2008年12月02日

佐川に虹がかかったぜよ!

 11月28日(金)は、朝8時ちょい前ばあから15分間ばあ、司牡丹のある町佐川町に、こぢゃんと美しい虹がかかったがぜよ。これっぱあハッキリした美しゅうて大きい虹を見たがは、まっこと久しぶりで、ちくと感動して思わず見とれてしもうたがやき。JRからの虹

 JR西佐川駅のちょい前ばあに見つけて、佐川駅で降りてちくと歩いたあたりまで、結構長い時間ハッキリと見ることができたがよ。ちょうどこん時の天気が、雨があがる寸前でお天気雨みたいな天候やったき、これっぱあちゃんとした虹が見えたがやろう。ケイタイのカメラでバシャバシャ写真を撮ったがやけんど、あんまりキレイに写らんかったがは、ちくと残念やったがやき。佐川駅からの虹

 それにしたち、虹っちゅうんは、まっこと不思議な自然現象やと思わんかよ?本来無色透明で、人間の目にゃあ見えんはずの太陽の光が、雨粒のプリズムを通りゃあ、なんと七色に分かれて、しかも天に架けられた橋みたいな形になるっちゅうがやき。ワシらあみたいな文系人間にゃあ、何と考えたち不思議で不思議で、しゃあないがぜよ。

 そういやあ、確か漫画「夏子の酒」に出てきた表現やなかっつろうか。透明な太陽の光が、本来は七色の光でできちゅうように、透明な日本酒も、様々な色をした味わいで構成されちゅうっちゅうがよ。この表現にゃあ、まっことナルホドやったがやき。赤い色から紫色までの波長の違う光が重なりゃあ、その光は透明になるように、日本酒も、甘味、酸味、苦味、渋味、旨味らあの様々な味わいが溶け合うて、透明な液体の日本酒になる・・・。そう考えりゃあ、透明な日本酒の中に、様々な味わいの色が見えてきそうなき、面白いがぜよ。

 ところで虹の色は、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の七色とされちゅうけんど、実は国や民族や時代によって、虹の色数も様々らしいがやき。六色の国もありゃあ、五色の国、明暗の二色しかないっちゅう国もあるらしいがよ。元々日本やち五色やった時代もありゃあ、六色やった時代もあるようながやき。かのニュートンさんが虹の基本色を七色と表現したきに、科学的にゃあ七色が基本になったみたいながぜよ。

 確かによう見てみりゃあ、虹の色は七色にハッキリ分かれちゅう訳やのうて、赤がいつの間にか橙に、橙がいつの間にか黄に・・・っちゅう感じで、いつの間にか紫になっちゅうがよ。自分がもし生まれて初めて虹を見たとすりゃあ、いったいこれを何色と表現するがやろうかのう。

 また、そう考えりゃあ、おんなじもんを見たち、人によって全く感じ方が違うっちゅうことやち、当然やと思えてくるがやき。虹の色やち違うて見えるがやも、モノの見方が人によって違うがは、そりゃ当然ながぜよ。




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司牡丹酒造株式会社

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