昨日は、ちくと福山市に行く用事があって、久々に「酒のマエダ」(広島県福山市元町7-6(宮通り) TEL:084-923-1719)さんを訪ねさいてもうたがやき。前田さんは、「日本名門酒会」(http://www.meimonshu.jp/)の熱心な加盟店やき、もちろん司牡丹をキチッと伝道しもってご販売くださりゆうし、さらにワシも入会しちゅう「酒販ビジネス実践会」(http://syuhan-business.com/)でバッチリ学ばれゆうきに、まっことこぢゃんと頼もしい同士みたいなもんながぜよ。
ちなみに「酒販ビジネス実践会」たぁ、増田健治先生が主宰されゆう、日本で唯一、最高の、酒販業者専門の少予算収益増大実践塾ながやき。増田先生は、何千っちゅうばあの成功事例をお持ちながやけんど、久々にうかごうた「酒のマエダ」さんは、それこそ店頭から店内から全てが、実践事例、成功事例のカタマリみたいになっちょって、まっこと感動もんやったがぜよ。
まずはお店に入る前から、スゴイがよ!店頭の入口の上にゃあ、こぢゃんと派手で目立つデッカイ絵が掲げられちゅうがやき。その絵をじっくり見りゃあ、宝船やら、恵比寿様やら大黒様やら、打出の小槌やら米俵やら、大判小判やら鯛やら・・・さらに「商売繁盛」「大願成就」「千客万来」「笑門来福」「家内安全」「五穀豊穣」らあの文字まで散りばめられちょって、まっことこれっぱあ縁起が良さそうな絵は、初めて見たがぜよ。
さらに入口は、なんとこれまた目立つ真っ赤な鳥居になっちゅうがやき。ほんでその両側のウィンドウは、中の飾り付けの美しさはもちろん、前田さんの「思い」をつづったメッセージがガラス面にプリントされちゅうがよ。
「神代より 人に与えられし 宝の美酒
心温め 情を深め
気を養い 気を癒す
和を繋ぎ 和を広げ
古今の万を 和に納める
あぁ 酒との時間は
人生の醍醐味」
店に入りゃあ、まずパッと目に飛び込んでくるがは、これまた真っ赤な「売約済」のお札の嵐!岡山の「嘉美心」さんの冬季限定商品「冬の月」の予約受注者のもんながよ。何と今年の注文は、1500本ばあになるっちゅうがやき!単品の季節商品を単独店で、しかも飲食店はあんまりのうて、そのほとんどが個人客相手やっちゅうがやきスゴイがぜよ!
レジの後ろを見りゃあ、入口上のこぢゃんと縁起良さそうな絵の原画が飾られ、さらにその絵をプリントしたオリジナルの熨斗まで用意されちゅうっちゅう徹底ぶり!こりゃあ確かに、こちらのお店でお酒を買うたら、こぢゃんと福を招きそうな気がしてくるがぜよ。
お客様が次々と来店され、対応されもってのご多忙の中、前田さんからいろいろとお話を聴かいてもうたがやき。まず鳥居の意味。実はお店のすぐ近所にゃあ、福山神社があり、お店の前の通りは宮通りっちゅう名前で、通りにゃあ真っ赤な鳥居があるがよ。ほんじゃき、立春の日にこぢゃんと縁起のえい「立春朝搾り」(詳しゅうは「2月5日」のブログ参照)を販売する際、入口にこの鳥居を模したデザインを飾ってみたところ、こぢゃんと話題になったもんやき、そのまんまにしたっちゅうがやき。
そっからは、これやっちゅうことで、縁起のえい絵やメッセージらあを増やしていき、こういう店になったっちゅうがよ。しかし、簡単なようで、ここまで徹底するがはなかなかできることやないきに、サスガは前田さんながぜよ。
「冬の月」のセールストークやち、ご自分で熨斗に筆書きで、「米の旨味を凝縮した芳醇な味わいと、銀光に輝いた月からしたたり落ちた絹のようなお酒」と書かれたりと、とにかくその実践力はハンパやないがやき。他にもいろいろお話をうかごうたがやけんど、何ちゅうたち、明るうて前向きな行動力にゃあ、恐れ入るしかないがぜよ。
ほんで、前田さんは「酒屋ほど素晴らしい仕事はない!」っちゅうて、満面の笑顔で言い切られるがやき。何でかゆうたら、「これが美味しかった、あれが美味しかったと、とにかく美味しい、美味しいと、お客様から悦びの声がいただける。ほんじゃき私らあは、また美味しいお酒を探してお客様に伝える。周りは「美味しい」だらけ!こんな素晴らしい仕事はない!」っちゅうことながぜよ。
まっこと前田さんと話しよったら、日本酒の長期低迷やら、リーマンショックやら、どこ吹く風ながよ。ワシもこぢゃんと元気をいただいたがやき。12月のお忙しい時期にお邪魔して、申し訳ございませんでした。ありがとうございました。心から感謝申し上げます。そして、今後とも司牡丹をよろしゅうお願い申し上げますぜよ!
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司牡丹酒造株式会社