2008年09月14日

幸せの言の葉〈208〉

「いまこの一秒の集積が一日となり、その一日の積み重ねが一週間、一ヶ月、一年となって、気がつきゃあ、あれっぱあ高うて、手の届かんように見えた山頂に立っちょった、ちゅうががワシらあの人生のありようながぜよ。」(稲盛和夫)

今回は、京セラ創業者の稲盛氏の言の葉ながよ。彼は、「世のため人のために役立つことこそが、人間の最高の行為である」っちゅう信念のもと、常に仕事を続けてきたっちゅうがやき。世のため人のために役立つと分かりゃあ、あとは目標に向こうて努力するだっけ。稲盛氏の「経営十二ヶ条」にも、「誰っちゃあに負けん努力をする」っちゅう一条があるがぜよ。

言葉で言うがは簡単やけんど、この「誰っちゃあに負けん努力」をし続けるっちゅうがが、なかなか難しいがやき。いつまで経ったち、なかなか目標に到達できいで、道半ばで諦めてしもうたり投げ出してしもうたり、しとうなるもんながよ。

けんど考えてみりゃあ、どれっぱあ優秀な登山家やち、スッと富士山やエベレストの頂上にたどり着ける訳やないがやき。誰やち、一歩一歩ずつしか、頂上に近づくこたぁできんがよ。どれっぱあ歩みが遅うたち、毎日一歩ずつでも進み続けよりゃあ、いつかは絶対に頂上に到達することができるっちゅうことながぜよ。

結局大事ながは、いまこの一秒、一分、一時間、一日ながよ。あとはそれを大事にし続けて、たとえ一歩ずつやち常に進み続けるっちゅうことながぜよ。

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