2007年10月31日

「土佐学協会」で佐川の茶花摘みぜよ!

 10月29日(月)は、ワシが理事長を務めゆう「土佐学協会」(http://tosagaku.cocolog-nifty.com/report/)の中の「土佐のお茶研究会」、佐川の花番茶プロジェクトで、茶園を訪ねて、茶摘みならぬ茶花摘みをしてきたがぜよ。ちなみに同プロジェクトで、これまで佐川の茶園を訪ねた内容についちゃあ、「10月11日」と「5月29日」のブログをご参照くださいや。茶園茶花











 さて今回は、「土佐のお茶研究会」代理座長の水谷先生とワシ、JAコスモス営農指導課の鮑(ほう)さんと佐川町産業振興課の和田さんの4人で、岡林製茶(高岡郡佐川町黒原1535 TEL:0889-22-9103)さんの茶園にて、朝10時過ぎばあから茶花摘みやったがやき。なんで茶摘みやのうて茶花摘みかっちゅうたら、今回ワシらあが摘んだ茶花と番茶を混ぜて、「花番茶」っちゅう土佐の新しい特産品候補のサンプルをつくるためながよ。茶花摘みの水谷先生

 既に作業をしてくださりよった和田さんに、ワシらあも加わり、花摘みのスタートながやき。花がいっぱい咲いちゅうくにゃあ、蜜蜂がうようよおって、ちくと気をつけにゃあイカンがよ。時々スズメ蜂らあまでおるき、なかなかスリリングな花摘みになったがぜよ。ひと花ひと花、手摘みしゆうワシらあの近くじゃあ、岡林さんが、ガンダムみたいな機械に乗って、番茶摘み。なかなか対照的で面白い構図やったがやき。岡林さん番茶摘みガンダム













 4人で1時間半ばあ花摘みをして、なんとか3キロばあの収穫。和田さんが指先を蜜蜂に刺されるっちゅう名誉の負傷もあって、12時ばあにゃあ花摘みは終了にしたがやき。和田さん、まっことありがとうございました。申し訳ございませんでしたぜよ。摘まれた茶花収穫!水谷先生と和田さん












 その後、午後から別件の仕事がある和田さんは帰られたがよ。ワシと水谷先生でJAコスモスの喫茶店で昼食を済ませ、鮑さんの車で岡林さんの茶工場へ。ワシらあが摘んだ愛らしい真っ白い茶花たちを、乾燥機にかけるがやき。広げられた茶花からは、ほのかにロウみたいな香りを含んだ、蜜の甘い香りが立ち上がって、なかなかえい感じながぜよ。
岡林さんの茶工場











 さあ、いよいよ乾燥機に点火。世界初の「花番茶」が、遂に誕生することになるがやき。その名誉ある温度管理は、鮑さんが担当。まず最初は、あんまり温度を上げたら焦げる可能性があるき、50℃ばあから開始したがよ。乾燥機にかける乾燥機にかける2点火!












 茶花を乾燥させゆう合間に、高知県第1号のお茶インストラクターの資格を持たれちゅう岡林さんの奥さんが、ワシらあのために玉露をいれてくれたがやき。まず1煎めは、低い温度で数滴の雫をいただくがよ。甘うて濃い味わいの、上品な玉露の風味が、口中いっぱいに膨らんで、何とも心地がえいがやき。玉露1煎め















2煎め3煎め






 2煎めは、もうちくと高い温度で、量も増やしていただくがよ。こりゃ茶道のお抹茶のような味わいやったがやき。その後は、甘いお茶菓子をいただいて、さらに温度を上げた3煎め。ほのかな甘みに、やわらかな渋みや心地えい苦みらあが加わり、これまたおいしいがぜよ。岡林さんの奥さん、素敵なお手前を、まっことありがとうございました。ごちそうさまでした!

 鮑さんが時々チェックをいれもって、ちびっとずつ温度を上げながら約2時間。いよいよ茶花が乾燥してきたがよ。乾燥機から、黄色うなった茶花たちを取り出し、番茶と混ぜるがやき。葉っぱがそのまんまの「平番茶」は丁度なかったき、茶葉を手でよった「柳」の方と混ぜ合わせたがぜよ。乾燥した花










 さて、いよいよ世界初の「花番茶」の試飲。まずは軽うに火で煎ったヤツを飲んでみたがよ。こりゃおいしかったけんど、煎った香りと味わいが、ちくと強過ぎるがやき。続いては煎らんといれてみたがよ。こりゃあ番茶の香味の中に、ほのかなハーブティーっぽい茶花の香味が漂う感じで、なかなかイケるやいか!茶花の色もキレイやし、こりゃ面白い特産品に化けるかもしれんがぜよ!花番茶!「花番茶」をいれる密封作業













パック詰め「花番茶」

 その後は、密封パック詰め作業。岡林さんの奥さんにもお手伝いいただいて、「花番茶」の試作品サンプルが、無事完成したがぜよ。こん時ゃあ既に17時を回っちょって、ほぼ1日がかりの「花番茶」づくりプロジェクトが、何とか終了したがやき。






 さて、この世界初の「花番茶」は、11月23日(金)開催の、第1回土佐学研究集会「秋の収穫祭」にて、ご参加者の皆様に振る舞われる予定やき、その幻の味わいをご堪能されたい方は、ぜひ奮ってご参加くださいや!

学びの秋!目からウロコの「土佐の食とお酒の相性実験会」を体験し、「土佐学」を楽しみながら学べ、参加費僅か千円!
 司牡丹社長の竹村昭彦が理事長を務める「土佐学協会」の、第1回土佐学研究集会「秋の収穫祭」の開催が決定!内容は、「土佐のこんなことが分かった!」等の研究報告会や、「土佐学を満喫する旅コース」コンペ大会授賞式、さらに目からウロコの「土佐の食とお酒の相性実験会」等、面白くてためになる、充実した内容が満載の収穫祭です!しかも参加費は僅か1,000円!これは参加しないと後悔するかも!今スグご予約を!

第1回土佐学研究集会「秋の収穫祭」
※詳細はhttp://tosagaku.cocolog-nifty.com/report/ の「ニュースレターNo5」参照。
●日時:平成19年11月23日(金)13時〜17時(相性実験会は16時頃〜17時頃まで)
●会場:高知城ホール(高知市丸の内2-1-10 TEL:088-822-2035)
●参加費:1,000円(「相性実験会」不参加の方は無料。)<懇親会別途17:30〜5,000円>
 ※ご参加ご希望の方は、必ず予約が必要です。懇親会参加の有無と合わせお申込を。
●お申込・お問合せ:司牡丹酒造(株)本越(もとごし)まで  高岡郡佐川町甲1299 
TEL:0889-22-1211 FAX:0889-22-4116 E-mail:ainet@tsukasabotan.co.jp







土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社

この記事へのトラックバックURL