本日は平成20年12月30日。司牡丹本年ラストの出社日で、明日はいよいよ大晦日ながやき。ウチの事務所前にも立派な門松が飾られ、年末気分を盛り上げてくれちゅうがよ。
けんど、こうして改めてよう見てみりゃあ、門松っちゅうんはなかなか縁起が良さそうでえいもんじゃのう。せっかくやき、左右両方の門松と、ちくと遠うて見えにくいかもしれんけんど、両方1枚の画像も掲載しちょきますきに。また、縁起がえいついでに、司牡丹の今年の「酒林」(さかばやし)の画像も掲載しちょきますぜよ。
ちなみに「酒林」っちゅうんは、杉の葉で作られた酒屋のシンボルながよ。司牡丹じゃあ、毎年11月中旬ばあの初搾りの頃に、新しいがを自分くで作って吊るすがやき。これっぱあデッカイ「酒林」を作って今でも毎年吊るしゆう蔵元は、全国的にも珍しゅうなってしもうたことと、「酒林」が「栄える」につながるきこぢゃんと縁起がえいっちゅうことで、この「酒林」の下で記念撮影する方々が、結構いらっしゃるがぜよ。また、ケータイのマチウケ画面にもえいのう!実はワシのケータイのマチウケは、今日からこのこぢゃんと縁起がえい「酒林」の画像に変わっちゅうがぜよ。みんなあ、ワシとお揃いにせんかよ〜!ほんでマチウケを見せ合うて、「さかばやし〜〜っ!!」っちゅう合言葉を叫ぶっちゅうんを来年流行らせろうぜや!えいかよ。皆さん、「さかばやし〜〜っ!!」ぜよ!こぢゃんと縁起がえい年になりそうな感じがするろうがよ。よっしゃ!ワシに向こうてコレをやってくれた方にゃあ、その場で何かヒミツのプレゼントを差し上げますぜよ!
・・・さて、話は突然マジメになるがやけんど、もうちくとで暮れる平成20年を振り返ってみりゃあ、何ちゅうたち9月のリーマン・ショックと、それに続く世界規模の経済環境の悪化に尽きるっちゅう感じながやき。とにかく不況に関するニュースが連日続いて、世の中全体が混迷の中で年が暮れゆうっちゅう感じながよ。あらゆる経済指標が全国最下位レベルといわれゆう高知県にいたっちゃあ、まっことどっこも悲惨な状態ながやき。・・・けんど、こんなムードの中やきこそ、「どれっぱあ経済が悪化したち消費がのうなるこたぁない」っちゅう言葉を、肝に銘じちょきたいがぜよ。
先日12月15日(「12月17日」のブログ参照。)に高知に来られちょった小阪裕司先生(http://www.kosakayuji.com/)は、消費にゃあ常に2種類あるっちゅうておっしゃるがよ。1つは「生活必需消費」。たとえば電気・水道・ガスらあの消費がなくなるこたぁないがやき。ほんでもう1つが「心を豊かにする消費」ながよ。現代の生活者は、自分の心を満たしたいっちゅう強い欲求を持っちゅうき、この消費も完全にのうなるこたぁないがぜよ。
けんど当然不況下においちゃあ、2つの消費とも絞られはするがよ。そこで考えにゃあならんがは、「絞られたち残る、選ばれる存在」になるっちゅうことながやき。生活者の選択の眼は、不況下じゃあ一層鋭う、厳しゅうなっていくがよ。つまり、「選ばれるくは、より選ばれ続け、選ばれんくは、より捨てられ続ける」っちゅう集中現象が一層進むっちゅうことながやき。小阪先生が主宰されゆう「ワクワク系マーケティング実践会」に入っちゅう企業やお店が、この不況下でかえって売上を伸ばしゆうくが多いっちゅうんは、まさに「選ばれる存在」になっちゅうっちゅうことながよ。「不況はチャンス」っちゅう言葉は、そういう意味ながやろうのう。
ワシらあの日本酒は嗜好品やき、お客様にとっちゃあ「生活必需消費」やのうて、「心を豊かにする消費」ながよ。ほいたら、「日本酒を使うて、いかにお客様の心を豊かにするか」を考えて考えて、実践して実践して、「絞られたち残る、選ばれる存在」にならにゃあイカンがぜよ!
平成21年の新年が間もなく始まるけんど、まだまだ不況は深刻化するろうし、人口減少もドンドン加速化していくろうき、環境は一層厳しさを増していくがやき。衰退産業やと言われゆう日本酒の蔵元は、これまでの15年ばあで3000社が1500社ばあに激減したがやけんど、そんな厳しい環境の中で、あと4〜5年でさらに半分になるとまで言われゆうがよ。・・・けんど、ほんじゃきこそ、お客様の心の豊かさに貢献して「絞られたち残る、選ばれる存在」になれりゃあ、未来は決して暗うない!と確信しちゅうがぜよ!
残りあとわずかの今年も、そして来年も、そんな司牡丹を何とぞ応援よろしゅうお願い申し上げますぜよ!
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司牡丹酒造株式会社