昨日の12月4日(火)、司牡丹酒造・竹村家の本家であり、司牡丹本社の2軒隣りにある竹村脩さんくのお住まいが、正式に国の重要文化財に指定されたがやき。高知県内の建造物が国の重要文化財に指定されるがは、今回で19例目。建造物の重要文化財は、全国で2327件になるがやと。
竹村家は、屋号を「黒金屋(くろがねや)」と称し、江戸時代初期から佐川の地で酒造りを生業としちょったがやき。その長い歴史の中で分家も生まれ、親類同士が軒を連ねて酒造業を営むことになるがよ。大正7年、黒金屋本家と分家の黒金屋出店(でみせ)らあが合併し、佐川醸造(株)を設立。初代社長に黒金屋本家の竹村貞次郎が就任するがやき。その後、昭和7年に司牡丹酒造(株)と社名変更し、黒金屋出店の竹村源十郎(ワシの曾祖父ぜよ)が社長に就任。以降は黒金屋出店の竹村家が代々社長業を務め、現在の司牡丹酒造(株)に至るっちゅう訳ながぜよ。尚、今回重文指定された「竹村家住宅」らあについての詳しゅうは、「11月6日」のブログをご参照くださいや。
ほんで、さらにおめでたいことが重なるがやき。そんな伝統の屋号を酒名とした「司牡丹大吟醸・黒金屋」が、スゴイ栄誉に輝いたがぜよ!元々このお酒は、通常市販されんと、各種鑑評会らあに出品するために仕込まれた、司牡丹最高ランクの大吟醸酒ながよ。この酒をもって、司牡丹は過去幾多の賞に輝いたがやき。それがこの度、全日本国際酒類振興会が主催する「2007年秋季全国酒類コンクール」において、大吟醸部門の第1位を獲得するっちゅう栄誉を手にしたがぜよ!画像は、その記念のタテと賞状ながよ。まさに、重要文化財指定と併せりゃあ、「黒金屋」はダブルの栄誉に輝いて、両手に花状態と言えるがやき!
こりゃあまっこと、こぢゃんとめでたいっちゅうことで、この度、記念の特別限定商品を発売することになったがやき。お酒はもちろん、全国酒類コンクール第1位に輝く「司牡丹大吟醸・黒金屋」。そこに、この度、国の重要文化財に指定された「黒金屋・竹村家住宅」の現当主・竹村脩さんの手作り、「黒金窯」の盃がセットになっちゅうがぜよ!
ちなみに、竹村脩さんは、昭和6年に佐川町に生まれたがやき。松山大学卒業後、四国銀行に就職し、昭和46年に退職。昭和48年、愛知県立窯業職業訓練校卒。昭和49年、名古屋工業技術試験所研究生修了。昭和50年、美濃・尾張の窯業地で修行。昭和51年、生地佐川町に「黒金窯」を築陶。志野・織部・黄瀬戸・瀬戸黒・美濃伊賀・・・。作品の9割は茶陶で、土は美濃土、釉は自作ながやと。個展を中心に活動されよって、東京の有名デパートらあでも、度々個展を開催されて、好評を博しゆうがやき。「茶陶〜歴史と現代作家101人〜」(監修:村井康彦・村山武 日本放送出版協会)にも高知県から選抜の2人として掲載されちょって、「品格の美」と絶賛されちゅうがよ。ほんで、今回セットになる盃は、重文指定記念に特別に焼かれた「粉引盃(こひきはい)」ながやき。1枚1枚手書きの夫婦鳥が盃の中に舞いよって、まさに「品格の美」を感じさいてくれるがぜよ。
国の重要文化財「黒金屋・竹村家住宅」に住まう当主手作りの「黒金窯」の盃に、全国酒類コンクール第1位を獲得した、屋号「黒金屋」を冠した大吟醸酒を注いで愉しむ至福・・・。これっぱあ縁起がようて贅沢なひとときは、滅多に堪能するこたぁできんがぜよ!
けんど、まっこと申し訳ないがやき。今回の記念のセット商品は、特別限定品なもんやき、先着500セットばあしかないがぜよ!ご希望の方は、今週末に司牡丹のホームページ(http://www.tsukasabotan.co.jp/)に掲載予定やき、そちらからご注文くださいや。
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司牡丹酒造株式会社