今回の講演は、ワシが理事長を務めさいてもらいゆう「土佐学協会」(http://tosagaku.cocolog-nifty.com/report/)の理事メンバーでもある高知女子大学文化学部教授の清原先生からの依頼で、お引き受けすることになったがやき。どうも清原先生は、ワシがしょっちゅういろんなイベントを開催しまくりよって、大抵それなりに成功さいてきちゅうき、ワシに白羽の矢をたてたがやろう。ほんじゃき、今回の演題はワシがつけたがやないき、ワシの講演としちゃあ久々の初公開の新ネタながやけんど、あらためてまとめてみりゃあ、我ながらなかなか凄い内容になったと、ちくと自惚れてしまうばあながよ！ほんじゃき、何かイベントを考え中で、それを成功させたいと考えちゅう方々にゃあ、かなり参考になると思うきに、是非以下をご覧くださいや！
さて今回の講演会場は、高知県民体育館隣りの高知市青年センター(アスパルこうち)で、13時半から15名ばあの方々のご参加にて開催されたがよ。ちなみに「こうちづくりは人づくり」講座〈2008〉は、「青少年の育成や若者への支援、また活力ある地域づくりを図るため、各分野で活躍されゆう個人や団体らあの実際に触れ、今後のリーダー活動につなげる機会づくりとする。」っちゅう趣旨で開催されよって、対象は「高知市に在住または、通勤・通学する年齢18歳以上で、青年グループや地域青少年団体らあに所属されちゅうか、地域活動に興味のある方」となっちゅうもんやき、未成年の方がおったらお酒の会の事例ばっかしやきちくと困るよと思いよったがやけんど、ご参加者の顔ぶれを見りゃあ、そんな心配は必要なさそう(失礼！)で、ホッとしたがやき。さてほいたら、ワシの講演の内容を、ザッと以下にご紹介しますぜよ。
「成功するイベントの秘訣」
〈1〉対象者が参加したいと思えるネタに仕上げる！
●参考書「アイデアのつくり方」(ジェームズ・W・ヤング著 今井茂雄訳)・・・薄いきスッと読めるけんど、半世紀以上も世界中の広告マンのバイブルとして愛読され続けゆう名著ながよ。
●アイデアの製造工程(同書)・・・こりゃあ簡単に見えるかもしれんけんど、実際自分がアイデアを考える時らあに、確かにこの順番でアイデア出しをしゆうと気付いてビックリしたがやき。世のアイデアマンと呼ばれゆう人は、実はただこれをやりゆうだっけのことながぜよ。
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��いったん対象から離れ、他のことをする。
�ぅ▲ぅ妊△�降臨する。
●「アイデアたぁ、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何もんでもない。」・・・同書のヤング氏の言葉ながよ。一般的にアイデアたぁ、0から1を生み出すみたいに思われちゅうけんど、そうやないっちゅうことながよ。X＋Y＝Zっちゅうことやき、XとYの組み合わせのバリエーションを足るばあ持っちょって、それらあをパパッと組み合わせて面白いもんを作れる人が、アイデアマンと言われゆうだっけのことやき、誰やち訓練さえ積みゃあ、アイデアマンになれるっちゅうことながぜよ。
〈2〉対象者に手紙(DM等)を書く！
●DM、ビラ、チラシ、広告、メール、電話、集客方法は何じゃちえいけんど、ポイントは4つ。
●集客案内のポイント・・・実際にこれまでにワシが書いた手紙(DM)の事例をご覧いただきもって、詳しゅう説明さいてもうたがやき。
�‖仂歇垳朕佑房蟷罎鮟颪�つもりで。
�∈能蕕凌�行、5秒で伝わるように。
�８堕蝓�絞り込みらあで緊急性が伝わるように。
�た修傾�み方法は簡単に。
〈3〉マスコミ等に報道用資料を送る！
●報道されやすい内容
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�ゴ萃イ蠅罎�弱者
��初と一番
�Д丱�げた内容
●PRやのうて、記者になったつもりで書く・・・実際にこれまでにワシが書いて取材された報道用資料の事例をご覧いただきもって、詳しゅう説明さいてもうたがやき。
〈4〉イベント中はみんなあでミッキーマウスになる！
●役割分担、進行打ち合わせらあをしっかりやるがは当たり前。ポイントは当日の現場。
