「世間は鏡や。覗きゃあ必ず自分の顔が映っちゅうがぜよ。」(ウィリアム・M・サッカレー)
周囲や世間が、自分に対して厳しいとか冷たいとか感じゆう人は、自分が周囲や世間に対して厳しかったり冷たかったりしゆうっちゅうことながよ。けんど、そういう人にかぎって、自分のこたぁなかなか気がつかんと、周囲や世間に対しての文句ばっかしが出てくるがやき。周囲や世間に文句を言いゆうヒマがあったら、自分を見つめ直してみにゃあイカンっちゅうことながぜよ。
部下が働かんがは、上司が嫌々働きゆうきながよ。奥さんがグチばっかり言うがは、旦那さんが文句ばっかり言いゆうきながよ。子供が反抗的ながは、日頃両親が反発し合いゆうきながよ。・・・まっこと、世間は鏡ながぜよ。こりゃこぢゃんと耳が痛いと思わんかよ?
「周りが悪人に見える人は、その人が一番の悪人じゃ」っちゅう言葉もあるがやき。どういて自分の周りにゃあ、こんな性格の悪い人、ズルイ人、ロクでもない人ばっかしながやろうと思いゆう人は、いっぺん自分の顔を鏡でジックリ見てみにゃあイカンがよ。そこにゃあ、周りの人とおんなじ悪人顔の自分が映っちゅうがぜよ。
最近自分の周囲が何かおかしいと思いだいたら、要注意ながよ。この「言の葉」を思い出いて、自分の顔を鏡でチェックしてみにゃあイカンがぜよ。