「大地は人間のもんやない。人間こそ大地のもんながぜよ。」(族長シアトル)
今回の「言の葉」は、1854年にネイティブ・アメリカンのドウワミン族長シアトルさんが、アメリカ大統領あてに書いた手紙の中の言葉ながぜよ。
近年、環境問題が深刻になって、ますますこの「言の葉」の意味が真に迫ってくるがやき。長いこと、人間は大地を征服したと勘違いしちょったがやないろうか。結局それは、天に向こうてツバを吐くみたいなもんで、自分らあが生きていく上で不可欠な大地を、自分らあの手で壊いてしまうような行為ばっかしやってきてしもうたがかもしれんがやき。
そうは言うたち、今さら原始時代みたいな暮らしはできんろう。ほいたら、もうちっと大地や自然に遠慮しもって、感謝しもって、文明生活をおくらにゃあイカンがやき。ほんで、族長シアトルさんの「大地は人間のもんやない。人間こそ大地のもんながぜよ。」っちゅう「言の葉」を常に心に抱いて、暮らしていきたいもんじゃのう。