2008年10月15日

永田農法「山田錦」稲刈り体験と交流会ぜよ!

 10月12日(日)は、日本名門酒会(http://www.meimonshu.jp/)と土佐学協会(http://tosagaku.cocolog-nifty.com/report/)のコラボレーション企画として、四万十町(旧窪川町)にて永田農法「山田錦」の稲刈り体験と交流会やったがぜよ。

 このイベントは、日本名門酒会としちゃあ、四国地区加盟店のオリジナル活動の第2弾であり、土佐学協会にとっちゃあ、土佐酒学研究会の本年度のテーマである「土佐酒を俯瞰的に捉える活動」の第2弾ながやき。つまり、米作りから酒造り、商品企画、製品化、流通、販売、楽しむ会にいたるまで、1年かけて体験し、新しい銘柄まで発売してしまおうっちゅう、ワクワクするような内容ながよ。ここまで日本酒を徹底して俯瞰的に捉えた活動は、おそらく全国初の試みやないろうかのう。またちなみに、前回の第1弾の田植えについちゃあ、「6月11日」のブログをご覧くださいや。

 さて、まずは朝9時半にみんなあがJR窪川駅前に集合。車で来られる方、JRで来られる方、次々に集まられ、遅刻の連絡があった方以外は皆さん集合。各車に分乗して、稲刈り場所まで移動したがやき。酒米の王者「山田錦」が見事に実った田んぼの前に、日本名門酒会本部から1名、日本名門酒会愛媛支部の松山酒販さんから4名、高知支部の旭食品さん12名、愛媛県の加盟店さん9名、香川県の加盟店さん1名、高知県の加盟店さんやそのお取引先様やお客様が20名、土佐学協会から6名、司牡丹から8名の、総勢61名が集まっちゅう姿は、まっこと壮観やったがぜよ。山田錦の田んぼ






 まずはワシから皆さんにご挨拶。続いて日本名門酒会本部の岩本さん、高知支部の矢野さん、愛媛支部の戸田社長さんにご挨拶いただき、ほんで、窪川永田農法実践会の佐々木さんのご挨拶。農家の皆さんのご紹介があったがよ。高知新聞に好評連載中の鳩おやじさんもおられて、高知県内の方々からは感嘆の声が漏れよったがやき。続いては佐々木さんから稲の刈り方の説明があり、いよいよみんなあで稲刈りの開始ながぜよ。山田錦の稲穂稲刈りメンバー集合佐々木さんご挨拶













農家の皆さん稲刈り方法説明

 約2反の田んぼにズラリと60名が並んで稲刈りしゆう姿はまっこと見事で、こぢゃんと美しい光景ながよ。初めて稲刈りされる方や子供の時以来やっちゅう方もおられ、皆さん最初は鎌で怪我せんようにおっかなびっくりやったがが、しばらくすりゃあ慣れてきて、こぢゃんと楽しそうに稲刈りされよったがぜよ。鎌はまだよう使わんけんど、田んぼの中でカマキリやバッタやカエルやトカゲを捕まえて遊びゆう子供さんらあもおられ、なんかジーンとくるような、えい感じながよ。やっぱし田植えや稲刈りっちゅうんは、日本人の遺伝子の中に染み付いちゅうなんかがあるがやないろうかのう。土佐学協会の理事メンバーの柿内先生も、子供の時以来やっちゅう稲刈りに夢中になって取り組まれ、まっこと嬉しそうな笑顔やったがやき。稲刈り風景稲刈り風景2稲刈り風景3












稲刈り風景4稲穂の束稲穂の束2












柿内先生稲刈り稲穂を持つ柿内先生











 刈り取った稲穂は、みんなあでコンバインにかける作業もあるがよ。これがなかなか大変で、サスガに2反全部は手刈りようせんき、半分以上はコンバインで刈り取りながやき。このコンバインでの刈り取り作業も、お子さんらあが交代で運転さいてもうて、皆さん大悦びやったがぜよ。コンバインに稲穂をかけるコンバインに乗る子供












