2007年11月18日

幸せの言の葉〈126〉

「心を込めて仕事をすりゃあ、おまさんは必ず成功するろう。なんでかゆうたら、そんな人はほとんどおらんきながぜよ。」(エルバート・ハバート)

この「言の葉」を、単なる精神論として受け取っちゃあイカンがよ。「心を込めて仕事をする」たぁ、相手の立場に立って、どれっぱあ考えることができたか、ほんでどれっぱあ実践できたかっちゅうことながぜよ。

お客さんの立場に立って、どれっぱあそのニーズやウォンツに応える商品やサービスを考えて、現場に展開することができるか。お客さん自身も知覚してないニーズやウォンツまで汲み取って展開できりゃあ、そりゃあ心が込もっちゅうと思うてもらえる、それが成功につながるっちゅうことながぜよ。

社内の仕事やち一緒ながよ。上司に仕事を頼まれたとすりゃあ、上司の立場に立ってどれっぱあ考えて、どれっぱあ実践できるかながよ。たとえ単純な仕事やったち、上司の期待を超える仕事をすりゃあ、必ず評価されるっちゅうもんながやき。

例えば、上司が不在中にかかってきた電話1本に対する対応やち、そのまんま連絡メモ1枚で済ますこともできるし、ちくと考えりゃあ、一工夫を加えることもできりゃあせんかよ。「昨日A社のB氏から○○っちゅう件でお電話がありました。本日3時までにお返事くださいっちゅうことでしたが、それにゃあこのCのデータとDの書類が必要やと思いましたきに、用意しちょきましたが、よろしかったでしょうか?」っちゅう具合に、ここまでやれる人が、果たしてどれっぱあおるろうか。ほとんどおらんがが現実やないろうかのう。ほいたらここまでできる人が、成功できんはずはないがぜよ。

みんなあが自分の仕事を目一杯抱えて忙しゅうて、人のことまで考える余裕がないきこそ、相手のことを考えて一手間かけることが、心が込もった仕事としてキラリと光るがよ。どんな仕事やち、やっつけ仕事で済ますこともできりゃあ、心を込めてすることもできる。それを決めるがは、自分自身ながぜよ。

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