一昨日の8月6日(水)は14時から、高知県酒造組合にて理事会やったがやき。竹村彰夫会長以下6名の理事メンバーと事務局の秋久さんが集まって、会議のスタートながよ。
今回の議題は、まずは平成19年度収支決算について、続いては平成20年度収支予算(案)についてが、高知県酒造組合と高知県酒造協同組合の2つに分けて議論されたがやき。ほんでその後は、賦課金徴収(案)についてが様々に議論され、ほぼ決定。今月末の定時総会に向けての準備が、無事に整うたがぜよ。
さて続いて昨日の8月7日(水)は、司牡丹社内の平成19酒造年度の「のみきり」やったがやき。こりゃあ、冬から春にかけて醸造したお酒の保存状態や品質をチェックするために、全てのお酒の貯蔵タンクのノミをきって(タンクの口を開けること)、ひとつひとつ夏場に利き酒するっちゅう、酒屋の伝統的な社内行事のひとつながよ。「ノミ」を「きる」き、「のみきり」ながぜよ。
今年は、タンク貯蔵の日本酒51本と、平成9酒造年度から本年までの10年古酒用の日本酒10本、瓶貯蔵の日本酒19種類で、日本酒合計80本やったがよ。加えて焼酎が36本と柚子リキュールが6本もあるがやき。これらあを、会長とワシ、醸造部長と杜氏、常務や営業のもんらあと、みんなあで利き酒して1つ1つチェックしたがぜよ。
現時点での今年の司牡丹の特徴は、全体に例年よりかちくとスッキリした感じながよ。透明感が増したっちゅう感じがピッタリくるろうか。原酒のまんまの利き酒やに、アルコールの強さもあんまり感じんきに、一層飲みやすうなるがやないろかのう。特にワシが気に入ったがは、超辛口の特別純米酒タイプ。透明感が素晴らしゅうて、キレの良さがグンと際立つがやき。こりゃあワシのイチ押しながぜよ。
まあとにかく、朝っぱらからこれっぱあの数のお酒を利き酒すりゃあ、飲まんと吐き出しゆうたぁゆうたち、ちくと酔っぱらうがやき。特に、アルコール度数の高い焼酎と柚子リキュールを40本ばあ利き酒すりゃあ、唇がちくと麻酔をかけられたみたいにマヒしてくるがよ。ナンボ利き酒は慣れちゅうゆうたち、やっぱしアルコールの高いがは、なかなか大変ながぜよ。
ともあれ、今年の「のみきり」時点の司牡丹はどのお酒も、熟成が進み過ぎたり、劣化しはじめたりしちゅうお酒らあて全然のうて、全体にこぢゃんとレベルが高かったがやき。とにかく今年の司牡丹は、例年以上にどれを飲んだちハズレがないき、皆さんも是非安心してお召し上がりくださいや!