「仕事が楽しみやったら人生は極楽ながよ！仕事が義務やったら人生は地獄ぜよ。」(ゴーリキー)
仕事は楽しいもんやないけんどそりゃあ義務やき、お給料らあをもらいゆう以上、ナンボ嫌でも一生懸命やるがが当たり前じゃっちゅう考え方があるろう。それもその通りかもしれんけんど、それじゃあ人生、ちっくと寂しゅうないかよ。
通常やったら、20歳前後から60歳前後まで、40年間ばあは仕事をするっちゅうことで、人生80年とすりゃあ半分は仕事をせにゃあイカンっちゅうことながよ。その人生の半分が義務で、ツライけんど我慢してやらにゃあイカンことやったら、ゴーリキーさんの言う通り、人生は地獄かもしれんがやき。
確かに、どんなに大好きな職業に就いたち、楽しい仕事ばっかしやないき、「仕事は楽しい！」らあて断言できる人は少ないかもしれんがよ。けんど、何らかの自分の心から達成したい夢や目標があって、それを達成するために必要なことやと思えりゃあ、どんなにツライ仕事やツマラン仕事やち、楽しみながらやることは可能ながやないろか。それができりゃあ、人生が極楽になるがやったら、そういう考え方ができるようになった方が、絶対に得やと思わんかよ？
漫画が原作で、管野美穂さん主演でテレビドラマも始まった「働きマン」の第一話に、こぢゃんと心に残る言葉があるがよ。生意気で要領のえい新入社員の男が、「仕事ばっかしの人生で終わりとうない」っちゅうて独白するがやき。その後、管野美穂さん扮する主人公は、次のような独白をするがぜよ。
「確かにその通りやと思う。けんど私は、死ぬ時にゃあ、『仕事したなあ〜！』と思うて死にたい。」
