「人間は、その答えやのうて、問いによって判断すべきぜよ。」(ヴォルテール)
何か質問されて、それに対して自分の意見や感想らあを答えるがは、実は簡単なことながよ。例えば会社の会議らあで、「この新しいやり方をどう思うか」っちゅうて質問すりゃあ、ナンボやち反対意見や批判や「できん理由」が出てくるがやき。既に質問があって、それに対して一見素晴らしい意見を述べる、無責任な批評家になるがは簡単なことながぜよ。
そうやのうて、自ら正しい「問いかけ」ができるかどうかが重要ながよ。何か解決せにゃあイカン問題があるとすりゃあ、いきなり答えを探そうとしたり、誰かの答えに意見を言うたり批判したりする前に、正しい「問いかけ」を考えてみるべきながぜよ。
例えば、「会社の売上が下がりゆう」っちゅう問題があるとする。誰かが「こうすりゃあ売上が上がる」っちゅうて、新しいやり方でひとつの答えを出す。それに対して、周囲から意見や批判が百出する。いつまで経っても結論が出ん。会議らあで、ようあるシーンながやき。
答えやのうて、その前提となる「問いかけ」から考えてみにゃあイカンがよ。「どうすりゃあ売上が上がるか」らあていう「問いかけ」は、答えが出ん質問ながやき。そうやのうて、「どうすりゃあお客様がまっと悦ぶか」とか「どうすりゃあお客様が『欲しい!』と思うか」っちゅうような、顧客視点の「問いかけ」を、まずは自ら考えてみにゃあイカンがぜよ。
自己中心的な考えで答えを出そうとするがやのうて、まずは相手の立場に立って「問いかけ」を考えてみる。そっから初めて、答えが導き出されてくるがやないろうかのう。