は、すべてのビジネスの出発点は「お客様づくり」であり、つまりは集客力が重要じゃっちゅうがよ。ほんで、集客力アップのための5つの基本を、今回の連載じゃあ紹介してくれちゅうがやき。
基本その1は、「お客を知る」。お客にゃあ実は次の5種類があるがよ。
�仝�込み客 ��既存客 �５挂乙� �じ把蟲� �タ�者客（ファン）
ほんでそれぞれがまったく別の生き物みたいに、違う動きをするっちゅうことをしっかり認識せにゃあイカンと。つまり、おんなじ手法で集客しちゃあイカンっちゅうこてながよ。
基本その2は、「独自化を図る」。独自化のことをUSP（ユニーク・セリング・プロポジション）っちゅうがよ。「ズバリ、おまさんの店はどんな店ぜよ？」っちゅう質問に対する答えが、USPながやき。その答えが「当店にゃあ他店にゃあない○○があります！」やったら、そりゃあ独自化やのうて差別化のレベルながよ。「当店は他店にゃあできん○○ができます！」っちゅう答えで初めて、独自化になるがやき。「あります」は「モノ」を売る店、「できます」は「コト」を売る店ながぜよ。
基本その3は、「USPを引き出す」。自分の店の魅力、USPを引き出す簡単な方法は、おまさんの店の固定客や信者客らあに、次の質問を聞いてみることながよ。
「足るばあ同業酒販店が存在しちゅう中で、なんでワシんくの店を選んでくれたがか？」
基本その4は、「伝え方を知る」。「伝えること」と「伝わること」は違うがよ。確実に伝わる伝え方を研究せにゃあ。まずは自分の店の存在を知らせるっちゅうことから始めようぜや。
基本その5は、「メッセージを放つ」。メッセージにゃあコツがあるがよ。そりゃあ、「目線を合わせたメッセージ」っちゅうことながよ。ひとつ事例をあげりゃあ、この画像のメッセージがそれながやき。
「あなたの知らない 珍しい酒 あります。」
増田先生が酒類商社の営業マン時代、「珍しいお酒とか、手に入るが？」っちゅうて聞かれることが多かったがやと。お客様が、よう使う言葉。それが「目線を合わせたメッセージ」になるがぜよ。
以上が、今回の連載第1回の内容を簡単にまとめたもんながよ。実際はもっと詳しゅう書かれちょって、さらに説得力をもって迫ってくるがやき。こりゃ酒屋やのうたち、こぢゃんと勉強になる内容やと思わんかよ？とにかく、これまでの酒の業界誌の内容の大半は、「モノ」の訴求や記事がほとんどながよ。ところが増田先生の連載は、それらあたぁ全く一線を画す、「コト」訴求、「お客様目線」の内容。こりゃあ酒の業界誌に、コペルニクス的転換を促すことになるかもしれんがぜよ！
実際、この連載記事の中にゃあ、「酒販ビジネスコンサルタント 増田健治」としか出てのうて、連絡先らあも一切書かれちゃあせんに、どうやって調べたがか、最近増田先生んくに問い合わせの電話やメールが殺到しゆうらしいがやき。・・・とにかく、増田先生！全国デビューおめでとうございますぜよ！これからのさらなる飛躍を、こぢゃんと期待しちょりますきに！
ちなみに増田先生は、酒販店の会員制組織「酒販ビジネス実践会」も主宰されよって、ワシもメーカーながらその会に入会しちゅうがよ。入会すりゃあ、情報紙「酒屋を元気にする！ダントツ酒屋のビジネスサポートレター」が毎月送られてきて、さらに「ダントツ酒屋の実践FAXレター」も3日に1回ばあ送られてくるがやき。これらあが、まっこと毎回目からウロコの内容で、即実践に結びつく内容ながぜよ。ほかにも、いろんなセミナーらあに優先的に参加できるとか、様々な特典もあるがやき。
「酒販ビジネス実践会」は、入会するためにゃあ条件があるき、酒屋さんや酒メーカーやったら誰でも入れるっちゅう訳やないけんど、興味がある方は、下記に増田先生のアドレスをコッソリ掲載しちょくきに、ご連絡してみてくださいや。
km.syuhan@jcom.home.ne.jp
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック！
司牡丹酒造株式会社
