2007年11月25日

幸せの言の葉〈128〉

「金にしか興味のない人間にゃあ、どっか病的なくがあるがよ。おんなじことが、利潤だっけを追い求める会社にも言えるやろう。」(リチャード・J・ハイエン)

企業は利潤を追求する存在やっちゅうがは、当然の話しながよ。けんど「利潤だっけ」を追求するようになってしもうたら、そりゃあ問題があるがぜよ。賞味期限の改ざんやら、産地表示の偽装やら、最近の企業の不祥事の多さを見よったら、利潤だっけを追求するあまり、どっか病的になってしもうちゅうがやないろうかのう。

お客様の「ワー嬉しい!ありがとう!」や「そうそう、こんなもんが欲しかったがよ!」っちゅう悦びのために、自社の商品やサービスを提供する。それによってお客様は幸せを手に入れて、お金を払う。そのお陰で企業は利潤を手にすることができる。「利潤」が先やないがやき。あくまで「お客様の幸せ」が先やっちゅうことながぜよ。

総需要マイナスの厳しい時代やき、どこの企業やちそりゃチッとでも利潤を上げとうて、利益至上主義になってしまいがちながやき。けんど、どんなに厳しい状況にあったち、絶対に「利潤」を先にしたらイカンがよ。「お客様の幸せ」が先にあるきこそ、企業は利潤を手に入れることを許されちゅう存在ながぜよ。それを忘れてしもうた企業が、賞味期限の改ざんやら、産地表示の偽装やらのいろんな不祥事を起こしてしまうがやないろかのう。


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この記事へのコメント
全く大賛成です! 竹村さんの誠実さが伝わってくる内容ですね。 世の中には多くの企業がありますが、竹村さんの様なお考えで企業を運営されている限り、司牡丹は大丈夫! 必ず司牡丹ファンがみんなで司牡丹を盛り立てるでしょう! またまた竹村さんが大好きになりました。 これからも司牡丹を飲みますね!!
Posted by ヨハネ at 2007年11月26日 11:46
ヨハネさん、コメントありがとうぜよ!
今回の「言の葉」でも、エラそうなこと書いちゅうけんど、自分と自社への戒めの意味で書いたみたいなもんながやき。
お誉めいただいて恐縮です。今後ともよろしゅうお願い申し上げますぜよ!
Posted by 竹村昭彦 at 2007年11月26日 14:26