 12時ばあにゃあ、無事2反の稲刈りが終了。皆さんこぢゃんと気持ちよさそうな清々しい笑顔で作業を終えられ、再び車に分乗して、今度は東又ビオトープっちゅう公園の公民館に移動して、酒名検討会の開始ながよ。公民館で酒名検討会

 最初はあんまり意見が出ざあったけんど、後半になりゃあ次から次へと面白い酒名の案が出され、中身のお酒についての酒質タイプらあもほぼ集約されてきて、黒板は皆さんの意見や酒名案で、ビッシリになったがやき。他の蔵元さんに商標登録を取られたらイカンき、ここじゃあご紹介できんがが、まっこと残念ながぜよ。

 続いては皆さんお待ちかねの、東又ビオトープの公園での大バーベキュー交流会。こちらの場所は、ふるさと再生事業の一環として、地域の方々が手作りで造りあげた公園ながよ。池や東屋や噴水や水車らあもあって、まっことこぢゃんと緑豊かで心地えい場所ながやき。ここに、窪川永田農法実践会の農家の皆さんや奥さんらあが、腕によりをかけてバーベキューを準備してくださっちょって、まっこと感謝感激ながぜよ!2008.10.15交流会風景2008.10.15交流会風景2


 とにかく、農家の皆さんや奥さんらあも加えりゃあ、総勢80名近い人数での大交流会やき、こりゃ当然大盛り上がりながよ!皆さん稲刈りの達成感と心地えい疲れに、司牡丹のお酒が心に沁みて、満面の笑顔でお酒を酌み交わし合うて、まっこと大盛況やったがやき。ちなみにお酒は当然、窪川永田農法実践会の皆さんが育てた酒米を使うたお酒、「永田農法〈窪川〉山田錦・司牡丹」(純米吟醸原酒)と「司牡丹・米から育てた純米酒」(純米酒)と「山廃純米かまわぬ」(山廃仕込み純米酒)らあがズラリやき、なおのこと盛り上がるっちゅうもんながぜよ。来年の春にゃあ、この日みんなあで刈り取ったお米で仕込まれたお酒が、しかもみんなあで検討した酒質タイプで、みんなあで案を出し合うた酒名で製品化され、こんなふうに味わえるかと思うたら、まっこと嬉しゅうて楽しみで、ワクワクしてくるがぜよ。

 山盛りのサラダ、古代米のおにぎり、窪川ポークの豚汁、そしてメインの窪川ポークの炭火焼きバーベキューらあは、とにかくウマイこと、ウマイこと!しかも、窪川ポークの育て主の佐竹さんの息子さんの説明によりゃあ、肉質が最上級の豚をこの日のために丸ごと1頭さばいたとのこと!まっことこりゃ美味しいはずながよ。感謝感謝ながやき!窪川豚炭火焼き佐竹さん息子さん豚肉解説








 皆さんが連れて来られたお子さんや農家の方々のお子さんらあは、お腹いっぱいになったら、ビオトープの公園で元気に走り回って大はしゃぎの大悦び。大人らあは昼間っからこぢゃんと飲んで飲んで、15時ばあにゃあ無事お開きとなったがやき。締めくくりは、松山酒販の方々が松山のお祭りの締めやっちゅうて、みんなあで集まって威勢よう体をぶつけ合うっちゅう締めをやって、男連中はみんなあで参加したがよ。なんやよう分からんけんど、なかなか盛り上がったがやき。ビオトープで遊ぶ子供達締めの盛り上がり







 朝早うから各地からお集まりいただきました日本名門酒会の皆様と土佐学協会の皆様、まっことご参加ありがとうございました。また、大勢で稲刈りの準備と交流会の準備をしていただきました窪川永田農法実践会の皆様と奥様方にゃあ、心から感謝申し上げますぜよ。ありがとうございました。









土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社

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