2007年11月01日

「土佐酒道会」第109回研究会と第10回総会ぜよ!

 10月29日(月)の晩は、19時半から司牡丹高知支店4階にて、酒屋さんの勉強会の集まり、「土佐酒道会」やったがやき。ちなみにこれまでの会についてと詳しゅうは、ブログカテゴリー「土佐酒道会」をご参照くださいや。

 この会は、毎月開催されよって、今回は109回目の研究会と10回目の定時総会やったがよ。ほんでまずは研究会の利き酒タイム。以下の4種類のお酒を出いて、みんなあでブラインド(銘柄を隠して)で利き酒したがやき。2007.11.1利き酒

●土佐司牡丹(普通酒・糖類無添加)
●金凰司牡丹(本醸造酒)
●豊麗司牡丹(純米酒)
●司牡丹・生鮮酒〈秋〉ひやおろし(純米生詰酒)


 今回は、サスガに皆さん、全部同じ銘柄のお酒に感じるとか、味わいが全部似いちゅうとか、全部司牡丹やないかっちゅう意見が多かったがやき。

 利き酒終了後は、研究会の会員ディスカッション。「土佐酒道会」が主催しゆう年に1度の人気イベント「土佐流・立ち飲みワンダーランド」の反省会やったがよ。ちなみに第5回「土佐流・立ち飲みワンダーランド」は、10月6日(土)に開催されたばっかしで、詳しゅうは「10月9日」のブログをご覧くださいや。2007.11.1研究会

 まずはワシから、配布資料の説明。第5回「土佐流・立ち飲みワンダーランド」収支報告書、アンケート集計結果、出席者リストらあを、それぞれ説明さいてもうたがやき。アンケートからは、ご参加者の大半の方々が内容は平均点以上で、また参加したいと思うちゅうっちゅうことが読み取れたがよ。イベントとしちゃあ、大成功やったっちゅうことながぜよ。

 続いては、山崎会長が議長を務め、第10回定時総会の開催。まずは、平成18年10月1日から平成19年9月30日までの、「土佐酒道会」収支報告ながよ。内田さんの監査報告があり、無事承認されたがやき。ほんで、メンバー1人1人に、今後の会のあり方についての意見を述べていただいたがぜよ。

〈秋月〉会員メンバー全員の共通の方向性みたいなもんが見い出せんろうか。酒屋がドンドン消えていく時代、高知市内やったち、酒屋は10軒もありゃあ充分っちゅうばあになるがやないか。ほんじゃき、「土佐酒道会」として、共通の未来図みたいなもんを持っちょった方がようないろうか。

〈安岡〉酒道会のメンバーとの付き合いがありがたい。この会があったきこそ、知り合えたっちゅう魅力。そういうメリットを店づくりに今後も活かしていきたい。ほんで、この関係を大事にしていきたい。

〈古谷〉酒はワシらあにゃあ仕事やけんど、お客さんにとっちゃあ遊びの道具。ほんじゃき、いろんな酒の楽しさが見つかる「立ち飲みワンダーランド」がウケるがやろう。1つの案やけんど、今後は「立ち飲みワンダーランド」をグレードアップしていくがはどうか。会費3000円やと限界があるような気がするがやき。

〈小笠原〉酒道会の活動を、各店の売上にフィードバックさせようっちゅうんは無理やと思う。会の位置付けとしちゃあ、ゆるやかな情報交換の場っちゅうあたりか。「立ち飲みワンダーランド」は、例えばビールメーカーやワインメーカーらあにもブース出展してもうて、その会の参加費からしっかり利益を取っていく方向に行ってもえいかも。飲酒人口が減りゆうからこそ、酒の楽しさを伝えるっちゅう目的を持った「立ち飲みワンダーランド」は貴重な存在。

〈内田〉最近特に先が見えん感じで、自分がしたいことが分からんなった。酒屋は存在しちゅう意味があるがか。スーパーやコンビニらあで酒は充分間に合うし、お客さんのアルコール離れも顕著やし、そうなると、こちらのモチベーションは下がっていく一方。キレイに商品を並べちょくとか、もう、そういう最低限のことだっけやっていくだけでえいかな・・・という気持ち。「立ち飲みワンダーランド」は、こんなことやりゆう団体はないし、他にゃあない貴重な存在。こういうことをやっていかざったら、酒屋の存在価値はのうなっていく。ここに少し希望の光がある。アンケートの悦びの声の中にも、この会に初めて参加してお酒の楽しさに気づいたみたいなのがあったけんど、そういう人向けの仕掛けをもっとアチコチに散りばめて、しっかり目的を持ってやっていかにゃあ。酒道会としても、夢を語り合えるようになりたい。希望の光が見たい。

〈中村〉酒屋が7店集まって、こんな「立ち飲みワンダーランド」みたいなイベントをやりゆうところらあて、ホンマにない。これだっけでも続けていきたいと思う。今まではチクと行き当たりばったり的やったき、もうちょっとしっかり準備して、キチッとやっていきゃあ、まっとえいもんができる気がする。

〈秋月〉人間、自分のこたぁよう分からんけんど、他人のこたぁよう見える。「立ち飲みワンダーランド」も、お互いのブースについてを、もっと歯に衣着せんと意見を言い合うようにすりゃあえいと思う。

〈竹村〉「立ち飲みワンダーランド」も、もっとみんなあ早めにブースを準備して、お客さんの入場の前に、先に会員メンバーが各ブースを回れるようにするべきやろう。いっそこの「立ち飲みワンダーランド」を仕組みやマニュアル化して、全国の酒屋さんに売って儲けるっちゅう手もあるかも。「立ち飲みワンダーランド」のFC化とか。ほんで酒道会メンバーが、全国に指導に行くとか。

〈山崎〉まず、皆さんの意見を聞いて、あらためて実感したがやけんど、「土佐酒道会」は、まっこと貴重な会やなと。昔は酒屋さんの集まりは、それこそナンボやちあったけんど、今はもう全部のうなって、「土佐酒道会」ばあしか残ってない。秋月さんの言う「共通のテーマ」も、内田さんの言う「希望の光」も、会としてもう少し濃密になっていくべきっちゅうことやないろうか。例えば、利き酒ひとつ取り上げてみたち、今はそれぞれの感想を言いっばなしなだけやけんど、もっとみんなあでツッコミ合うて、議論を戦わせるとかがあってもえいがやないか。「立ち飲みワンダーランド」も、ラストに7店みんなあが壇上に上がって各店のアピールをするとかが必要やったような気がする。とにかく、「土佐酒道会」は、「立ち飲みワンダーランド」をブラッシュアップしていきながら、みんなあでやっていきゃあ、存在価値があるがかなと思う。いっそ、年に4回ばあ「立ち飲みワンダーランド」を開催するとか。チクと極端やけんど。


 総会終了後は、みんなあで懇親会ながよ。21時半をチクと回った頃、「居酒屋 左」(高知市与力町1-9(68番館1階) TEL:088-872-5050)へ。このお店は、最近この場所に引っ越して来たらしいがやけんど、まっこと隠れ家っちゅうか、立地がチクとイカカワシイあたりやき、知る人ぞ知るっちゅう名店ながやき。居酒屋 左船中八策とカツオ節の佃煮













おでん大根豆腐肉豆腐







「船中八策」を酌み交わしもって、おいしいお料理をいただいて語り合やあ、いよいよ盛り上がるがよ。「立ち飲みワンダーランド」も、「土佐酒道会」も、酒販業界も、日本酒蔵元にも、きっと未来にゃあ「希望の光」が輝いちゅうぜよ!



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司牡丹酒造株式会社

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