昨日の12月3日(水)は、まずは10時から高知県酒造組合の会議室にて、高知県酒造組合理事会が開催されたがぜよ。
7名の理事・監事メンバーと事務局の秋久さん、国税局の酒類調査官さんらあ2名の出席ながよ。まずは高知県酒造組合の竹村彰夫(高知酒造社長)理事長さんの進行にて、宿毛酒造の新規免許取得についてや、三原村のドブロク特区についての話しらあがあって、ちくとみんなあで意見交換したがやき。
続いては、しばらく結論が出んと保留されちょった、平成20年度収支予算(案)並びに賦課金徴収(案)についてながよ。理事メンバーのみんなあから様々な意見が出され、延々2時間以上意見交換が成され、何とか一応は決着。今月25日に総会を開催することも決まり、そこに提案する素案も、何とか固まったがぜよ。
その後、ちくと当面の諸問題らあを話し合うて、13時過ぎになってしもうたき、みんなあで急いで昼食に。再び高知県酒造組合会議室に戻り、14時からは20名ばあの酒造組合メンバーが集まって、平成20年度酒造講話会の開催ながよ。
まずは高知県酒造組合竹村理事長さんの開会のご挨拶。続いては高知県工業技術センターの上東部長さんから、平成20酒造年度の使用酵母選択、各酵母の発酵特性らあについてのお話があったがやき。上東さんが開発した、いわゆる高知酵母は、小仕込み試験らあを経てさらに進化を続けよって、またまたいくつかの新酵母が生まれつつあるようで、まっこと楽しみながぜよ。
続いては同じく高知県工業技術センターの加藤さんから、第53回全国酒造技術指導機関合同会議の報告があったがよ。各指導機関の研究実績の発表について、原料米の作柄状況についてらあが報告されたがやき。引き続き「醸友会シンポジウム」の報告。伊勢丹本店のバイヤーさんや海外での酒の小売りに関わる講師の方々の講演があったようながよ。特に伊勢丹のバイヤーさんからは、まっと「本場・本物・本格」をキーワードにすること、ターゲットを明確にすること、新しさにチャレンジすること、業界のイメージアップに努めることらあの提案があったっちゅうことやったがぜよ。
続いては、高松国税局の酒税課団体企業係長さんと酒税課長さんから、記帳義務等及び表示義務についてのお話があったがよ。近年酒税法の改正やらがあった関係で、このへんについての酒造業者の不備がまだまだ散見されるっちゅうことで、いま一度徹底さいてほしいっちゅうことで資料が手渡され、詳しい解説をしていただいたがやき。
ここで既に15時半過ぎで、ちくと5分ばあの休憩をはさんで、続いては高松国税局主任鑑定官さんから、酒類製造上の留意事項らあについてのお話があったがよ。まずは、平成18、19酒造年度清酒製造概況について。お次は平成20年度全国市販酒類調査結果について。続いては平成20酒造年度清酒製造状況等の調査のお願いについて。さらに平成20年四国清酒鑑評会出品酒製造条件及び製造管理数値集計結果についてのお話があり、また酒造用原料米の分析結果及び米質の傾向についてのお話があったがやき。今年の米質としちゃあ、いまんところ昨年みたいに硬い米質っちゅう心配はないようで、粕歩合が昨年よりか低うて、キレイで味も出ちょって、香りも良好やっちゅうことやったがぜよ。
引き続いては高松国税局の鑑定管室長さんから、本年度の酒造りにあたってのお話。まずは平成20酒造年度の技術指導について。お次は平成21年四国清酒鑑評会開催要領(案)。続いては四国清酒鑑評会における評価方法及び評価基準並びに優等賞の授与基準(案)についてやったがよ。平成21年の四国清酒鑑評会からは、吟醸酒部門と純米酒部門に分けられて、それぞれの部門で優等賞を授与することになったようながやき。ほんで純米酒部門の方は、料理との相性も評価基準にあって、今回は白カビタイプのチーズを課題対象とするようながよ。こりゃなかなか面白い鑑評会になりそうで、楽しみながやき。その後も、いろいろと鑑定管室長さんからのお話があり、17時半ばあに平成20年酒造講話会は無事終了したがぜよ。
結局この日は、酒造組合の理事会が3時間ちょい、酒造講話会が3時間半っちゅう内容やって、久々に学生みたいな1日に、さすがにちくと疲れたがやき。けんど、業界外の一般読者の皆さんにゃあちくと分かりづろうて申し訳なかったけんど、ワシにとっちゃあ何かとこぢゃんと勉強になった1日やったがぜよ。
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