2008年05月03日

幸せの言の葉〈165〉

「己に克つためにゃあ、心の安らかさを保つことながぜよ。」(新渡戸稲造)

英語で書かれて大ベストセラーになった名著、「武士道」の中の「言の葉」ながよ。

武士の時代、敵に勝つためやったら、剣の技を磨いたり、兵法らあを学んだりすりゃあえいがよ。けんど、己に克つためにゃあ、ナンボそんなもんを学んだちイカン。心の安らかさを保つことやっちゅうがぜよ。

こりゃあ現代やちおんなじながよ。ライバルに勝つためにゃあ、いろんなビジネススキルを身に付けたり、戦略論を学んだりすりゃあえいがよ。けんど、己に克つためにゃあ、ナンボそんなもんを学んだちイカン。心の安らかさを保つことやっちゅうことながぜよ。

「心の安らかさを保つ」っちゅうて言葉で言うがはしんよいことやし、日常の平穏無事な時に実践するがも、そう難しいことやないがやき。けんど、いざっちゅう時、突然のトラブルとか、前代未聞の大ピンチとか、こぢゃんとツラい時とか、腹が立ってたまらん時とか・・・そんな時やち、心の安らかさを保てるかどうかながよ。そういういざっちゅう時に心の安らかさを保つことができにゃあ、冷静な判断が下すことができんなるがやき。ほいたら、大事なところで道を誤ってしまうっちゅうことになってしもうたりするがよ。こりゃあ武士の時代やったら、まさにホンマの命取りになるっちゅうことながぜよ。

ほんなら、どうすりゃあいざっちゅう時やち心の安らかさを保つことができるがか。その答えが簡単に分かりゃあ苦労せんがぜよ。ただ、ひっとつだっけ参考に言えるとすりゃあ、自分の好きな「静かな大自然」の力を借りるっちゅう方法があるがよ。自分の記憶の中に画像として焼き付いちゅう「静かな大自然」。そりゃあ、風格ある樹齢何百年の大木かもしれんし、深い深い碧みを帯びた静かな湖かもしれんし、どっしりと微動だにせん山かもしれんがよ。いざっちゅう時、心が動揺して波立ってきたら、そんな「静かな大自然」の画像を明確に心の中に描いてみることながやき。数分間やち、そこに意識を集中さいてみりゃあ、次第に波立ちが鎮まってきて、心が安らいでくるがに気が付くがぜよ。ほんで、平常心になったと思うてから、どうするかの判断や決断を下さにゃあイカンがやき。

万能の方法っちゅう訳やないけんど、是非参考までに覚えちょってもうて損するこたぁないと思うぜよ。

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