●現場は予定通りにゃあ進行せんがよ。ほいたら、その場、その時、その人が即判断！
●判断基準は、参加者が「来て良かった！」「また来たい！」と思うかどうか。
●「全員がディズニーランドのミッキーマウスになれ！」・・・2003年3月、司牡丹の創業400年イベントを開催直前、ワシが社員全員に伝えた言葉ながよ。なんと4000名ものご来場者が来られたもんやき、1人1人の現場の社員が、この1日ディズニーランドのミッキーマウスになったつもりで、何かあったらその場で自分で判断せえっちゅうことながぜよ。
〈5〉アンケートをいただく！
●アンケートは一石三鳥！抽選プレゼントらあで「買収」すりゃあ回収率大幅アップ！・・・実際にこれまでにワシが使うたアンケートの事例をご覧いただきもって、詳しゅう説明さいてもうたがやき。
●アンケートのメリット
�‖仂歇圓離▲疋譽垢魍容世任�る。
��悦びの声を獲得できる。
��次回のバージョンアップにつながる。
〈6〉参加者リストを作成し定期的に接触する！
●参加者リストこそ打出の小槌！この人らあと定期的に接触し、絆をつくっちょく。
●接触方法は、ニュースレター、情報紙、メルマガ、ハガキ等、何でもえいけんど、ポイントは対象者個人に手紙を書くつもりで。内容はその人が欲しがるネタ。・・・司牡丹の隔月刊の情報紙「土佐発オトナノ御馳走」(通称オトゴチ)を事例として紹介、回覧。
●理想は月1回程度。最低やち隔月で接触したい。次回の集客につながる。
〈7〉前回参加者がガッカリせんように内容を進化させる！
●再度「アイデアのつくり方」や、アンケート結果や反省点らあを参考に、ちびっとやち内容を進化さいて、次回のイベントを準備する。
●ポイントは、前回の参加者がガッカリせんように。
〈締め括りに〉
「決意が固まるまでは、ためらいがあり、思うように動けいで、常に後退の可能性があるがよ。ワシらあは、ある基本的な真実を知っちょくべきであり、それを知らんこたぁ、どんなに素晴らしいアイディアや計画をも殺すことにつながりかねんがやき。『人が決意を固めた瞬間、すべてがその人のために動きだす』 ---これがその真実ながよ。まるで決意から、その人を助ける出来事が大きな川となって流れ出てくるかのようでさえあるがやき。それがなけりゃあ発生しえんかったであろうさまざまなこと---誰もが夢想だにせんかった出来事や出会い、さらにゃあ物質的支援さえも---が、その人を助けるべく次々と発生しはじめるがぜよ。」(ウィリアム・H・マリー)
スコットランド人の登山家ウィリアム・H・マリーさんが「The Scottish Himalayan Expedition」の中で書いちゅう言葉ながよ。どれっぱあえいアイデアやち、実行されんかったら意味ないがやき。実行するにゃあ、あれが足りん、これがない言いゆうヒマがありゃあ、まずは実行するっちゅう断固たる決意が必要ながぜよ。
こうして、ワシの「成功するイベントの秘訣」講演は、無事終了したがやき。もちろん、ワシの講演でもお話した通り、皆さんからアンケートもいただいたがよ。ほとんどの方から、沢山の悦びの声をいただけたがやき。まっこと、ありがとうございましたぜよ。・・・ほいたら、その悦びの声の中からほんの一部をご紹介して、今回のブログを終了しましょうかのう。
「イベントの開き方と運営の心がまえのキメ細かな心配りを教えていただきました。日頃からスイッチオンにして、アンテナをはってないと新しい発想は生まれないですね！」
「イベントの秘訣という内容でしたが、日々の仕事にも生かせるような気付きがたくさんあり、参考になりました。」
「普段何気なく参加しているイベントや、よく目にするDMやアンケートなどの裏側には、色々な工夫やちょっとしたコツがあることを知りました。今後から違った見方ができそうです。」
「『対象者個人に宛てて手紙を書く』というポイントは、不特定多数ではなく、自分だけに来たという気持ちの高揚につながると思った。それがイベントの成功につながっていくのだと感じました。お客様を悦ばせるという意味での考え方が、すごく勉強になりました。」
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司牡丹酒造株式会社
