今回は、JALグループ機内誌「SKYWARD」9月号に、司牡丹の「土佐牡丹酒」(純米酒)が掲載されたきに、それについてご紹介しちょくぜよ。今月中にJALさんに乗られることがあったら、機内誌の96ページやき、是非ご覧くださいや。
元々は、高知県出身の直木賞作家・山本一力さんの時代小説「牡丹酒」(山本一力 著 講談社)が、昨年発刊されたことからが始まりながよ。この小説は、元禄時代のフィクションやけんど、「司牡丹」を江戸で売り出すっちゅうストーリーで、蔵元の息子役の「昭彦」っちゅう名前でワシも登場するがやき。そのストーリーの中にゃあ、土佐の珍味「福辰(ふくたつ)」の「酒盗(しゅとう)」(カツオの内蔵の塩辛)も登場して、司牡丹と「酒盗」を一緒にお江戸で売り出すっちゅう展開ながぜよ。
ほんじゃき、時代小説「牡丹酒」にちなんで新発売された「土佐牡丹酒」(純米酒)は、「酒盗」らあの珍味類と合わいたら抜群の相性を示す、飲み飽きせん「晩酌の定番酒」が商品コンセプトながよ。吟醸酒らあみたいな派手さはないけんど、飲むばあ料理の素材のおいしさをじっくりと引き出いてくれる、自然体の淡麗辛口酒ながやき。季節に合わいて、冷やいても、常温でも、ぬる燗でも、様々な温度で楽しめるがぜよ。
ほんで、今年の5月末から、羽田空港ターミナル内のJALショップ「BLUESKY」らあで、「土佐牡丹酒」と「福辰の酒盗」と小説「牡丹酒」が、一緒に販売されはじめたっちゅう訳ながよ。売れ行きはなかなか好調らしゅうて、1ヶ月で100本以上が売れゆうっちゅうことで、JALUX(http://www.jalux.com)さんの方々も、大悦びながぜよ。
さらに、山本一力さんの直筆サイン入りの「牡丹酒」と「土佐牡丹酒」と「福辰の酒盗」をセットにした特別商品が、9月15日から限定50セットのみ、羽田空港到着階アライバルショップにて販売されるがやき。この特別セットは、なくなり次第終了やき、9月15日あたりに羽田空港に行かれる方は、是非このチャンスにお買い求めくださいや!
そんな流れの中で、この度の機内誌「SKYWARD」9月号「空港に旨いものあり」のコーナーに、掲載されることになったっちゅう訳ながよ。その掲載写真の美しさはビックリするばあで、こぢゃんとシズル感にあふれちょって、さらに山本一力さんの推薦文も掲載されちょって、これまた見事な文章ながやき。以下にちっくと掲載しちょこうか。
「いうたち、いかんちや
おらんくの池にゃあ
潮吹くさかなが泳ぎよる」
土佐のこどもは、この歌に添い寝をしてもらいながら、すくすくと育ちます。太平洋を家の池に見立てる。その池には、潮吹くさかな(くじら)が泳いでいる、と。
こんなホラは、いかにふとい話が好きな土佐人といえども、しらふでは吹きにくい。
そんなわけで、美味い酒の登場であります。このたび、土佐の酒が主題の長編を上梓することがかないました。作者は根っからの土佐人ゆえ、話は図太い。なにしろ紀国屋文左衛門も老中柳沢吉保も、土佐酒好きの好漢として出てきますから。
酒を盗む美味さの「酒盗」を肴に、辛口の「牡丹酒」を味わいつつ、なにとぞ単行本のページをめくっていただけますように。伏してお願い申し上げます。
山本一力
ちなみに、同じ「SKYWARD」9月号に掲載されちゅう「ニッポン御当地ランチ食遊記・第29回」は、「高知県高知市」で、「鰹のたたき丼」。こちらもこぢゃんとおいしそうにご紹介されちゅうきに、是非合わいてご覧くださいや。
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社