「金にしか興味のない人間にゃあ、どっか病的なくがあるがよ。おんなじことが、利潤だっけを追い求める会社にも言えるやろう。」(リチャード・J・ハイエン)
企業は利潤を追求する存在やっちゅうがは、当然の話しながよ。けんど「利潤だっけ」を追求するようになってしもうたら、そりゃあ問題があるがぜよ。賞味期限の改ざんやら、産地表示の偽装やら、最近の企業の不祥事の多さを見よったら、利潤だっけを追求するあまり、どっか病的になってしもうちゅうがやないろうかのう。
お客様の「ワー嬉しい!ありがとう!」や「そうそう、こんなもんが欲しかったがよ!」っちゅう悦びのために、自社の商品やサービスを提供する。それによってお客様は幸せを手に入れて、お金を払う。そのお陰で企業は利潤を手にすることができる。「利潤」が先やないがやき。あくまで「お客様の幸せ」が先やっちゅうことながぜよ。
総需要マイナスの厳しい時代やき、どこの企業やちそりゃチッとでも利潤を上げとうて、利益至上主義になってしまいがちながやき。けんど、どんなに厳しい状況にあったち、絶対に「利潤」を先にしたらイカンがよ。「お客様の幸せ」が先にあるきこそ、企業は利潤を手に入れることを許されちゅう存在ながぜよ。それを忘れてしもうた企業が、賞味期限の改ざんやら、産地表示の偽装やらのいろんな不祥事を起こしてしまうがやないろかのう。