今回は、発刊されたばっかしの「大切なことに気づく24の物語」(〜読むだけで人生がうまくいく「心のサプリ」〜)〈中山和義 著 フォレスト出版〉っちゅう書籍をご紹介するぜよ。
まず、この本の帯にゃあ、「本当にあった物語には、人生を変える力がある!」とか、「泣いた!感動した!人生が変わった!と感謝の声が届いています!」と書いちゃある通り、24の感動する実話ばっかしを集めちゅうがやき。中身の文章も間隔が空いちょって読みやすいし、わすか130ページばあしかない薄い本やきに、短時間で簡単にスッと読めてしまうがぜよ。・・・の、はずながやけんど、実際は途中で何度も目頭が熱うなって、ジ〜ンときて本を閉じてしまうもんやきに、意外と最後まで読むにゃあ時間がかかってしもうたがやき。
内容は、「自分を成長させてくれる物語」「夢や仕事に情熱を与えてくれる物語」「人生と人間関係を変えてくれる物語」「家族、友人の大切さを教えてくれる物語」の4つに分けられちょって、いろんなことで悩んだり落ち込んだりした時らあに、元気や勇気や希望を与えてくれそうな実話が満載ながよ。
中身の24の物語についちゃあ、ここじゃああえてご紹介せんきに、是非実際に書籍をお読みいただきたいがやき。ひっとつだっけ、後書きで紹介されちゅう、ある女性の体験談をご紹介しちょくぜよ。
その女性の旦那さんは、ある日突然体の不調を訴え、軽い気持ちで受けにいった検査で難病が発見されて、緊急入院したがやと。
「いったい夫はどうなるが?私らあ家族はどうなるが?当たり前にこのまんま続くと思うちょった毎日が、突然音をたてて止まった。自分のよう見慣れた世界から突然空気の薄い別の世界に、いきなりポツンと置かれたような心細さ、苦しさが襲うてきた。」と、彼女は書いちゅうがやき。さらに、それからの半年は「子供をだっこしちゅうふりをして、ホンマは自分が子供にしがみついちゅうことで、なんとか正気を保っちゅうような状態やった。」とも書いちゅうがぜよ。
そんな不安のカタマりみたいな日々が半年間続いて、なんとか旦那さんが退院。自宅療養の時期を過ごいて、ちびっとずつ普通の生活がおくれるようになったっちゅうがよ。
「以前は大嫌いやった、混んだスーパーでの日曜日の買い物に再び家族揃うて出かけれた日、車に戻る駐車場で排気ガスに巻かれもって、ありがたさに涙が出て止まらんかった。」
「運転ができんなっちょった夫が再びハンドルを握って長距離を運転した日は、後部座席に子供と座っておれる自分がありがとうて泣けた。」
そして、ついに旦那さんが復職するっちゅう日。朝起きて、スーツに着替え、会社に行く。当たり前やと思うちょった光景。旦那さんが出掛けたとたん、彼女は感謝の涙でいっぱいになって、その場にしゃがみこんでしもうたがやと。ほんで、次のような感動の文章で締めくくられちゅうがぜよ。
「人生で当たり前のことらあて、何ひっとつない。たとえば仕事に行けること。子供が無事に学校から帰ってくること。すべてが人生の一大事。当たり前らあて考えてしもうたら、もったいなさすぎて罰があたる。毎日、毎日が神さまからの贈り物。奇跡の繰り返しだ。」
「無くいてから『そういやあ、毎日贈り物が届きよったがや』っちゅうて気がつくらあてもったいない。自分がいったい毎日どれっぱあ贈り物を受け取りゆうか、ちゃんと分かっちょったら、それだっけで感謝の気持ちがあふれてくる。『当たり前』らあて、どこっちゃあにないがやから。」
大切なことに気づく24の物語 読むだけで人生がうまくいく「心のサプリ」
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