一昨日の12月9日(日)は、「日本の酒と食の文化を守る会」の平成19年忘年会が、目黒雅敘園(目黒区下目黒1-8-1 TEL:03-3491-4111 http://www.megurogajoen.co.jp/)で開催されたがぜよ。
毎年恒例の和室「鷲の間」に、15時過ぎばあからぼちぼちお客様が集まり始め、まずは16時から、第1部の三遊亭鳳楽師匠の古典落語鑑賞会。1部の司会者の藤倉さんが、鳳楽師匠のプロフィールをご紹介し、「携帯電話はマナーモードに!」っちゅうてお願いして、いよいよ出囃子とともに鳳凰楽師匠の入場。割れんばかりの拍手の中で、まずは枕の噺が始まって、会場は早速笑いの渦ながよ。ほいたら突然のアクシデント!なんと会場に携帯電話の着信音が鳴り響きだいたやいか!誰じゃっ!っとみんなあが音のする方に目を向けりゃあ、司会席に藤倉さんがあわてて携帯電話を取りに行きゆうやいか!会場は一気に爆笑!鳳楽師匠のケイタイを藤倉さんが預かっちょって、それが鳴りだいたみたいながやけんど、それにしたちまっこと大笑いながよ。またその後の鳳楽師匠の「ナマはこういうことが起こるから面白い」っちゅうツッコミで、さらに会場は大爆笑!完全に皆さん、笑いのスイッチが入ったえい状態で、いよいよ本題に突入ながよ。
今年の演目は、人情噺の「唐茄子屋」。とにかく、またまたこぢゃんと笑かいてもうて、かつジ〜ンと目頭がアツうなって、アッという間に約1時間が終了。見事な名人芸に、会場は割れんばかりの拍手喝采やったがぜよ。
その後は、大急ぎで会場を宴席にセッティングし直して、まずは参加蔵元32蔵の1分間スピーチご挨拶。この蔵元ご挨拶も、毎年恒例になっちょって、いつの間にやら蔵元も笑いを取らにゃあイカンなってしもうちゅうき、なかなか大変ながよ。さて、今回ご参加の蔵元は、以下の32蔵ぜよ。
男山(北海道)天寿(秋田)南部美人(岩手)出羽桜(山形)浦霞(宮城)奥の松(福島)人気一(福島)郷乃誉(茨城)神亀(埼玉)澤乃井(東京)八海山(新潟)北雪(新潟)舞姫(長野)真澄(長野)開運(静岡)満寿泉(富山)蓬莱泉(愛知)花美蔵(岐阜)元文(岐阜)玉乃光(京都)月の桂(京都)百楽門(奈良)小鼓(兵庫)御前酒(岡山)獺祭(山口)千代むすび(鳥取)李白(島根)雪雀(愛媛)司牡丹(高知)窓乃梅(佐賀)千代の園(熊本)西の関(大分)
「御前酒」の辻社長は「午前中(ごぜんしゅ)から飲んでる」、「李白」の田中社長は「二泊(りはく)三日でお越しください」、「西の関」の萱島常務は「そこ誰の席?西のせき!」っちゅう、もはや古典ともいえるネタを披露して、笑いを取ったがよ。ちなみにワシゃあ今回は、「日本人は日本酒が飲めんなる!?」っちゅうコワイ話しを披露さいてもうたがやき。
来年は北京オリンピック、そん次は上海万博と続いちょって、そのおかげで、今中国じゃあ和食店の出店ラッシュがスゴイがよ。ほんで日本酒の輸入量もこぢゃんと増えゆうがやき。ちなみに中国にゃあ、日本たぁ比較にならんばあケタ違いの大富豪が、ナント1億人もおるがやと!ほんで今、その中国の大富豪らあが、高級フランスワインらあをガンガン買うて、ガブ飲みしゆうっちゅうがやき。・・・間もなく彼らは、日本酒に気付くがよ。中国1億人の大富豪が日本酒のおいしさに気付いたとすりゃあ・・・。希少な大吟醸らあて、アッという間に買い占められて、日本人の手にゃあ、もはや入らんようになってしまうがぜよ!・・・けんど、心配いらんがよ。手に入らんなった時でも、入手できるようにする方法があるがやき。今、日本酒メーカーは、みんなあドン底に落ち込んで、苦境にあえぎゆうがよ。そういう時期に「ワシゃあ、おまんくの酒の大ファンじゃ!」っちゅうてアピールして、そこの蔵元のお酒を買うちゃる、飲んじゃることながぜよ。どんなに中国人に買い
占められたち、苦しい時から支えてくれたファンにゃあ、手に入らん訳はないっちゅうことながよ!皆さん、今のうちに好みの蔵元さんに、ドンドンとアピールしちょきましょうぜや!
ワシの話しも結構ウケて、蔵元みんなあのスピーチが終わったら、もはや19時ちょい前。続いては「日本の酒と食の文化を守る会」村田淳一会長のご挨拶。ほんで(株)ローソン新浪社長さんの乾杯のご発声で、200名の大宴会がスタートながよ。32銘柄の飲み切れんばあの銘酒の数々がズラリと並んで、目黒雅敘園自慢の和食フルコースも次々と。まあ見てちや、このおいしそうなメニューの数々を!
〈前菜〉
〈造り〉
〈焼肴〉
〈煮物〉
〈油物〉
〈ふくのチリポン酢〉
〈お食事〉
〈水菓子〉
皆さん、そりゃあ満面の笑顔で、飲んで食べて、語り合うて、満席の会場は大盛り上がりながよ。いよいよ盛り上がりが最高潮になった20時20分ばあからは、お待ちかねのお楽しみ抽選会。ご参加者の方々からの寄贈の品から各社のお酒まで、50人ばあの方々に何らかのもんが当たったがやないろうかのう。益々会場はヒートアップながぜよ。
21時ばあにゃあ、無事三本締めにてお開き。皆さんまっこと気持ちえいばあ爽やかな飲みっぷりで、サスガは紳士淑女の集まり「日本の酒と食の文化を守る会」ながよ。ご参加いただきました沢山の皆様、まっことありがとうございました。これからも日本酒をよろしゅうお願い申し上げますぜよ!
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司牡丹酒造株式会社