

「司牡丹・土佐宇宙酒」を販売してくださりゆう、全国の酒販店や料飲店の皆さん!是非POPやメニューらあに、『「朝ズバ」でみのもんたさんが飲んで、「天にも昇る気持ち!」と言ったのは、この酒です!』っちゅう具合に書いてもうぜや!もしかしたらこの一言で、売上が倍増するかもしれんぜよ!
続いては、明日10月3日(金)のRKC高知放送、18時16分〜19時のローカルニュース番組

実はこの番組、スタジオ部分は生やけんど、ワシが出演する部分は録画で、既に一昨日の9月30日(火)に取材を終えちゅうがやき。この日の13時に高知放送のスタッフの方々が、佐川の司牡丹酒造まで来られ、2時間ばあ取材されるっちゅう予定で、結局4時間ばあかかってしもうたがよ。放送はせいぜい10分ばあやに、まっことテレビ番組制作っちゅうんも、なかなか大変なもんながぜよ。
「高知の日本酒はなんで辛口ながか?」っちゅう答えと、詳しい内容についちゃあ是非明日の放送をご覧いただきたいがやけんど(県外の方は観れんきスマンけんど。)、ここじゃあその取材時の一部をご紹介しちょきますぜよ。
日本酒の甘辛は、「日本酒度」で表されるがやけんど、こりゃあ簡単にゆうたら比重ながよ。甘い日本酒っちゅうんは糖分が多い酒っちゅう意味やけんど、辛い日本酒っちゅうんは辛い味や成分がある訳やのうて、「糖分が少ない酒」っちゅう意味ながやき。糖分が多い酒、すなわち「甘口」は当然比重が重い液体になり、糖分が少ない酒、すなわち「辛口」は比重が軽い液体になるがよ。この比重を±(プラスマイナス)の数値で表わし、甘口になりゃあなるばあ−(マイナス)の数字が増え、辛口になりゃあなるばあプラスの数字が増えるっちゅうことながぜよ。


ちなみに誤解せんとってほしいがは、糖分が多いじゃ少ないじゃゆうたち、別に日本酒の中に砂糖を加えたりする訳やないがやき。もちろん安い日本酒にゃあ原料表示に「糖類」っちゅうて書いちゃある通り、水アメらあが添加される場合もあるけんど、司牡丹じゃあそんな酒は造ってないきにのう。
お酒を造るっちゅうことは、糖分を酵母っちゅう微生物が食べて、アルコールと炭酸ガスに変えるっちゅうことで、これを発酵っちゅうがよ。例としちゃあワインが簡単。原料はブドウで、こりゃあもともと糖分を持っちゅうき、ブドウを潰して液体にして、壺かなんかに入れて置いちょきゃあ、酵母が入ってその液体の中の糖分を食べてアルコールと炭酸ガスに変えるがよ。ボコボコと泡が出てくりゃあ、液体の中にアルコールが生成されゆう、つまり酒になりゆうっちゅうことながぜよ。
ほいたら日本酒はっちゅうたら、原料は米ながよ。米の成分に糖分はないがやき。もともとの主要成分はデンプンながよ。ご飯を飲み込まんと噛み続けよったら、だんだん甘うなってくるがをご存じやろう。こりゃあ人間の唾液に糖化酵素っちゅうんがあって、デンプンを糖に変える働きをするがやき。この甘うなったもんを壺かなんかに吐き出いて置いちょきゃあ、酵母が入って糖分を食べて酒になる。これを「口噛みの酒」っちゅうて、日本酒の発祥はこうゆうもんやっつろうと言われゆうがやき。もちろん今は、唾液らあ使わんと、麹菌っちゅうカビの一種を使うがよ。麹が出す糖化酵素によって米のデンプンを糖に変え、その糖を酵母が食べてアルコールと炭酸ガスに変える。これが日本酒の発酵の仕組みながぜよ。
ほんで、そうやって出来た日本酒の甘辛は、日本酒度計で計ることができるがよ。まず原始的な日本酒度計は、ご覧の通り、試験管に入れて計るがやき。甘口は比重が重いき酒度計が浮く、辛口は比重が軽いき酒度計が沈むっちゅう訳ながよ。けんど、こりゃあご覧の通り目盛りがこぢゃんと小さいき、テレビカメラにゃあ映らんっちゅうことで、本番の撮影にゃあ「清酒メーター」っちゅう機械の日本酒度計を使うたがやき。これやったら、ピピッとデジタル数値を表示してくれるき、テレビ的にゃあ分かりやすいがぜよ。


とにかく、4時間ばあかかった撮影を10分ばあに縮めちゅうがやき、どれっぱあの内容かはよう分からんけんど、是非高知県内在住の皆さんは、明日の晩のニュース

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司牡丹酒造株式会社