「一分間さえ休む暇のないときばあ、ワシにとって幸せなこたぁないがぜよ。」(ファーブル)
「ファーブル昆虫記」で有名な、ファーブルさんの言の葉ながよ。昆虫の行動研究の先駆者といわれる彼の観察方法は、生物学界にこぢゃんと影響を与えたがやき。
ワシらあは、よう忙しい忙しいっちゅうて愚痴をこぼすけんど、自分のホンマにやりたいことや目標や夢があって、それを達成するために必要な仕事をしゆうがやったら、実はその忙しい時間こそ一番幸せな時間やないかっちゅうて、ファーブルさんは言いゆうがぜよ。ほんじゃき、愚痴を言う暇があったら、その忙しいっちゅうことの幸せを、まっと噛み締めなさいやっちゅうて、ワシらあに教えてくれゆうがやき。
ファーブルさんは、自分の大好きな昆虫研究のためやったら、何時間やち何日やち何ヵ月やち、一見単調でツマラン仕事に、嬉々として取り組んだがよ。そりゃあ彼が、そんな時間こそが一番幸せな時なんやっちゅうことに気がついちょったっちゅうことながぜよ。
結局、人間にとっての幸せたぁ、如何に自分のホンマにやりたいことや目標や夢を見つけるかっちゅうことながよ。さらに、その達成のために必要なことやったら、どんなにツマランことやち、そりゃあ一歩でも目標や夢に近づくことやき、実はこぢゃんと幸せなことなんやと、気がつかにゃあイカンっちゅうことながやき。
その二つに気づくことができりゃあ、一分間さえ休む暇がないばあ忙しいときっちゅうんは、まさに自分の人生の至福の時間になるっちゅうことながぜよ。