先日、医療法人近森会・近森病院(http://www.chikamori.com/)さんハートセンターの、超一流心臓血管外科部長の入江博之先生から、イタリア料理と司牡丹のマッチングについてのご報告をいただいたがよ。
「昨夜はイタリアンに『緑の角』を合わせてもらいました。ブルゴーニュワインのグラン・クリュ用金魚鉢グラスを使用しました。香りも良く、女性達に大好評でした。フォアグラとパスタどちらにもマッチ、という技はワインでは無理でしょう。」
ちなみに「緑の角」たぁ、「司牡丹・酒槽(さかふね)搾り・純米大吟醸原酒」のこと。緑色の四角い瓶に入っちゅうき、入江先生はいっつもこう呼ばれるがよ。実は、入江先生はソムリエも舌を巻くばあのワイン通。そんな方からの「ワインでは無理」っちゅう「緑の角」へのお誉めの言葉は、まっことこぢゃんと嬉しいがぜよ。
さて、入江先生らあがそのマッチングを体験されたイタリアンのお店は、「La VILLA・VITIS avanzare」(高知市新本町2-3-17 LEGARE2F TEL:088-875-3337)。常連の入江先生が、こちらのお店のエグゼクティブ・ディレクターでソムリエの吉村泰紀さんに、「緑の角」に合うイタリアンをコースに入れてくれっちゅう宿題を出いちょったらしいがやき。吉村さんからのメールによりゃあ、「緑の角」に最初に合わせたフォアグラ料理は、画像の「ペリゴール産フォアグラとイチジクのソテー」。吉村さんいわく、「結構濃厚な料理です。日本酒の懐の深さを知ることのできる組み合わせです。」とのこと。続いて合わせたパスタは、「フランス産ジロール茸とシャラン鴨のパペッティーネ」とのことで、こちらもシッカリ味の濃いパスタに、「緑の角」はバッチリやったみたいながやき。とにかく、イタリアンに日本酒っちゅう組み合わせで、いつもに増して楽しむことができたっちゅうことやったがぜよ。
「緑の角」こと「司牡丹・酒槽搾り・純米大吟醸原酒」は、ようある香りばっかしフルーティで味わいは淡麗なタイプの「大吟醸酒」たぁ違うて、香りも華やかやけんど、味わいもシッカリした旨みが溶け込んだ「純米」の「原酒」やき、濃い味付けのイタリアンにも負けんかったっちゅうことながやろうのう。吉村さん、難しい宿題を、バッチリとマッチングさいていただき、まっことありがとうございました。また、入江先生、司牡丹の幅を広げてくれるような素敵なマッチング提案を、感謝感謝ながやき!
ところで、日本酒は国内じゃあ未だに長期低迷状態から抜け出してないけんど、海外じゃあ、相変わらずの絶好調ながよ。もちろん、世界中が和食ブームやき、ガンガン増えゆう和食店らあに日本酒が入るき伸びるっちゅうこともあるがやけんど、海外、特にニューヨークあたりじゃあ、一流のフランス料理店やイタリア料理店らあにも、日本酒が入っちゅうがやき。たとえばフレンチやったら、キャビア料理やオイスター料理らあは、日本酒の方がワインより合うっちゅうソムリエの方も多いがぜよ。また、あのソムリエ世界一の田崎真也さんも、チーズはワインより日本酒の方が合うっちゅうて言いゆうがやき。イタリアンやち、今回みたいにフォアグラとパスタの両方に合わせるとかっちゅう芸当は、日本酒にしかできんし、イタリアンにようあるいろんな前菜をチビッとずつ食べたりする場合らあやったら、1種類のワインじゃ不可能やけんど、日本酒やったら1種類で全ての前菜に合わせるっちゅうことが可能ながぜよ。
こんな具合に、日本酒はフレンチやちイタリアンやち、バッチリ合わせられる懐の広さを持っちょって、海外じゃあ実際日本酒を常備しちゅうお店も少のうないがよ。ところが、日本のフランス料理店やイタリア料理店で、日本酒を出してくれる店があるろうか。ほとんどないがが現実ながよ。ワインを出す和食店や寿司屋はナンボやちあるに・・・。是非皆さんも、入江先生みたいに、イタリア料理店やフランス料理店で、日本酒を出せ〜っちゅう提案を、ガンガンしちゃってくださいや!別に遠慮する必要はないがやき。そんな課題を出されたち、キチッとこなすががソムリエの仕事やき。ソムリエっちゅうんは、本来ワインだっけのプロやのうて、飲料全般と食のマッチングのプロであり、何よりお客様を楽しませるサービスのプロフェッショナルやきのう!
また、今回入江先生は、「緑の角」を「ブルゴーニュワインのグラン・クリュ用グラス」で楽しまれたようやけんど、実はお燗酒以外は、日本酒もワイングラスで味おうた方が、香りも味わいもグンと深みを増すがぜよ。別にフレンチやイタリアンらあに合わせるがやのうたち、和食や普通の家庭料理やち、日本酒をワイングラスに入れてやってみていただきたいがやき。まあ、やったことがない人は騙されたと思うていっぺんやってみてちや。普段飲みゆう日本酒が、香りも味わいも全く違う懐の深さを見せてくれ、目からウロコが落ちること請け合いながぜよ!特に吟醸酒らあの香りが華やかなタイプは、ワイングラスでやった方が圧倒的においしゅうなるがやき。
日本国内のイタリア料理店やフランス料理にも、当たり前のように日本酒が置かれ、ワイングラスで日本酒を楽しむっちゅうんが、別に珍しいことやのうなったら、きっと皆さんの人生は、もっともっと楽しゅう豊かになるはずぜよ!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社